給湯器の電源を切ると節電になる?正直に答えます

給湯器の電源を切ると節電になる?正直に答えます

給湯器って、使っていないときも電源を入れたままにしておいていいのかな?
もしかして、電源を切るだけで電気代が節約できるんじゃないかな?
そんなふうに感じたことはありませんか?

光熱費が気になる今の時代、毎日使う給湯器だからこそ、少しでも節電できるなら試してみたいですよね。
この記事では、給湯器の電源を切ることで本当に節電になるのか、その効果の実態や注意点まで、一緒にわかりやすく確認していきましょう。
読み終えた頃には「我が家はどうすればいいか」がスッキリ見えてくるはずですよ。

結論:電源を切ると節電にはなるが、効果は小さめです

結論:電源を切ると節電にはなるが、効果は小さめです

まず結論からお伝えしますね。
給湯器のリモコン電源を切ると、確かに節電にはなります。
ただし、節約できる金額は月数十円〜100円前後とされており、劇的に電気代が下がるわけではないんですね。

そしてもうひとつ大切なポイントがあります。
それは、コンセントを抜くのはNGだということです。
なぜそう言われているのか、次の章でじっくり解説していきますね。

なぜ電源を切っても節電効果が小さいのか?

なぜ電源を切っても節電効果が小さいのか?

給湯器が消費しているのは「待機電力」だから

給湯器の電源を切ることで節電できる理由は、「待機電力」を減らせるからです。
リモコンがオンの状態のとき、給湯器はいつでもお湯を出せるよう準備万端で待ち構えています。
このとき、電気を少しずつ消費し続けているんですね。

これが「待機電力」と呼ばれるものです。
給湯器の待機電力は約3W〜6W程度とされています。
「意外と少ないな」と感じた方も多いんじゃないでしょうか。

電気代に換算するといくらになるの?

では、この待機電力が電気代にどのくらい影響するか見てみましょう。
2025年時点の試算では、給湯器をつけっぱなしにしていても月67円〜134円程度の電気代とされています。
つまり、電源を切ったとしても、節約できる金額はその範囲内ということになるんですね。

年間に換算すると数百円〜2,000円弱という試算もありますが、これは機種や電気料金の単価によって変わります。
「思ったより少ないな…」と感じた方もいるかもしれませんね。
それが正直なところなんです。

ガス代は電源を切っても変わらない

もうひとつ知っておきたいのは、給湯器の電源を切ってもガス代は減らないということです。
ガス代はお湯を実際に使ったときに発生するもので、電源のオン・オフとは関係がありません。
節電で減らせるのはあくまで電気代の待機電力分だけ、というのを覚えておいてくださいね。

頻繁なオンオフはかえって逆効果になることも

「じゃあ毎回こまめに切ればいいんじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんね。
実は、頻繁なオンオフの繰り返しは、逆効果や機器への負荷増加につながる可能性もあると指摘されています。
起動するたびにエネルギーや機器への負担が生じることがあるため、こまめに切るよりも「長期間使わないときだけ切る」という考え方が、現在は主流になっているんですね。

絶対に知っておきたい!コンセントを抜いてはいけない理由

絶対に知っておきたい!コンセントを抜いてはいけない理由

コンセントを抜くと凍結防止機能が止まる

ここからが、とても大切なお話です。
「電源を切るより、コンセントを抜いたほうが完全に電気を止められてもっと節電になるんじゃないか?」
そう考えた方もいるかもしれませんね。

でも、給湯器のコンセントを抜くのは原則NGです。
その理由は、給湯器には凍結防止ヒーターという機能が内蔵されているからです。
気温が下がると自動的に動き出して、配管が凍るのを防いでくれています。
コンセントを抜いてしまうと、この凍結防止機能が働かなくなってしまうんですね。

配管が凍ると修理費用が大変なことに…

凍結防止ができないまま寒い冬を迎えてしまうと、配管が凍りついて破損するリスクがあります。
修理費用は状況によって数万円以上になることもありますから、節電で節約できる月100円足らずと比べると…大きなリスクですよね。
特に寒冷地にお住まいの方や、冬場に電源を切ることを考えていた方は、冬の間はコンセントを絶対に抜かないようにしてください。

長期間家を空けるときはどうする?

