
お風呂に入ろうとしたら、給湯器のリモコンに「9:20」という表示が点滅していて、「あれ、時計が壊れた?」「なにか変なことが起きてる?」と感じた方、きっと多いんじゃないかと思います。
お湯はちゃんと出ているのに、なんで点滅しているんだろう…そう不安になりますよねえ。
実は、この「9:20」の点滅、時刻の表示ではなく、エラーコード「920」を示しているサインかもしれないんです。
でも、すぐに使えなくなるわけではないので、まずは深呼吸してこの記事を読んでみてください。
この記事では、ノーリツ給湯器に表示される「920(9:20点滅)」の意味から、そのまま使い続けるとどうなるか、修理費用の目安、そして10年以上使っている場合にどう考えればいいかまで、一緒に整理していきましょう。
「9:20点滅=エラーコード920」で、中和器の寿命が近づいているサインです

結論からお伝えすると、ノーリツ給湯器のリモコンの時刻表示部分に「9:20」と出て点滅している場合、それはエラーコード「920」を示しているとノーリツ公式FAQが案内しています。
時刻を表示しているのではなく、「:」をはさんで「920」という3ケタのエラーコードを表しているんですね。
そしてこのエラーコード920が意味するのは、「中和器の寿命が近づいているよ」という予告のサインです。
まだすぐに使えなくなるわけではないのですが、放置すると「930」というエラーに変わり、その段階では給湯器が使えなくなってしまう可能性があります。
「お湯は出てるし、まあいいか」と思いがちなのはわかりますよね。
でも、ノーリツ公式は早めの修理依頼を推奨していますので、まずはメーカーへの相談を検討してみてください。
エラーコード920が出る理由と、放置するとどうなるか

そもそも「中和器」ってなんのための部品?
エラーコード920を理解するために、まず「中和器」についてちょっとだけ知っておきましょう。
エコジョーズなどの高効率給湯器は、燃焼時に発生する「ドレン水」という酸性の水分を外に排出しています。
このドレン水はそのまま排水すると環境への影響があるため、給湯器内部の「中和器」という部品で酸性を中和してから排出するしくみになっているんですね。
中和器は使い続けるうちに少しずつ消耗します。
そして寿命が近づくと、給湯器が自動的に感知して「920」というエラーコードで教えてくれるわけです。
「警告灯」のようなイメージで考えるとわかりやすいかもしれませんね。
920のまま使い続けると「930」に変わってしまう
ノーリツ公式FAQによると、エラーコード920が出ている段階ではお湯が使えることが多いとされています。
ただし、そのまま放置していると、エラーが「930」に変わり、給湯器が使えなくなってしまう可能性があります。
「930になるまであとどのくらい時間があるの?」と気になりますよねえ。
ところが、公式FAQでは「しばらくすると930に変わる」とだけ案内されていて、具体的な日数は示されていないんですね。
つまり、「あと1週間は大丈夫」などと自己判断するのは難しい状況です。
早めに動くほど、冬の寒い時期や忙しい時期に突然お湯が使えなくなるリスクを減らせますよね。
「まだ使える」という状況のうちに、修理の手配をしておくのがおすすめです。
自分で分解して直すのは危険です
中和器の交換は給湯器内部の作業になります。
「部品を買ってきて自分で替えればいいんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、給湯器の内部を自己分解するのは安全上の観点から推奨できません。
必ずノーリツ公式の修理窓口や、認定を受けたサービス員に依頼するようにしてください。
修理費用と、10年以上使っている場合の考え方

