
給湯器の電源って、毎日つけたり消したりしたほうがいいのか、それともつけっぱなしでいいのか、迷ったことはありませんか?
「こまめに切るほうが節約になる気がする」「でも、つけたり消したりを繰り返すと壊れそう…」そんなふうに感じている方も多いと思いますよ。
実は、この疑問はとても多くの方が持っている共通の悩みなんですね。
この記事では、給湯器の電源をつけたり消したりすることが電気代・ガス代・寿命にどう影響するのかを、わかりやすく整理してお伝えします。
読み終わるころには、「どう使えばいいか」がスッキリするはずです。一緒に確認していきましょう。
結論:日常はつけっぱなし、節電したいときはリモコンだけオフがベスト

まず結論からお伝えすると、給湯器は日常的にはつけっぱなしで問題ないとされています。
そして、節電したい場合には「コンセントごと抜く」のではなく、壁のリモコンの電源ボタンだけをオフにするのがもっともおすすめの運用方法です。
長期の旅行や出張など、1〜2週間以上お家を空けるときだけ、状況に応じてコンセントを抜いたりブレーカーを落としたりすれば十分、というのが多くのメーカーや専門会社が案内している考え方なんですね。
給湯器の「電源をつけたり消したり」には3種類ある

「給湯器の電源を切る」といっても、実は操作の方法によって意味がまったく違います。
ここを整理しておくと、あとの話がぐっとわかりやすくなりますよ。
① リモコン(壁の操作パネル)のオン/オフ
もっともよく行われるのが、壁に取り付けられたリモコンで「運転/停止」ボタンを押す操作です。
これはテレビのリモコンと似ていて、本体の主電源は入ったまま「待機状態」になるだけなんですね。
機器の設定もそのまま保持されますし、再起動の必要もありません。
日常的な「切る」操作は、基本的にこれだけで十分とされています。
② コンセント(電源プラグ)を抜き差しする
ガス給湯器の場合、屋外の本体近くにコンセントがあり、これを抜くと完全に電源がオフになります。
エラーのリセット(再起動)や、長期不在のときに行うことが多く、毎日行う操作ではありません。
頻繁に抜き差しすると、機器や配線への負担になる可能性があるという意見もあります。
③ ブレーカー・漏電遮断器で電源を落とす
エコキュートなどではタンクの漏電遮断器を「切」にすることで主電源をオフにできます。
分電盤のブレーカーを落とすケースもありますが、これは工事・メンテナンス・長期不在時向けの操作です。
日常使いでは基本的に不要な操作なんですね。
なぜ「つけっぱなし」でも問題ないの?

「でも、電源入れっぱなしって何となく不安…」と感じる方もいるかもしれませんね。
その気持ち、すごくわかりますよ。ここでは、つけっぱなしで大丈夫な理由を詳しく見ていきましょう。
ガス代はお湯を使ったときしかかからない
現在のガス給湯器は、水が流れたときだけ着火する仕組みになっているとされています。
つまり、リモコンの電源がオンのままでも、お湯を使わなければガスはまったく燃焼しないんですね。
「電源つけっぱなし=ガス代が高くなる」と思っている方もいるかもしれませんが、それは誤解なんです。
ガス代は「お湯を出した時間・量」に比例するものなので、待機中のガス消費はゼロとされています。
この点は、ぜひ安心していただきたいポイントですね。
電気代の差は年間数百円〜2,000円弱程度とされている
気になるのは電気代(待機電力)の差ですよね。
待機電力の目安は約7W程度とされており、24時間×365日つけっぱなしにした場合、年間約2,000円近い電気代になるという試算があります。
一方で、「つけっぱなし」と「こまめにオフ」の差額が年間378〜456円程度にとどまるという試算もあり、最新機種ほど待機電力が小さくなっているとも言われています。
「節約効果はあるが、劇的ではない」という方向に収束しつつある、というのが最近の見方のようですね。
寿命・故障リスクはほぼ変わらないとされている
「つけたり消したりを繰り返すと壊れやすくなるかも」と心配している方もいるかもしれませんね。
給湯器は水が流れたときだけ燃焼・作動する仕組みのため、電源が入っているだけでは大きな負荷はかからないとされています。
そのため、電源の入れっぱなしが直接寿命を縮めたり、故障を増やす要因にはなりにくいと解説されていることが多いです。
むしろ、コンセントの頻繁な抜き差しや過度なオンオフの繰り返しのほうが、機器や配線への負担になる可能性があるという意見もあります。
シーン別の具体的な使い分け方

