
冬が近づいてきたり、長期の旅行や出張が控えていたりすると、「給湯器の水抜きってしたほうがいいのかな?」と気になってきますよね。
でも、いざやろうと思っても、「自分でできるのか」「それともガス会社に頼めるのか」がわからなくて、なかなか動けないという方も多いんじゃないかと思います。
この記事では、給湯器の水抜きをガス会社に依頼できるのか、費用はどのくらいかかるのか、そして自分で作業する場合の手順まで、一緒に確認していきましょう。
これを読めば、「何をすればいいか」がスッキリと整理されて、安心して冬や長期不在に備えられますよ。
給湯器の水抜きはガス会社に依頼できる場合があります

結論からお伝えすると、ガス会社によっては水抜き作業を有償で請け負ってくれる場合があります。
東京ガス・東邦ガス・入間ガスなどの都市ガス会社が、相談ベースまたは有償対応を案内していることが確認されています。
ただし、「無料でやってもらえる」というわけではなく、基本的に作業費がかかります。
また、すべてのガス会社が対応しているわけではないため、まずはお住まいの地域のガス会社に問い合わせてみることが大切です。
LPガス(プロパンガス)をご利用の方は、供給している事業者が対応窓口になることが多いので、契約中の会社に確認してみてくださいね。
そもそもなぜ給湯器の水抜きが必要なのか

「そもそも水抜きって何のためにするの?」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
まずはその理由から一緒に確認しましょう。
給湯器内部の水が凍結すると大変なことに
給湯器の内部や配管には、常に水が残っています。
気温が氷点下近くまで下がると、この水が凍ってしまうことがあります。
水は凍ると体積が膨張するため、配管が破裂したり、給湯器内部の部品が破損したりする原因になります。
修理費用は数万円以上になることもあるため、凍結は「起きてから対処する」よりも「起きる前に防ぐ」方がずっと大切なんですね。
長期不在のときも要注意です
旅行や帰省などで家を長期間空けるときも、水抜きが推奨されています。
東京ガスでも「しばらく使用しない時」の対処として、水抜きを案内しているんですね。
暖房を切って家の中の温度が下がりきったところに、配管の中に水が残ったままだと、やはり凍結のリスクが高まります。
特に寒冷地や、マンション最上階・戸建ての外部配管など、冷えやすい環境の方は要注意です。
転居・引越し前にも必要な作業です
引越しや退去の際にも、水抜きを求められるケースがあります。
次に住む人のためにも、設備を正常な状態で引き渡すために行う大切な作業です。
もしかしたら、「引越し前にやることが多すぎて水抜きまで手が回らない」という状況の方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんなときこそ、ガス会社への依頼を検討してみるといいかもしれません。
ガス会社への依頼の仕方・費用の目安

まずは地域のガス会社窓口に問い合わせを
水抜き作業をガス会社に依頼したい場合は、まずは電話やWebのお問い合わせ窓口に連絡してみましょう。
都市ガスをご利用の場合は、地域のガス会社(東京ガス・東邦ガス・北海道ガス・東海ガスなど)が対応窓口です。
LPガスをご利用の方は、ガスボンベを供給している事業者に確認するのがよいでしょう。
対応エリアや受付時間も会社によって異なりますので、早めに問い合わせておくと安心ですよ。
費用は有償が基本・無料対応は期待しないのが無難
東邦ガスや入間ガスなどのガス会社では、水抜き作業を有償で受け付けていることが明示されています。
具体的な料金は会社や作業内容によって異なりますが、無料での対応は基本的には期待しない方がよいでしょう。
「費用がかかるなら自分でやりたい」という方もいらっしゃるかと思います。
次のセクションでは、自分で行う水抜きの手順も詳しくご紹介しますね。
自分でできる給湯器の水抜き手順

