給湯器の水抜きのやり方って?

給湯器の水抜きのやり方って?

「寒くなってきたし、給湯器の水抜きってどうやるんだろう?」と気になっているさん、きっと多いのではないでしょうか。
特に冬の寒波が近づいてきたときや、長期間お家を空ける予定があるときに「何かしなきゃ」とは思いつつ、具体的な手順がよくわからなくて困ってしまうこと、ありますよね。

給湯器の水抜きは、正しい手順さえ覚えてしまえば、実はそれほど難しくない作業なんですね。
この記事では、給湯器の水抜きのやり方を、手順ごとにわかりやすくまとめています。
「なぜその順番でやるのか」という理由もあわせてお伝えするので、作業に自信が持てるようになるはずですよ。
一緒に確認していきましょう。

給湯器の水抜きの基本手順はこの5ステップ

給湯器の水抜きの基本手順はこの5ステップ

給湯器の水抜きは、主に以下の5つのステップで行います。
この順番をしっかり守ることが、安全に作業を進めるうえでとても大切なんですね。

  1. 給湯器の運転スイッチを切る
  2. 給水元栓・ガス元栓を閉める
  3. 家中の蛇口(お湯側)を全開にする
  4. 給湯器本体の水抜き栓を開ける
  5. 最後に電源プラグを抜く

特に多くの専門サイトやメーカーが強調しているのが、「電源プラグは最後に抜く」という点です。
「最初にプラグを抜けばいいんじゃないの?」と思いがちですが、実はそれだと凍結防止ヒーターが働かなくなり、かえってトラブルの原因になることもあるんですね。
順番通りに作業することが、安心・安全につながります。

なぜ水抜きをしないと危険なのか

なぜ水抜きをしないと危険なのか

水抜きの手順を覚える前に、そもそも「なぜ水抜きが必要なのか」を知っておくと、作業への理解が深まりますよね。

配管内に残った水が凍ると大変なことになる

給湯器の内部や配管には、使用後も少量の水が残ります。
気温が下がって水が凍ると体積が膨張し、配管や本体の内部を内側から押し広げてしまうことがあるんですね。
その結果、配管の亀裂や給湯器本体の破損につながることも。
修理・交換には数万円〜十数万円かかるケースもありますから、「水抜きは面倒」と後回しにするよりも、しっかり対策しておくほうがずっと安心ですよね。

長期不在時には特に注意が必要

旅行や帰省などで数日〜数週間お家を空ける場合、給湯器はその間ずっと動かない状態になります。
凍結防止ヒーターが働いていれば多少は安心ですが、電源を切った状態では機能しません。
長期不在のときほど、水抜きをしっかりしておくことが大切なんですね。

「凍ってから対処」は避けたい

すでに凍結している可能性がある場合、無理に給湯器を動かしたり通電したりするのはNGとされています。
凍結したまま使用しようとすると、さらなる破損につながるリスクがあるんですね。
専門業者に相談するか、自然に解凍されるのを待つのが安全とされています。
「予防」としての水抜きが、いかに大切かわかりますよね。

給湯器の水抜きを実際にやってみよう

給湯器の水抜きを実際にやってみよう

ここからは、各ステップの具体的な内容を詳しく見ていきましょう。
初めての方でも迷わないように、一つひとつ丁寧に解説していきますね。

ステップ1:給湯器の運転スイッチを切る

まずはリモコンや本体の運転スイッチをオフにします。
ここで大事なのは、「電源プラグは抜かない」こと。
運転スイッチを切るだけにして、電源プラグはこの時点ではそのままにしておいてくださいね。
凍結防止ヒーターは電源プラグがつながっていることで動作するため、プラグを抜くのは水抜きが完了したあとで大丈夫です。

ステップ2:給水元栓・ガス元栓を閉める

次に、給湯器への給水元栓を閉めます。
給水元栓は給湯器の近く(多くの場合は本体下部や壁面)にある場合が多いですが、機種によって位置が異なりますので、取扱説明書で確認しておくと安心ですよね。
ガス元栓も忘れずに閉めておきましょう。
この操作を先にしておくことで、蛇口を開けたときに水が延々と流れ続けるのを防げます。

ステップ3:家中の蛇口(お湯側)を全開にする

給水元栓を閉めたあとは、家中のお湯が出る蛇口を全開にしていきます。
キッチン、浴室、洗面所など、家のすべての場所でお湯側の蛇口を開けてください。
この作業の目的は、配管内の圧力を抜くことなんですね。
圧力が残ったままだと水抜き栓をうまく開けられなかったり、水が抜けきらなかったりすることがあります。

しばらくすると水が出なくなり、空気が入るような音がしてきます。
これが「配管内の水が出きったサイン」ですよ。
蛇口はすぐに閉めず、次のステップまで開けたままにしておきましょう。

ステップ4:給湯器本体の水抜き栓を開ける

いよいよメインの水抜き栓を開ける作業です。
水抜き栓は給湯器本体の下部にあることが多いですが、機種によっては側面や配管部分にある場合もあります。
位置がわからない場合は、取扱説明書を確認してみてくださいね。