では、旅行や帰省で長期間家を空けるときはどうすればいいのでしょうか。
夏場など凍結の心配が少ない季節であれば、リモコンの電源オフを検討する余地はあるとされています。
ただし、コンセントを抜く場合は必ず機種の取扱説明書に従うことが前提です。
機種によって対応が違いますので、メーカーの案内を確認するのがいちばん安心ですよ。

具体的にどんなシーンで電源を切ればいい?

シーン①:数時間〜半日、外出するとき

買い物や仕事などで数時間家を空ける場合、リモコンの電源を切ることは可能です。
ただ、節電できる金額は本当に数円〜十数円程度と小さいので、「切り忘れた!」と焦る必要はまったくありませんよ。
切るかどうかより、お湯の使い方そのものを見直すほうが節約効果は大きいかもしれませんね。

シーン②:旅行や帰省などで数日〜1週間以上家を空けるとき

数日以上、家を空ける場合はリモコンの電源を切ることを検討しても良いでしょう。
この場合も、冬場はコンセントを抜かないように注意してください。
夏場であれば、取扱説明書を確認したうえでコンセントを抜く選択肢もあるとされていますが、機種によって異なりますので、必ず確認を忘れずに。

シーン③:雷が予想されるとき

雷が見込まれるときは、機器を守るためにリモコンの電源を切ったりコンセントを抜くことを案内している情報もあります。
ただし、これも取扱説明書の指示を確認することが前提です。
機種によっては、落雷対策の方法が指定されている場合もありますので、ぜひ一度確認してみてくださいね。

シーン④:普段の日常使いのとき

毎日普通に生活しているとき、給湯器の電源はつけっぱなしで問題ありません。
複数の専門家や給湯器関連の情報源でも「日常使用なら電源をつけっぱなしにしていても問題ない」という見解が多くなっています。
毎朝・毎晩こまめにオンオフするよりも、日常のお湯の使い方を工夫するほうが、電気代・ガス代両方の節約につながりやすいですよ。

もっと効果的な給湯器の節約方法って?

設定温度を少し下げる

給湯器の節約で効果が大きいのは、お湯の設定温度を見直すことです。
必要以上に高い温度に設定していると、水で薄める量が増えてかえって無駄になることもあります。
冬は少し高め、夏は少し低めに設定するだけでも、ガス代に違いが出てきますよ。

お湯を無駄に流さない習慣をつける

シャワーをこまめに止めたり、お湯を出しっぱなしにしないように意識するだけで、ガス代・水道代の節約につながります。
待機電力の節電よりも、実際のお湯の使い方を見直すほうが節約効果はずっと大きいんですね。
小さな習慣の積み重ねが、じわじわと効いてきますよ。

追い炊きの回数を減らす

お風呂の追い炊きはガスをたくさん消費します。
なるべく家族が続けて入浴する時間を揃えたり、保温シートを活用してお湯が冷めにくくする工夫をすると、追い炊き回数が減って節約につながりますよ。

この記事のまとめ

ここまで一緒に確認してきた内容を整理しましょう。

  • 給湯器のリモコン電源を切ると、待機電力分だけ節電になる
  • 節約できる電気代は月数十円〜100円前後と小さめ
  • コンセントを抜くのはNG(凍結防止機能が止まってしまうため)
  • 冬場・寒冷地では特に電源断に注意が必要
  • 長期間家を空けるときは電源オフを検討してもいいが、取扱説明書の確認が前提
  • 普段の日常使いはつけっぱなしでも問題ない
  • 節約効果を高めたいなら、設定温度の見直しやお湯の使い方の工夫のほうが効果的

「電源を切れば節電になる」というのは間違いではないのですが、その効果はごくわずかなんですね。
それよりも、コンセントを抜かない・冬場は特に注意するという点のほうが、トラブル防止の観点でずっと大切です。

給湯器の節電を意識されているあなたさんは、きっと日々の光熱費をしっかり管理しようとされているんですよね。
その姿勢はとても素晴らしいと思います。
ぜひ今日から、電源の管理だけでなく、お湯の使い方全体を見直してみてくださいね。
小さな積み重ねが、1年後の電気代・ガス代にじんわりと効いてくるはずですよ。