
お風呂の追いだきをしようとしたら、なぜかお湯が温まらない。リモコンを見たら見慣れないエラーコードが表示されていた…。そんな経験をされているさんも、きっと多いのではないでしょうか。
「ポンプが壊れているのかな?」「修理に出したらいくらかかるんだろう?」と、あれこれ不安になってしまいますよね。
この記事では、ノーリツ給湯器のポンプ故障について、表示されるエラーコードの意味から、自分でできる確認方法、修理費用の目安まで、一緒に整理していきます。読み終えるころには、次に何をすればいいかがきっとスッキリ見えてくるはずですよ。
ノーリツ給湯器のポンプ故障は、まずエラーコードで状況を確認しよう

結論からお伝えすると、「ポンプが壊れているかも」と感じたら、まずリモコンに表示されているエラーコードを確認することが、一番の近道です。
ノーリツ公式も、エラー表示や機種によって原因・確認事項が異なるため、まずエラーコードと製品型式を確認するよう案内しています。
特にポンプ故障と関係が深いエラーは「642」と「632」の2つです。この2つのエラーについて、次のセクションで詳しく見ていきましょう。
エラー642と632、それぞれどういう意味なの?

同じ「追いだきができない」という症状でも、エラーコードによって意味や対処法が変わってきます。ここが少し紛らわしいところなんですよね。一緒に整理してみましょう。
エラー642:ふろポンプ・電装基板の故障が疑われるサイン
ノーリツ公式によると、エラー642はふろポンプまたは電装基板が故障部品の候補として挙げられているエラーです。
つまり、642が表示された場合は、給湯器の内部部品に不具合が起きている可能性が高いんですね。残念ながら、この場合は自分でできることが限られてきます。
642が表示されたら、まずはノーリツの修理窓口へ連絡することを検討してみてください。
エラー632:必ずしもポンプ故障とは限らない
一方で、エラー632は「浴槽のお湯が循環しない」というサインなのですが、必ずしもポンプ故障が原因とは限らないんです。これって意外と知られていないポイントかもしれませんね。
2026年9月25日更新のノーリツ公式FAQでは、エラー632の対処として、まず以下の項目を確認するよう案内しています。
- 浴槽に循環アダプターより5cm以上お湯(水)が入っているか
- 循環アダプターのフィルターが詰まっていないか
- 追いだき配管が凍結していないか
これらの確認をしても改善しない場合に、はじめて「内部故障の可能性」として修理を案内しています。
つまり、632はポンプ故障と決めつけず、まず自分でできるチェックをしてみることが大切なんですね。
自分でできる確認方法を一緒にやってみよう

エラー632が表示されたときに、自分でできる確認ポイントを3つ紹介します。難しい作業は一切ないので、安心して試してみてくださいね。
確認①:浴槽の水位をチェック
まず確認してほしいのが、浴槽のお湯(水)の量です。
循環アダプターより5cm以上水位がないと、給湯器はお湯を循環させることができません。「そんなことで?」と思われるかもしれませんが、実はこれが原因になっているケースも少なくないんです。
お湯が少なすぎた場合は、浴槽に水を足してから再度試してみてください。
確認②:循環アダプターのフィルターを掃除
次に確認したいのが、浴槽の側面についている循環アダプター(お湯の出入り口)のフィルターです。
このフィルターに水アカや髪の毛などが詰まると、お湯がうまく循環できなくなることがあります。気になりますよね、「そういえば最近掃除してないかも…」という方も多いのではないでしょうか。
フィルターを取り外して、水で洗い流すだけで改善することもあります。ただし、清掃の手順は機種によって異なる場合があるため、必ずお使いの機種の取扱説明書に従って行ってください。
確認③:冬場は配管の凍結を疑ってみて
寒い時期に追いだきができなくなった場合は、追いだき配管が凍結している可能性もあります。
外気温が極端に低い日の翌朝などに起きやすいんですよね。この場合は、気温が上がって自然に解凍されるのを待つのが基本的な対処法です。無理に熱湯をかけたりすると、配管が傷む可能性があるので気をつけてくださいね。
自分でできる確認をしても改善しない場合は修理へ

