ノーリツの給湯器を連結するってどういうこと?

ノーリツの給湯器を連結するってどういうこと?

「給湯器を連結するって、どういう仕組みなんだろう?」「ノーリツの給湯器を複数台つなげたら、お湯が足りなくなる問題が解決できるのかな?」そんなふうに思っている方さん、きっと多いんじゃないかと思います。
給湯器の連結は、家庭用の2台接続から大型施設向けの業務用マルチシステムまで、実はさまざまな種類があるんですね。
この記事では、ノーリツの給湯器連結システムについて、「どんな種類があるのか」「何台まで連結できるのか」「どんなことに気をつければいいのか」まで、一緒に丁寧に見ていきたいと思います。

ノーリツの給湯器連結は「用途によって大きく2種類」ある

ノーリツの給湯器連結は「用途によって大きく2種類」ある

まず結論からお伝えすると、ノーリツの給湯器連結には大きく分けて「家庭・小規模店舗向けの2台接続」と「業務用マルチシステム」の2種類があります。
どちらを選ぶかによって、仕組みも対応機種も設置方法もまったく異なってくるんですね。
「連結」という言葉で検索していても、求めている情報が違う場合があるので、まずは自分がどちらのタイプを必要としているかを確認することがとても大切です。

給湯器を連結するメリットと仕組みをわかりやすく解説

給湯器を連結するメリットと仕組みをわかりやすく解説

そもそも給湯器を連結するとどんなメリットがあるの?

給湯器を連結するいちばんの目的は、給湯能力をアップさせることです。
たとえば、1台の給湯器だけでは同時に複数の場所でお湯を使うと水圧が下がったり、お湯が出にくくなることってありますよね。
そんなときに複数の給湯器を連結することで、必要なお湯の量をしっかり確保できるようになるんですね。

特に、ホテルや旅館、スポーツ施設、病院など大量のお湯を必要とする場所では、給湯器の連結システムはとても重要な設備になっています。
一方で、家庭や小規模な店舗でも、「1台では少し足りない」という場面で2台連結を検討されることがあるんですね。

家庭・小規模向け「簡単2連結」とはどんな仕組み?

ノーリツでは機種によって、2台の給湯器を連結して給湯能力を補う「簡単2連結」という方式があります。
ノーリツの過去の製品発表では、20号・24号の機器を2台接続する例が紹介されています。
2台を組み合わせることで、1台では賄えなかった給湯量をカバーできるようになるんですね。

ただし、注意したいのは対象機種や現在の販売状況は品番ごとに異なるという点です。
「この機種なら2台つなげられる」というのは一概には言えないので、購入前に必ず品番と最新の仕様書を確認することが大切ですよね。

業務用「マルチシステム」はどんな規模に対応できるの?

業務用を検討されている方さんにとって特に気になるのが、ノーリツの業務用マルチシステムではないでしょうか。
ノーリツの公式情報によると、業務用給湯器を最大24台まで連結・運用できるマルチシステムが案内されています。
必要な給湯能力に応じて台数を組み合わせられるため、大規模施設にも対応できるんですね。

ここで大切な点をひとつお伝えしたいんですが、「最大24台」というのはあくまでも業務用マルチシステムについての仕様です。
すべてのノーリツ給湯器を24台連結できるという意味ではなく、家庭用の給湯器を何台でも連結できるわけでもないんですね。
この点は誤解されやすいので、しっかり覚えておきたいポイントです。

ノーリツ給湯器連結の具体例3つ

ノーリツ給湯器連結の具体例3つ

具体例1:ホテルや旅館での業務用マルチシステム導入

たとえばホテルや旅館のような施設では、朝の時間帯に多くのお客さんが一斉にシャワーや入浴をするため、ピーク時に大量のお湯が必要になりますよね。
こういった施設で業務用マルチシステムを活用すると、需要に合わせた台数構成が可能になります。

ノーリツの業務用マルチシステムの特徴として、必要な給湯能力に応じて台数を調整できるため、過剰な設備投資を避けやすい点があります。
最初から最大台数を入れるのではなく、現状の需要に合わせてスタートし、必要に応じて台数を増やすという柔軟な対応もしやすいんですね。
施設を運営されている方さんにとっては、コスト管理の面でもありがたい仕組みかもしれませんね。

具体例2:集合排気システムを活用した設置効率のアップ

複数台の給湯器を設置する際に頭を悩ませるのが、排気の問題ですよね。
台数が増えれば増えるほど、排気筒の本数も増えてしまい、設置スペースや施工コストが膨らみがちです。

