
冬が近づいてくると、「給湯器の水抜きって必要なの?」「どうやってやればいいの?」と気になってくる方も多いのではないでしょうか。
特にリンナイの給湯器をお使いの方なら、手順を間違えて機器を傷めてしまったら…と不安になりますよね。
この記事では、リンナイ公式が案内している正しい水抜きの手順を、初めての方でもわかりやすいようにひとつひとつ丁寧にご紹介します。
正しい知識を身につければ、凍結による高額な修理費用も防げますし、長期不在の際も安心して家を離れられますよ。
一緒に確認していきましょう。
リンナイ給湯器の水抜きは「4ステップ」で完了できます

結論からお伝えすると、リンナイ公式が案内している給湯器の水抜きの基本手順は次の4つのステップです。
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- ガス栓・給水元栓を閉める
- 家中の給湯栓(蛇口・シャワー等)をすべて開ける
- 給水水抜き栓・給湯水抜き栓を取り外して水を排出する
「電源プラグはすぐに抜かない」という点が特に重要なポイントで、知らずに先に抜いてしまう方も多いんですよね。
この後、それぞれの手順を詳しく解説していきます。
なぜ給湯器の水抜きが必要なのか、理由を知っておきましょう

「面倒だからやらなくていいかな」と思う気持ち、わかりますよね。
でも、水抜きを怠ると思わぬトラブルにつながることがあるんです。まずは「なぜ必要なのか」をしっかり理解しておきましょう。
給湯器内部の水が凍ると、機器が壊れることがあります
給湯器や配管の中には、常に少量の水が残っています。
気温が氷点下になると、その水が凍って膨張し、配管や機器の内部を内側から破損させてしまうことがあるんですね。
これはリンナイ公式も明示している通りで、凍結による破損は「突然お湯が出なくなる」だけでなく、「配管から水漏れが起きる」「給湯器本体の交換が必要になる」といった深刻な事態につながることもあります。
修理費用が数万円〜十数万円になることも珍しくないので、予防が大切なんですね。
長期不在のときも水抜きが必要です
冬場に旅行や帰省などで数日〜数週間家を空けるとき、給湯器を使わない状態が続くと凍結リスクが高まります。
「うちは関東だから大丈夫」と思いがちですが、近年は寒波の影響で関東や西日本でも凍結被害が発生しているんですね。
また、北海道ガスの資料では、停電時の屋外設置ボイラーについても水抜きが必要と案内されており、災害・停電時の備えとしても水抜きの重要性が強調されています。
「うちは関係ない」と思わず、念のため覚えておくと安心ですよ。
水抜き栓の位置は機種によって異なります
リンナイ公式では、図示された番号付きの水抜き栓の位置を案内しており、機種によって位置が異なることを明示しています。
作業の前に、必ずご自宅の給湯器の取扱説明書を確認しておくことが大切ですね。
取扱説明書が手元にない場合は、リンナイ公式サイトで機種名を検索すると確認できますよ。
リンナイ給湯器の水抜き手順を詳しく見ていきましょう

それでは、実際の手順をひとつひとつ確認していきましょう。
「給湯側」と「ふろ側(追い炊き機能付き機種)」で手順が異なるので、ご自宅の機種に合わせて確認してくださいね。
【給湯側】基本の水抜き手順
ステップ1:リモコンの運転スイッチを「切」にする
まず最初に、給湯器のリモコンで運転スイッチを「切」にします。
このとき、電源プラグはまだ抜かないでください。これはリンナイ公式が案内している重要なポイントです。
電源を先に切ると、水抜き作業中に必要な確認ができなくなることがあるためですね。
ステップ2:ガス栓と給水元栓を閉める
次に、給湯器へのガス栓と給水元栓を閉めます。
この操作をしないと、作業中にガスや水が供給され続けてしまいますので、必ず最初に行ってくださいね。
栓は右に回すと「閉」になることが多いですが、ご自宅の栓の向きを確認してください。
ステップ3:家中の給湯栓をすべて開ける
キッチン、浴室、洗面所など、家の中にあるすべての給湯栓(お湯の蛇口)を開けます。
シャワーも忘れずに開けましょう。
蛇口を開放することで配管内の圧力が下がり、水が抜けやすくなりますよ。
ステップ4:水抜き栓を左に回して取り外す
給湯器本体にある「給水水抜き栓」と「給湯水抜き栓」を、左に回して取り外します。
水抜き栓を外すと、内部に残っていた水が排出されます。
水が垂れてくるので、タオルやバケツを下に置いておくと安心ですね。
水が完全に抜けたら、すべての栓を元に戻して締め忘れがないか確認しましょう。
このとき、蛇口も閉め忘れないように注意してください。
【ふろ側】追い炊き機能付き機種の追加手順
給湯器に追い炊き(ふろ)機能が付いている場合は、給湯側の手順に加えて、ふろ側の水抜きも必要です。
浴槽の水を完全に排水する
まず、浴槽に残っている水をすべて排水します。
浴槽に水が残っている状態では、ふろ側の水抜きが正しくできないことがありますので、しっかり排水しておきましょう。
ふろ側の水抜き栓を開ける
ふろ往・戻りの水抜き栓、ポンプ水抜き栓、中和器水抜き栓など、機種によって複数の栓があります。
リンナイ公式では、これらの栓を順番に開けていく手順が案内されています。
停電中の場合は、一部の手順を省略して進める案内がありますので、停電時は特に取扱説明書を確認することをおすすめします。
作業後は締め忘れをしっかり確認する
水抜きが完了したら、外したすべての栓を元に戻します。
ふろ側は栓の数が多いため、締め忘れが起きやすいですね。
ひとつひとつ確認しながら進めると安心ですよ。
実際にどんなトラブルが起きるの?具体的な例で確認しましょう

