
給湯器のリモコンに見慣れない数字が表示されていて、「これって何?」とドキッとした経験、ありませんか?
特に寒い朝や急いでいるときにお湯が出なくなると、本当に焦ってしまいますよね。
この記事では、給湯器の901エラーについて、その意味から原因、自分でできる対処法、そして修理や交換が必要なケースまでを丁寧に解説していきます。
読み終わる頃には「次にどう動けばいいか」がきっとわかるようになるはずですので、一緒に確認していきましょう。
給湯器の901エラーは「給排気・燃焼系の異常」を示すサインです

結論からお伝えすると、901エラーは給湯器の給排気や燃焼に何らかの問題が起きているときに表示されるエラーコードです。
メーカーによって少し表現は違いますが、リンナイでは「給湯側の給・排気閉塞異常」として、ノーリツでは「本体内部の燃焼系統の部品不具合」として案内されています。
どちらも「給湯器がうまく空気を取り込んだり、排気したりできていない状態」と理解していただくとわかりやすいかもしれませんね。
ただ、焦らなくても大丈夫です。
原因によっては、自分で確認・対処できるケースも多いんですね。順番に見ていきましょう。
901エラーが出る理由は大きく3つに分けられます

901エラーの原因は、大きく「天候によるもの」「異物・閉塞によるもの」「内部の経年劣化によるもの」の3種類に分けられるとされています。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①天候が原因のケース
近年の解説では、強風・大雪・積雪などの天候要因で901エラーが出るケースが多いとされています。
強い風が吹いていると、給湯器の排気口に風が逆流して、燃焼が正常に行えなくなることがあるんですね。
また、冬場に給排気口の周辺に雪が積もってしまうと、空気の通り道が塞がれてしまうことも。
こういったケースでは、天候が回復した後にリセット操作をするだけで復旧することが多いとされています。
「昨夜から強風だったな」「今朝は大雪だったな」という状況なら、まずは天候の落ち着きを待ってみるのが良いかもしれませんね。
②異物や物理的な閉塞が原因のケース
給排気口の周辺に何かが詰まっていたり、塞がれていたりすることが原因になる場合もあります。
具体的には、以下のようなものが原因として挙げられています。
- ビニール袋や段ボールが飛んできて排気口を塞いでいる
- 蜘蛛の巣が給排気口の中に張っている
- ブルーシートや囲いが近くにあって空気の流れを妨げている
- 荷物や植木鉢などが給排気口の前に置かれている
こういった場合は、給排気口の周辺を目視で確認して、障害になっているものを取り除くことで改善できることが多いです。
「そういえば最近、ベランダに荷物を置いたかも」という方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ただし、給排気口の内部に手を入れたり、無理に掃除したりするのは危険ですので、外側から確認できる範囲にとどめておくのが安心ですよ。
③内部の経年劣化・部品不具合が原因のケース
外側に問題が見当たらないのに901エラーが繰り返し出る場合は、給湯器の内部に原因がある可能性があります。
具体的には、以下のような部品の不具合や劣化が考えられるとされています。
- ファンモーターの不具合(空気を送り込む部品)
- リレー基盤の劣化
- 熱交換器の汚れや損傷
これらは外から見てもわからないことが多く、専門の業者さんに点検してもらう必要があります。
「リセットしても何度もエラーが出る」「使い始めてから10年近く経つ」という方は、内部の劣化を疑ってみると良いかもしれませんね。
901エラーへの具体的な対処法を場面別に紹介します