修理にかかる参考費用はどのくらい?
気になるのはやっぱり費用ですよねえ。
ノーリツ公式FAQが案内している修理参考料金は以下のとおりです。
- ガス給湯器:17,000円〜55,000円程度(税込)
- 石油給湯器:18,000円〜55,000円程度(税込)
なお、中和器交換の案内では、ガス給湯器の費用として17,000円〜48,500円程度(税込)という情報も案内されています。
このように、参照するFAQの内容や診断結果によって料金の幅が変わることがあります。
また、出張費(上限3,300円)や故障診断料が含まれる場合もありますが、修理しない場合や修理できない場合でも出張料・診断料がかかることがあるとされています。
実際の費用は訪問時の診断内容によって変わりますので、事前にノーリツ公式の最新案内と見積もりを必ず確認するようにしてください。
10年以上使っているなら、本体交換も視野に入れて
ご自宅の給湯器を何年使っているか、覚えていますか?
ノーリツは、製品を10年以上使用している場合は、修理ではなく本体の取り替えを推奨しています。
理由は、長期間使用した製品は修理部品の供給が終了している場合があり、修理対応自体ができないことがあるからです。
「修理してもらおうと思ったら部品がない、と言われた」というケースも起こりうるんですね。
10年以上使っている場合は、修理費用と新しい給湯器への交換費用を比較してみると、長い目で見てお得な選択肢が見えてくるかもしれません。
よくあるシチュエーション別に状況を整理してみましょう

ケース1:「9:20」が点滅していてもお湯は普通に出る
「え、お湯はちゃんと出てるんだけど、これって本当にエラーなの?」と感じる方、多いかもしれませんね。
ノーリツ公式FAQによると、エラーコード920の点滅中にお湯が出ている場合は、その場ですぐに使用を停止する必要はないとされています。
ただし、繰り返しになりますが放置すると930エラーに移行してお湯が使えなくなる可能性があります。
「今はとりあえず使えるから大丈夫」と安心しきらず、早めに修理の手配をすることをおすすめします。
特にこれから寒い時期を迎えるようなタイミングでは、なおさら早めの対応が安心ですよね。
ケース2:「9:20」が点滅していてお湯も出ない
もしかしたら、920の点滅と同時にお湯が出なくなってしまっているという方もいるかもしれません。
そのような場合は、すでに930エラーに移行している可能性や、中和器以外にも不具合が出ている可能性があります。
すぐにノーリツのサポート窓口へ連絡して、状況を説明するのが最善です。
ケース3:給湯器を設置してから10年以上が経過している
「うちの給湯器、かなり古いけど…」という方は、まず設置年を確認してみてください。
ノーリツは10年以上使用した製品に対して取り替えを推奨しています。
修理を依頼しても、部品がすでに製造されていない場合は修理ができないこともあるんですね。
「修理か、交換か」を判断するためにも、まずはノーリツの修理窓口に相談して、設置年数と機種を伝えながら見積もりを取るのがおすすめです。
もしかしたら、新しい省エネタイプの給湯器に替えることで、光熱費が下がるといううれしいおまけがついてくることもありますよね。
この記事のまとめ:920の点滅は「早めに動く」ことがベストな対処法
最後に、この記事でお伝えしたことを整理しますね。
- ノーリツ給湯器のリモコンに「9:20」が点滅している場合、それはエラーコード「920」を表している可能性が高いです
- エラーコード920は、中和器の寿命が近づいているという予告のサインです
- 920の段階ではお湯が使えることが多いですが、放置すると「930」に変わり、給湯器が使えなくなる場合があります
- 930に変わるまでの具体的な日数は公式から示されていないため、早めの対処がおすすめです
- 修理費用の参考料金は、ガス給湯器で17,000〜55,000円程度、石油給湯器で18,000〜55,000円程度(税込)とされていますが、診断内容によって変わります
- 10年以上使用している場合は、修理と本体交換を比較することをノーリツは推奨しています
- 中和器交換は専門的な内部作業のため、必ずノーリツ公式窓口や認定サービス員に依頼しましょう
給湯器のエラー表示って、突然出てくるとドキッとしますよね。
でも、920のうちはまだ「警告段階」です。
今のうちに動いておけば、突然お湯が使えなくなるというピンチを防げる可能性が高まりますよね。
ぜひ、今すぐノーリツ公式のサポート窓口を検索してみてください。
「920が点滅している」「使用年数はこのくらい」と伝えれば、状況に合ったアドバイスをもらえるはずです。
一緒に、快適なお湯のある毎日を守りましょう。