「水抜きをしないとどうなるの?」と思う方のために、実際に起こりやすいトラブルのパターンをご紹介します。
他の方の経験を知ることで、きっと「やっておこう」という気持ちになれると思いますよ。
具体例1:冬の朝にお湯が突然出なくなった
寒波が来た翌朝、突然給湯器からお湯が出なくなった、というのはよくある凍結トラブルのパターンです。
この場合、給湯器内部や配管の水が凍結していることが多く、自然解凍を待つのが基本的な対処法とされています。
ただし、解凍後に通水した際に水漏れが発生しているケースもあり、その場合は専門業者への連絡が必要です。
水抜きをしておけば、こうしたトラブル自体を未然に防げることが多いんですよね。
具体例2:年末年始の帰省中に配管が破裂した
年末年始に1〜2週間家を空けていたら、帰宅後に床が水浸しになっていた…という深刻なトラブルも実際に起きています。
長期不在の際に給湯器の水抜きをしていなかったことで、凍結した配管が膨張して破裂してしまったケースですね。
修理費用は状況によって異なりますが、数万円〜十数万円の出費になることもあります。
帰省前の水抜きが、大きな被害を防ぐことにつながりますよ。
具体例3:停電時に水抜きができなくて困った
大雪や台風による停電時に、「電動のリモコンが動かなくて手順がわからない」と困るケースも報告されています。
北海道ガスの資料では、停電時の屋外設置ボイラーの水抜き方法も案内されており、災害時の備えとして事前に手順を確認しておくことの重要性が強調されています。
停電時はリンナイ公式の案内通り、一部手順を省略した方法で対応することが推奨されています。
いざというときのために、取扱説明書を手元に保管しておくと安心ですね。
水抜きに関するよくある疑問にお答えします
電源プラグはいつ抜けばいいの?
リンナイ公式の案内では、運転スイッチを「切」にした後も、水抜き作業の途中までは電源プラグを抜かない手順が案内されています。
すべての水抜き作業が完了した後、最終的に電源プラグを抜くという流れですね。
「先に抜いておけば安全」と思いがちですが、逆に手順を間違える原因になることもありますので注意しましょう。
水抜き後に栓を戻すのを忘れたらどうなるの?
水抜き栓を閉め忘れたまま給水を再開すると、そこから水が漏れ出てしまいます。
再開前には必ず、外した栓がすべて元に戻っているかを確認するようにしてくださいね。
確認の際は取扱説明書の図と照らし合わせながら進めると、見落としが少なくなりますよ。
凍結してしまったときはどうすればいい?
もし凍結してしまった場合は、無理に熱湯をかけたりせず、自然解凍を待つのが基本です。
解凍後に通水したとき、水漏れがないかしっかり確認しましょう。
水漏れが見られる場合は、すぐに給水元栓を閉めてリンナイまたはガス事業者に連絡することをおすすめします。
まとめ:リンナイ給湯器の水抜きは手順を守れば安心です
この記事で解説してきた内容を、最後にまとめておきますね。
- 水抜きの目的は、給湯器・配管内の水の凍結による破損を防ぐこと
- 基本手順は「運転停止 → ガス栓・給水元栓を閉める → 蛇口を全開 → 水抜き栓を外す」の4ステップ
- 電源プラグは作業途中まで抜かないのがリンナイ公式の案内
- ふろ機能付き機種は、給湯側とは別にふろ側の水抜きも必要
- 水抜き栓の位置は機種によって異なるので取扱説明書を確認する
- 凍結した場合は自然解凍を待ち、解凍後は水漏れがないか確認する
- 停電時は一部手順を省略する場合があるので、事前に手順を把握しておく
給湯器の水抜きは、最初は「難しそう」と感じるかもしれませんね。
でも、手順をひとつひとつ確認しながら進めれば、きっとできますよ。
冬の寒い朝に突然お湯が出なくなる、帰省から戻ったら水漏れが起きていた…そんな辛い経験をしないためにも、ぜひ今のうちに水抜きの手順を確認しておきましょう。
不安な場合は、リンナイ公式サイトや取扱説明書を手元に置きながら作業するのが一番安心ですね。
それでも難しいと感じたら、ガス事業者や専門業者に相談することも選択肢のひとつですよ。
私たちの大切な給湯器を、寒い冬から守ってあげましょう。
少しの手間が、大きなトラブルを防いでくれますよ。