「自分でもできるの?」と思っている方も多いと思います。
実は、手順を正しく守れば、自分で行うことも可能なんですね。
ただし、手順を間違えると給湯器の故障につながることもあるので、必ず順番を守ることが大切です。
基本的な水抜きの手順
多くのガス給湯器に共通する、代表的な水抜きの手順はこちらです。
- 給湯器の運転を停止する(リモコンの電源をオフ)
- ガス栓を閉める
- 給水元栓を閉める
- お湯・水の蛇口を開けて、残った水を出す
- 給湯器の水抜き栓を開けて、内部の水を排出する
- 最後に電源プラグをコンセントから抜く
この順番が基本とされていますが、機種やメーカーによって水抜き栓の場所や操作方法が異なる場合があります。
必ず給湯器の取扱説明書を確認してから作業を始めましょう。
水抜き後に使い始めるときの注意点
水抜きをした後、再び給湯器を使い始めるときにも注意が必要です。
「抜いた水はどうすればいいの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
再使用の際は、
- 水抜き栓を閉め直す
- 給水元栓を開ける
- 蛇口から水が正常に出るかを確認(通水確認)
- 電源プラグをコンセントに差し込む
- ガス栓を開けてから運転を再開する
という流れで確認しながら進めましょう。
通水確認をしっかり行うことで、空焚きや不具合のリスクを防ぐことができます。
こんなケース別に見てみましょう:3つの具体的な場面
ケース1:北海道など寒冷地に住んでいるAさんの場合
北海道在住のAさんは、毎年冬になると給湯器の凍結が心配で、これまで何度かヒヤリとしたことがあるそうです。
お住まいの地域のガス会社(北海道ガス)のサイトを見てみると、凍結対策として水抜きの手順が丁寧にFAQで紹介されていました。
「自分でできそうだけど不安」と感じたAさんは、ガス会社に問い合わせ。
有償での水抜き対応を案内してもらい、プロにお願いすることにしました。
「費用はかかったけれど、安心して冬を越せた」とのことです。
ケース2:年末年始に2週間家を空けるBさんの場合
Bさんは年末年始に実家へ帰省するため、自宅を2週間以上空けることになりました。
「この時期に給湯器を放置していいのかな…」と不安になり、東京ガスのサイトを確認。
「しばらく使用しない時は水抜きを」という案内を発見し、自分で水抜きに挑戦しました。
取扱説明書を手元に置きながら、手順通りに作業を実施。
帰宅後も問題なく使えてほっとしたそうですよ。
「思ったよりも難しくなかったけど、説明書がないと怖かったかも」というのが正直なところだったようです。
ケース3:引越し前に水抜きが必要になったCさんの場合
Cさんは引越しの準備で手いっぱいの中、「退去前に給湯器の水抜きをしておいてください」と管理会社から連絡が。
「そんな時間ない…」と途方に暮れていたところ、契約中のLPガス会社に電話したところ、有償で作業の代行をしてもらえることがわかりました。
費用は発生しましたが、「引越し当日の直前に自分でやるよりずっと楽だった」と振り返っていました。
「プロに任せる」という選択肢があることを知っているだけで、心のゆとりが全然違いますよね。
水抜きに関するよくある疑問
凍結してしまったらどうすればいいの?
もし給湯器が凍結してしまった場合、熱湯をかけるのは絶対にNGです。
急激な温度変化で配管が破裂する危険があります。
気温が上がるのを待つか、ぬるま湯(30〜40℃程度)をタオルに含ませて温める方法が有効とされています。
不安な場合は、ガス会社やメーカーのサービスセンターに連絡するのが一番安心ですよ。
給湯器に「凍結防止ヒーター」がついていれば水抜き不要?
最近の給湯器の多くには、凍結防止ヒーターが搭載されているものもあります。
ただし、電源プラグを抜いていると凍結防止機能が働かないことがあります。
「電源を切ったから大丈夫」と思っていたら実はヒーターも止まっていた、ということもあり得るんですね。
長期不在の際の扱い方は、取扱説明書で必ず確認しておきましょう。
LPガスと都市ガスで対応が違う?
基本的な水抜きの考え方は同じですが、問い合わせ先が異なります。
都市ガスの場合は地域のガス会社(東京ガス・東邦ガス・北海道ガスなど)へ、LPガスの場合はガスボンベを供給している事業者へ連絡するとよいでしょう。
まとめ:給湯器の水抜きはガス会社に相談してみましょう
給湯器の水抜きについて、ここまで一緒に確認してきましたね。
最後に大切なポイントを整理しておきましょう。
- 給湯器の水抜きは、凍結による故障を防ぐために重要な作業です
- 東京ガス・東邦ガス・入間ガスなどでは、有償で水抜き作業を依頼できることがあります
- 料金は無料ではなく、作業費がかかるのが基本です
- 自分でやる場合は、手順の順番を守ること・取扱説明書の確認が必須です
- 再使用の際は、通水確認をしてから運転を再開しましょう
- 問い合わせ先は、都市ガスなら地域のガス会社、LPガスなら供給事業者です
「自分でできるか不安」「時間がない」という方は、まず地域のガス会社に一本電話してみるだけでも、状況がぐっとクリアになると思いますよ。
水抜きは「面倒だな」と感じてしまうこともあるかもしれませんが、給湯器が凍結で壊れてしまった場合の修理費用や、お湯が使えない不便さを思うと、事前に少し手をかけておく価値は十分あります。
きっと「やっておいてよかった」と感じられる瞬間が来るはずです。
この冬、大切な給湯器を守るために、まずは一歩踏み出してみてくださいね。
あなたの暮らしが快適に過ごせるよう、応援しています。