ここからは、実際に901エラーが出たときに「どう動けばいいか」を場面別に見ていきましょう。
具体例①:強風の日にエラーが出た場合
たとえば、台風や冬の強風の日に突然901エラーが表示されたとします。
こういったケースは、多くの方が経験されているようで「天候が原因の一時的なエラー」である可能性が高いとされています。
この場合の対処の流れはこちらです。
- まずは給湯器の電源を切る
- 風が落ち着くまで少し時間をおく
- 電源を入れ直してリセット操作をする
- エラーが消えてお湯が出るか確認する
リモコンのリセット方法は機種によって異なりますが、多くの場合は「運転スイッチを一度切って、再び入れる」だけでリセットできます。
取扱説明書に「エラーリセット」の手順が記載されていることが多いので、手元にある方はそちらも確認してみてくださいね。
具体例②:冬の朝、積雪後にエラーが出た場合
雪が多く降った翌朝、給湯器が動かない…というのも、寒冷地や積雪地域では比較的よく見られる状況のようです。
この場合は、給排気口の周辺に雪が積もっていないか確認することが最初のステップです。
もし雪が詰まっていたら、スコップやほうきで優しく取り除いてあげましょう。
ただし、給排気口を直接ふさいだり、熱湯をかけたりするのは厳禁です。
安全に雪を取り除いた後、リセット操作をしてみてください。
それでも改善しない場合は、早めにメーカーや業者さんに相談するのがおすすめですよ。
具体例③:エラーが何度も繰り返し出る場合(使用歴が長い場合)
「リセットしても数日後にまたエラーが出る」「もう10年近く使っている」という状況、もしかしたら給湯器の寿命サインかもしれません。
一般家庭用給湯器の標準使用期間は約10年と案内されており、10年を超えてくると内部部品の劣化が進んでいることが多いとされています。
901エラーが繰り返し出る場合は、ファンモーターや熱交換器といった内部部品が限界を迎えている可能性も十分考えられるんですね。
この場合の流れとしては…
- メーカーや専門業者さんに点検を依頼する
- 修理で対応できるか、交換が必要かを診てもらう
- 使用年数や費用を考えて交換を検討する
10年を超えた給湯器の修理は、部品がすでに製造終了していることもあるため、交換を勧められるケースも少なくありません。
「修理費用を払ったのにすぐまた壊れた」という悲しい状況を避けるためにも、専門家さんのアドバイスをしっかり聞いてみるのが大切ですよね。
具体例④:異物が給排気口を塞いでいた場合
ある日、給湯器の周りを確認してみたら、強風で飛んできたビニール袋が排気口にピタッと張り付いていた…なんていうこともあるようです。
こういった場合は、ビニールや段ボールなどの異物を安全に取り除くだけで解決することがほとんどです。
「こんな簡単なことが原因だったの?」と拍子抜けするくらい、あっさり解決することもあるんですね。
また、蜘蛛の巣が原因になるケースも意外と多いとされています。
特に長期間使わなかった給湯器(別荘や季節的に使わない場合など)では、給排気口の中に蜘蛛の巣が張ってしまうことも。
定期的に外側から給排気口の状態を確認しておくと、こういったトラブルを未然に防ぎやすくなりますよ。
この記事のまとめ:901エラーは原因を見極めて対応することが大切

最後に、この記事の内容を整理しておきますね。
- 901エラーとは:給湯器の給排気や燃焼が正常に行えない状態を示すエラーコード(リンナイ:給湯側の給・排気閉塞異常 / ノーリツ:燃焼系統の部品不具合)
- 主な原因①天候:強風や積雪が原因の場合は、天候回復後にリセットで復旧することが多い
- 主な原因②異物・閉塞:給排気口周辺の障害物を確認して取り除くことで改善できるケースが多い
- 主な原因③経年劣化:使用10年前後の場合は、内部部品の劣化が原因の可能性があり、専門業者への相談が必要
- 基本の対処手順:安全確認→給排気口周辺の確認→リセット操作→それでも改善しなければ業者へ相談
901エラーが出たからといって、すぐに「壊れた!」と焦らなくても大丈夫なことも多いんですね。
ただ、繰り返す場合や使用年数が長い場合は、早めの対応が安心です。
給湯器はお湯を使うすべての場面で活躍する大切な設備ですから、少しでも「おかしいな」と感じたら早めに動くことが、結果的に費用や手間の節約にもつながりますよ。
まずは今日、給排気口の周辺を一度確認してみるところから始めてみませんか?
もしご自分での確認で原因がわからない場合は、無理をせず、メーカーや信頼できる業者さんに相談してみてくださいね。
きっと、あなたの給湯器を正常な状態に戻すための一歩が見つかるはずですよ。