水抜き栓を開けると、本体内部に残っていた水が排水されていきます。
水が完全に出なくなったことを確認したら、水抜き栓は開けたままにしておきます。
(水抜き完了後、長期不在中はそのままでOKです。)

ステップ5:最後に電源プラグを抜く

すべての水が抜けたことを確認してから、最後に電源プラグを抜きます。
手順の最後に行うのが正しい順番で、多くのメーカーや専門サイトでもこの順番が推奨されています。
「早めにプラグを抜いておきたい」という気持ちもわかりますが、ここは我慢して最後に行うのがポイントなんですね。

こんなケースはどうする?シーン別の注意点

こんなケースはどうする?シーン別の注意点

ここでは、給湯器の水抜きでよくある疑問や、ちょっと特殊なシーンについても触れておきますね。

ケース1:追いだき機能付き給湯器の場合

浴室の追いだき機能がついている給湯器の場合、追いだき配管にも水が残っている可能性があります。
通常の水抜き手順に加えて、追いだき用の配管の水抜きも必要になることがあるんですね。
追いだき配管の水抜き方法は機種によって異なりますので、取扱説明書を必ず確認してください。
リンナイや東京ガスなどのメーカーは、機種ごとの水抜き手順を公式サイトでも案内していますよ。

ケース2:石油給湯器の場合

石油給湯器もガス給湯器と同様に水抜きが必要ですが、灯油系統の操作も絡んでくるため、手順が少し異なる場合があります。
基本的な流れはガス給湯器と近いですが、機種差が大きいのが石油給湯器の特徴でもあります。
もしかしたら、メーカーの問い合わせ窓口に確認してみるのもいい方法かもしれませんね。

ケース3:屋外に設置された配管の凍結が心配な場合

給湯器本体の水抜きだけでなく、屋外の水道管や配管の凍結も心配になることがありますよね。
Weathernewsなどの防災系情報では、給湯器だけでなく家全体の凍結対策として、屋外配管への保温材の巻き付けや、水道の元栓からの水抜きも推奨されています。
特に寒冷地にお住まいの方や、築年数の古い住宅にお住まいの方は、給湯器の水抜きと合わせて屋外配管の対策も一緒に行ってみてくださいね。

水抜き後に再び使うときの復旧手順

「水抜きはできた。でも、また使うときはどうすればいいの?」と気になっている方もいるかもしれませんね。
復旧も手順通りに行うことが大切なので、ここでまとめておきます。

  1. 水抜き栓をしっかり閉める
  2. 電源プラグをコンセントに差し込む
  3. ガス元栓・給水元栓を開ける
  4. 各蛇口から水が出ることを確認する
  5. 給湯器の運転スイッチを入れる

水抜き栓が閉まっていない状態で元栓を開けると水漏れの原因になりますので、必ず水抜き栓を閉めてからにしてくださいね。
また、各蛇口から水が出てくるまでに少し時間がかかることもありますが、焦らずに待ちましょう。

給湯器の水抜きでやってはいけないこと

正しい手順と合わせて、やってはいけないことも覚えておくと安心ですよね。

  • 最初に電源プラグを抜くのはNG:凍結防止ヒーターが機能しなくなります
  • 蛇口を開けずに水抜き栓を開けるのはNG:圧力が抜けていないため、水がうまく排出されないことがあります
  • 凍結した状態で無理に運転するのはNG:さらなる破損につながるリスクがあります
  • 取扱説明書を確認しないのはNG:機種によって手順や部位の名称が異なるため、必ず確認が必要です

特に「電源プラグを最初に抜いてしまった」というミスは意外と多いんですね。
「運転スイッチを切る=電源を切る」とつい混同してしまいがちですが、この2つは別の操作ですので、しっかり区別して覚えておきましょう。

まとめ:給湯器の水抜きは手順と順番が全て

給湯器の水抜きのやり方について、一通りまとめてきましたが、いかがでしたか?

最後にポイントをまとめておきますね。

  • 水抜きの手順は「運転オフ → 元栓を閉める → 蛇口を全開 → 水抜き栓を開ける → プラグを抜く」
  • 電源プラグは必ず最後に抜くのが正しい順番
  • 蛇口はキッチン・浴室・洗面所など、家中のお湯側をすべて開ける
  • 機種によって手順や部位の位置が異なるため、取扱説明書の確認が必須
  • 追いだき機能付き・石油給湯器など、機種差にも注意する
  • 再使用時は水抜き栓を閉めてから元栓を開ける手順を守る

「難しそう」と思っていた水抜きも、手順を整理してみると意外とシンプルだったんですね。
冬の寒波が来る前や、長期の旅行・帰省の前に、ぜひ一度この記事を振り返りながら試してみてくださいね。

もしも「自分でやるのは不安だな…」と感じる場合は、ガス会社や専門業者に相談するのも一つの選択肢ですよ。
プロに確認してもらうことで、安心感もぐっと高まりますよね。

給湯器のトラブルは、事前の対策ひとつで大きく防げます。
ぜひ今日から、冬支度の一歩を踏み出してみてくださいね。