水位・フィルター・凍結の3つを確認しても状況が変わらない場合、または最初からエラー642が表示されている場合は、給湯器内部の故障の可能性が高いとノーリツ公式も案内しています。
こうなってくると、残念ながら自分でできることはほとんどなくなってきます。ふろポンプや電装基板は給湯器の内部にある部品なので、分解や部品交換は専門の修理担当者に任せるのが安全です。
「自分で直せないかな」と考える気持ちはわかりますよね。でも、給湯器はガスを使う危険な機器でもあるので、内部の分解はどうか控えてくださいね。
修理費用の目安はどのくらい?
「修理に出したらいくらかかるの?」という点も、みなさんが一番気になるところではないでしょうか。
ノーリツ公式が公開しているエラー642の修理参考料金は以下のとおりです。
- ガス給湯器:税込30,000〜55,000円程度
- 石油給湯器:税込27,500〜55,000円程度
この金額には出張費(上限3,300円)と故障診断料が含まれています。ただし、これはあくまでも目安の参考料金です。実際の費用は、機種や故障箇所によって変わるため、診断後の見積もりで確認することが大切です。
「思ったより高いな」と感じた方もいるかもしれませんね。給湯器の使用年数が10年を超えているようであれば、修理と買い替えを費用対効果で比較してみるのも一つの選択肢かもしれません。
修理依頼の前に準備しておきたいこと
ノーリツへ修理を依頼する際は、事前にいくつかの情報を手元に用意しておくとスムーズに進みます。
ノーリツ公式の案内によると、以下の情報を確認しておくことが推奨されています。
- 給湯器の品名・型式名・製造番号(本体のラベルに記載されています)
- リモコンに表示されているエラーコード
- どんな症状が発生しているか(追いだきができない、自動湯はりができない等)
「型式名ってどこに書いてあるの?」という方も多いかもしれませんね。給湯器本体の側面や正面に貼られているラベルに記載されているので、確認してみてください。
修理の申し込みはノーリツ公式サイトのWebフォームからも受け付けており、スマホから手軽に申込みできますよ。
具体的なシチュエーション別の対処イメージ
ここからは、実際によくありそうなシチュエーション別に、どう動けばいいかをイメージしてみましょう。同じような状況に心当たりがある方の参考になれば嬉しいです。
ケース①:冬の朝、急に追いだきができなくなった
「昨日まで普通に使えていたのに、今朝突然エラーが出た」というケースです。
特に冬場の寒い朝に起きた場合は、配管の凍結が疑われます。慌てて修理を呼ぶ前に、まず気温が上がるまで少し待ってみることをおすすめします。
気温が上がっても改善しない場合は、フィルター確認や水位確認へ進んでみてくださいね。
ケース②:しばらく浴槽を使っていなかった後にエラーが出た
「旅行から帰ってきてお風呂を入れようとしたらエラーが表示されていた」というケースも多いようですね。
浴槽に水がほとんど入っていない状態で追いだきを試みると、循環できずにエラーになることがあります。まず浴槽にお湯を張り直して、水位を循環アダプターより5cm以上にしてから再試行してみてください。それだけで解決するかもしれませんよ。
ケース③:フィルター掃除も水位確認もしたのに改善しない
自分でできる確認を一通り試したけれど、どうしても直らない…というケースですね。これはきっと焦りますよね。
このような場合は、給湯器内部の部品(ふろポンプや電装基板など)に不具合が起きている可能性が高いです。ノーリツの修理窓口へ相談するタイミングと考えてください。
エラーコードと症状をメモしてから連絡すると、スムーズに対応してもらえますよ。
この記事のポイントをまとめると
ノーリツ給湯器のポンプ故障について、ここまで一緒に見てきましたね。最後に大事なポイントを整理しておきましょう。
- エラー642:ふろポンプや電装基板の故障が疑われる。早めに修理窓口へ相談を。
- エラー632:必ずしもポンプ故障ではない。まず水位・フィルター・凍結を確認する。
- 自分でできるのは:水位確認・フィルター清掃・凍結解凍の待機まで。内部の分解はNG。
- 修理費用の目安:ガス給湯器で税込30,000〜55,000円程度(エラー642の参考料金)。
- 修理依頼前に:型式名・製造番号・エラーコード・症状を準備しておく。
「ポンプが壊れたかも」と感じてパニックになってしまうお気持ち、すごくわかりますよね。でも、まず落ち着いてエラーコードを確認するだけで、次の行動がぐっとクリアになりますよ。
自分でできる確認を試してみて、それでも改善しなければ、遠慮なくノーリツの公式窓口へ相談してみてください。プロに任せることで、安全・安心にお風呂が使える状態に戻せるはずです。一人で悩み続けるより、一歩踏み出す方がずっと早く解決しますよ。きっと大丈夫です。