
給湯器の電源って、使うたびに消した方がいいのかな?つけっぱなしにしておくとガス代や電気代が無駄になっているんじゃないかな?そんなふうに気になったことがある方、きっと多いですよね。
毎日の光熱費を少しでも節約したいと思うのは、私たちみんなの共通の気持ちだと思います。
でも、「こまめに消した方がいい」「いや、つけっぱなしの方がいい」という声が両方あって、結局どっちが正解なのか迷ってしまいますよね。
この記事では、給湯器をつけたり消したりすることの節約効果や安全面のリスクについて、できるだけわかりやすくお伝えします。
読み終わったあとには「じゃあ、うちはこうしよう」と自信を持って使い方を決められるようになりますよ。
結論:リモコンのOFF習慣は節約になるが、コンセントは抜かないのが基本

最初に結論をお伝えしますね。
給湯器の電源管理について、現在の一般的な見解をまとめると、
- リモコンの電源をこまめにOFFにすることには、わずかながら節約効果がある
- ただしガス代への影響はほぼゼロで、電気代の差額も年間数百円程度とされています
- 給湯器本体のコンセントは、通常は絶対に抜かないことが安全の基本
「もっと大きな節約効果があるかも!」と期待していた方には少し拍子抜けかもしれませんね。
でも、「正しい使い方を知ることで機器を長持ちさせられる」という大切なポイントがあります。一緒に詳しく見ていきましょう。
なぜ「つけたり消したり」しても節約効果が小さいのか

そもそも「給湯器の電源を消す」には2種類ある
実は、「給湯器の電源を消す」という操作には、大きく分けて2つの意味があるんですね。ここを混同している方が意外と多いので、最初に整理しておきますね。
① リモコン(操作パネル)の運転スイッチをOFF
台所や浴室の壁に付いているリモコンの「電源」ボタンを押してOFFにする操作です。
お湯を使い終わったらOFFにする、外出するときにOFFにする、といった「日常的な電源操作」のことですね。
② 給湯器本体のコンセントを抜く
屋外にある給湯器本体のコンセントを物理的に抜く操作です。
こちらは凍結防止機能を含むすべての電源が完全にオフになる状態です。
この2つは役割がまったく異なります。
「節約のために電源を切る」という場合、基本的には①のリモコン操作を指すことが多いですが、コンセントまで抜いてしまうと大変なことになるケースがあります。この点は後ほど詳しく説明しますね。
ガス代はリモコンのON/OFFに関係ない
「電源をつけっぱなしにしているとガス代がかかっているんじゃ?」と心配している方もいるかもしれませんね。
でも実は、現代のガス給湯器は「水が流れたときだけガスが点火する」という仕組みになっているんです。リモコンの電源がONのままでも、お湯を出していない限り、ガスは一切燃焼しないとされています。
つまり、リモコンをつけっぱなしにしていてもガス代は変わらない、ということなんですね。
「電源を入れっぱなしにしているから毎月ガス代が高い…」という心配は、基本的には不要と言われています。
電気代(待機電力)はわずかに差が出る
では電気代はどうでしょう?
給湯器は電源が入っている間、「待機電力」という操作待ち状態の電力を少しずつ消費しています。
試算によると、リモコンのつけっぱなしと都度消しの年間の差額は約378〜456円程度とされています。
都度消しの方が確かに節電になりますが、その差は月に30〜40円程度と、かなり小さいんですね。
「年間400円くらいの節約か…」と感じた方もいるかもしれません。
もちろん、積み重ねは大事ですが、「それほど劇的な変化はない」ということは知っておいてほしいポイントです。
こまめなON/OFFには思わぬデメリットもある
節電のために頻繁にON/OFFを繰り返すことには、一点注意が必要とされています。
あまりにもこまめにON/OFFを繰り返すと、リモコンのボタンに負荷がかかって接触不良などの故障の原因になる可能性があるという指摘があります。また、内部システムへの負荷で機器の寿命を縮めるという見方もあるんですね。
「節約のためにやっていたのに、修理費の方が高くついた…」なんてことになったら悲しいですよね。
そのため、「長時間使わないときは消す・短時間の外出や入浴中はつけっぱなしでもOK」という使い方が、バランスの取れた方法とされています。
コンセントを抜いてはいけない理由の具体例