「じゃあ実際にどう運用すればいいの?」という疑問に、シーン別で答えていきますね。
きっと自分の生活に合ったパターンが見つかると思いますよ。
具体例①:普段の日常生活での運用
日常生活では、コンセントは差しっぱなし、本体もリモコンもつけっぱなしで基本的に問題ないとされています。
もし少しでも節電したいという気持ちがあるなら、入浴後など、しばらくお湯を使わないタイミングでリモコン電源だけオフにするのがおすすめです。
「寝る前にリモコンをオフにする」「朝起きたらオンにする」という習慣にするだけで、無理なく節電できるかもしれませんね。
こうすることで、月あたり数十〜数百円程度の節約効果が見込めるとされています。
具体例②:1週間以上の長期不在(旅行・出張など)
旅行や出張など、1週間以上お家を空けるときはどうすればいいでしょうか?
この場合は、まずリモコン電源をオフにして、状況に応じてコンセントも抜いておくことが推奨されています。
ただし、冬の季節は要注意なんですね。
給湯器には「凍結防止機能」が搭載されており、コンセントが抜かれていると凍結防止機能が働きません。
冬場は、コンセントは抜かずにリモコンのみオフにするよう案内されているケースが多いです。
「寒い季節の不在時は、コンセントはそのまま」と覚えておくといいかもしれませんね。
具体例③:2週間以上の長期不在・帰省や引っ越しなど
2週間以上の長期不在が決まっているときは、より丁寧な手順が紹介されています。
- 給水元栓・ガス栓を閉める
- 水抜きをする(説明書に沿って行う)
- 最後にコンセントを抜く
こうすることで、無駄な電力消費を抑えつつ、安全に給湯器をお休みさせることができます。
帰宅後は逆の手順でコンセントを差し込み、ガス栓・給水元栓を開けてから給湯器を起動すれば大丈夫ですよ。
具体例④:冬の凍結が心配なとき
冬は「配管が凍りそうで不安…」と思う方も多いのではないでしょうか。
凍結防止機能は、コンセントが刺さっていて電源が確保されているときに自動で動作するとされています。
つまり、冬場にコンセントを抜いてしまうと凍結防止が働かなくなるため、配管が凍結・破損するリスクが高まる可能性があります。
寒い時期こそ、コンセントは差したまま、リモコンだけオフにするのが安心な方法ですね。
「つけたり消したり」についてよくある誤解
誤解①「つけっぱなしはガス代が高くなる」
これはよくある誤解のひとつです。
先ほどもお伝えしたように、ガス代はお湯を使ったときだけかかるものです。
リモコンをつけっぱなしにしていても、お湯を出さなければガスは消費されないとされているんですね。
誤解②「こまめに切るほうが絶対お得」
節約になることは確かですが、年間数百円〜2,000円弱程度の差とされています。
その節約のために毎回コンセントを抜き差ししていると、機器への負担になる可能性もあります。
「無理のない範囲でリモコンをオフにする」くらいが、バランスのいいやり方かもしれませんね。
誤解③「電源をよく切るほうが給湯器が長持ちする」
給湯器の寿命は使用回数や燃焼時間に左右されることが多く、待機中の電源オン・オフとの直接的な関係はあまりないとされています。
むしろ頻繁な抜き差しが負担になるという意見もあることから、「長持ちさせるためにこまめに切る」という発想は、必ずしも正しいわけではないかもしれませんね。
まとめ:給湯器の電源は「つけっぱなし+リモコンで使い分け」が基本
この記事でお伝えしてきたことを、最後にまとめておきますね。
- 給湯器の電源は、日常的にはつけっぱなしで安全・問題なしとされています
- ガス代は電源のオン・オフに関係なく、お湯を使った分だけかかります
- 節電したいなら、リモコン電源をオフにするだけで年間数百円〜の節約効果が見込めます
- コンセントを抜くのは、長期不在時や不具合のリセット時など、限られた場面で十分です
- 冬場はコンセントを抜かずに凍結防止機能を働かせることが大切です
- 2週間以上の長期不在は、給水元栓・ガス栓を閉めてからコンセントを抜く手順がおすすめです
「つけたり消したりどうすればいいか」という疑問、少しスッキリしてもらえたなら嬉しいですね。
難しく考えすぎず、「日常はリモコンだけ、長期不在はコンセントも」というシンプルな使い分けを意識してみてください。
今日からでも、寝る前にリモコン電源をオフにする習慣を試してみませんか?
小さな積み重ねが、毎月のエネルギー代の節約につながっていくかもしれませんね。
まずは今夜の入浴後、一度リモコンのオフボタンを押してみるところから始めてみましょう。