この点で注目したいのが、ノーリツが2023年に全国展開を発表した業務用給湯器の集合排気システムです。
この集合排気システムに対応した構成では、最大8台分の排気を1本の排気筒にまとめることができるとされています。
排気筒の本数を減らせることで、設置スペースの節約や施工の効率化につながる可能性があるんですね。

ただし、このシステムはノーリツの発表では従来型機器専用とされており、すべての機種で使えるものではありません。
また、「何台連結できるか」と「排気筒を何本にできるか」は別の条件です。
対応台数・機種・設置方式については、個別に確認することが必要なんですね。

具体例3:即出湯ポンプユニットを組み合わせた構成

「蛇口を開けてもなかなかお湯が出てこない」という悩み、経験されたことがある方さんもいるんじゃないでしょうか。
こういった課題を解決するために、給湯器と即出湯ポンプユニットを組み合わせる方法があります。

ノーリツでは即出湯ポンプユニットについて、50号タイプで最大6台までの構成を案内しているとされています。
ただし、この「6台まで」というのはシステム構成上の上限であり、実際の現場で何台設置できるかは設置スペースやガス供給能力など現場の条件によって変わってきます。
仕様上の台数上限と、実際の設置可能台数は別物として考えることが大切なんですね。

給湯器を連結するときに知っておきたい注意点

給湯器を連結するときに知っておきたい注意点

本体を並べるだけでは連結運転にはならない

給湯器の連結を検討している方さんが意外と見落としがちなのが、この点かもしれませんね。
複数の給湯器を連結して運転するためには、適合する機種・制御機器・専用部材・配管などを含めたシステム設計が必要です。

つまり、同じノーリツの給湯器を2台買ってきて並べても、それだけでは連結運転にはならないんですね。
必要な部材や構成は機種によって異なるため、品番と最新の仕様書・施工説明書での確認が欠かせません。

設置場所・ガス供給能力・配管もしっかり確認が必要

台数を増やすほど、設置スペースだけでなく、ガス管の太さや給水・給湯配管の容量、電源、排気など、さまざまな条件が重要になってきます。
カタログやウェブサイトに書かれている「最大〇台」という数字は、あくまでもシステム仕様上の上限です。
実際の現場でその台数を設置できるかどうかは、現場の状況を確認しないと判断できないんですね。

工事は必ず販売店や専門業者に相談しよう

ノーリツ自身も、ガス機器の設置工事については販売店または専門業者に相談するよう案内しています。
特に屋内設置機器の給排気工事については、法律上の監督要件が関係する場合もあるんですね。
「ちょっと試しに自分でやってみよう」というわけにはいかないのが、給湯器工事の難しいところです。
安全のためにも、必ずプロの方さんに相談することをおすすめします。

ノーリツ給湯器の連結まとめ

ここまで一緒に見てきた内容を整理すると、ノーリツの給湯器連結については以下のポイントが大切です。

  • 給湯器の連結には「家庭・小規模向けの2台接続(簡単2連結)」と「業務用マルチシステム」の2種類がある
  • 業務用マルチシステムでは最大24台まで連結できるが、これは業務用システム専用の仕様であり、すべての給湯器に当てはまるわけではない
  • 2023年に全国展開が発表された集合排気システムを使うと、対応機種・構成では最大8台分の排気を1本にまとめられる
  • 本体を並べるだけでは連結運転にならず、適合機種・制御機器・専用部材・配管を含めたシステム設計が必要
  • 仕様上の連結可能台数と、現場で実際に設置できる台数は別物として考える必要がある
  • 工事は必ず販売店または専門業者に相談することが大切

給湯器の連結って、調べれば調べるほど「思っていたより奥が深いんだな」と感じませんか?
でも、基本の仕組みとポイントさえ押さえておけば、自分に必要なシステムが見えてきやすくなるんですね。

まずは専門家に相談してみることが一番の近道かもしれません

「うちの施設には何台連結が最適なんだろう?」「家庭用で2台つなげることは本当にできるの?」そう感じている方さんは、きっとこの記事を読んで少しイメージが整ってきたんじゃないでしょうか。

でも、やっぱり一番確実なのは、ノーリツの販売店や専門業者に直接相談することなんですね。
現場の条件や具体的な機種によって、最適な構成はまったく変わってきます。
「なんとなく調べてみた」という段階から一歩進んで、実際にプロの方さんに相談してみると、具体的なイメージがぐっとクリアになるはずです。

まずは気軽に「こういう用途で、こんな規模の施設なんですが」と伝えるだけでも大丈夫ですよ。
私たちも一緒に、最適な給湯システムを見つけていきましょう。