具体例①:冬場のコンセント抜きで配管が凍結
「節電のために、冬場も給湯器のコンセントを抜いていた」という方のケースです。
給湯器には凍結防止機能(凍結予防ヒーターや自動ポンプ運転など)が搭載されていて、コンセントが入っていることで自動的に配管を守ってくれています。
ところがコンセントを抜いてしまうと、この凍結防止機能も完全に停止してしまうんですね。
その結果、寒い夜に配管が凍結・破損してしまい、修理費が数万円かかってしまう…というケースが実際に起きているとされています。
年間400円の節電のために、数万円の修理費が発生してしまったら大変ですよね。これが「コンセントは抜かないで」と多くの専門家が強調する最大の理由なんです。
具体例②:「つけっぱなし派」と「都度消し派」どちらが正解?
実は、節約系のメディアやリフォーム会社の間でも「つけっぱなし推奨派」と「都度消し派」に意見が分かれているんですね。
- 都度消し派:「使わないときは電源を切ることで待機電力が節約できる」
- つけっぱなし推奨派:「差額は年間数百円と小さいので、機器への負担を考えれば、日常的にはつけっぱなしの方が現実的」
どちらの意見も理にかなっているんですね。
個人的におすすめなのは、「短時間の外出や食事中はつけっぱなし、お休み前や長時間の外出時はリモコンをOFF」という中間的な使い方です。
節約効果を得つつ、機器への余計な負担も避けられる、バランスの取れた方法かもしれませんね。
具体例③:コンセントを抜いていい場面・いけない場面の比較
「コンセントは抜かない」が基本ですが、例外もあります。整理してみましょう。
| 場面 | コンセント | 理由 |
|---|---|---|
| 通常の日常使用 | 抜かない | 凍結防止機能が働かなくなるため |
| 落雷が予想されるとき | 取扱説明書に従い抜く場合あり | サージ電流による故障を防ぐため |
| エラーコードのリセット時 | 一時的に抜いてリセット | 制御基板のリセットに有効な場合あり |
| 長期不在(夏季など) | 状況に応じて検討可 | 冬季は凍結リスクがあるため要注意 |
大切なのは、「コンセントを抜く=節電」という発想よりも、「リモコンのOFF習慣で日常的な節電をする」という考え方ですね。
具体例④:リモコンOFFとコンセントOFFの違いを押さえる
改めて、この2つの違いを整理しておきましょう。
リモコン(運転スイッチ)をOFFにする場合
- 給湯器の給湯機能を一時停止するイメージ
- 制御基板への通電は続いていることが多い
- 日常的な節電・外出時の操作として適している
- 凍結防止機能は引き続き動作する
コンセントを抜く場合
- 内部の制御基板を含めてすべての電源がオフになる
- 凍結防止機能も完全に停止する
- 通常の日常使用では推奨されない
- エラーリセットや長期不在時など、特定の場面での使用が基本
「リモコンで電源を切っているから大丈夫」と思っていても、もしかしたらコンセントまで抜いていた…というケースもあるかもしれませんね。
今一度、ご自宅の給湯器の状態を確認してみることをおすすめしますよ。
給湯器の電源管理まとめ

ここまで読んでくださってありがとうございます。最後に、ポイントを整理してお伝えしますね。
- ガス代への影響はほぼゼロ:リモコンをつけっぱなしにしていても、お湯を使わない限りガスは燃焼しない
- 電気代の差は年間数百円程度:都度消しの方がわずかに節電になるが、劇的な差はないとされている
- コンセントは通常抜かない:凍結防止機能が止まり、配管の凍結・破損リスクが高まる
- おすすめの使い方:長時間使わないときはリモコンをOFF、短時間ならつけっぱなしでもOK
- こまめすぎるON/OFFは逆効果:リモコンや内部システムへの負荷になる可能性がある
「節約したい」という気持ちはとても大切ですよね。
でも給湯器については、「安全を守りながら、無理なく節電する」というスタンスが一番賢い選択かもしれませんね。
今日からできる小さな一歩として、まずはリモコンの電源を「長時間使わないときだけOFFにする」習慣から始めてみてはいかがでしょうか。
難しいことは何もありません。気づいたときに一つずつ、ご自身のペースで取り組んでみてくださいね。きっとそれが、長く安全に給湯器と付き合っていくための一番の近道だと思いますよ。