
「給湯器の電源って、どうやって切ればいいんだろう?」そう思ったことはありませんか?
旅行前に念のため消しておきたい、電気代を少しでも節約したい、エラーが出たのでリセットしたい…。
きっと、それぞれに違う理由があることかと思います。
実は「給湯器の電源を切る」といっても、方法は1つではないんですね。
目的によって最適な切り方が変わってくるので、何も知らないままだと「やり過ぎ」や「やり方が違う」ということになりかねません。
この記事では、給湯器の電源の切り方を目的別にわかりやすくご紹介します。
読み終わる頃には、「自分のケースではどうすればいいか」がスッキリ整理できるはずですよ。
給湯器の電源の切り方は「目的」によって変わります

結論からお伝えすると、給湯器の電源の切り方には大きく3種類あり、何のために切るかによって使い分けることが大切とされています。
- リモコンの電源ボタンをOFFにする(節電・使わない時間帯向け)
- 本体の電源プラグ(コンセント)を抜く(故障リセット・長期不在・緊急停止向け)
- 分電盤のブレーカーを落とす(水濡れや漏電が疑われる緊急時向け)
「なんとなくリモコンを切ればいいかな」と思っていた方も多いかもしれませんね。
でも実はそれぞれに意味と注意点があるんです。
次のセクションから、もう少し詳しく一緒に見ていきましょう。
なぜ目的によって切り方を変える必要があるの?

給湯器って、シンプルに見えて意外と複雑な仕組みで動いているんですね。
電源の切り方によって、止まる機能が変わってくるんです。
だからこそ、目的に合った方法を選ぶことがとても大切とされています。
リモコンをOFFにしても、本体は動いています
まず知っておきたいのが、リモコンの電源を切っても、給湯器本体は通電したままという点です。
リモコンのOFF操作は「給湯の運転を停止する」ことを意味していて、本体の制御や安全監視システムはそのまま動き続けているんですね。
だから節電効果は少しありますが、「完全に電源を落とした」状態にはなっていません。
逆に言うと、これは安全のために意図的にそうなっているともいえます。
凍結防止ヒーターや安全センサーが常に働いていられるのも、本体が通電しているおかげなんですよ。
本体のコンセントを抜くと「すべて」が止まります
給湯器の電源プラグを抜くと、燃焼制御・温度管理・安全監視・凍結防止ヒーター・循環ポンプなど、すべての制御が完全に停止するとされています。
これはしっかりリセットしたいときや、長期間使わないときには有効な方法です。
ただし、冬場など外気温が0℃を下回るような地域では、コンセントを抜くと配管が凍結するリスクが急激に高まるとされていますので、注意が必要ですね。
ブレーカーは「触れない・触りたくない」ときの手段
給湯器本体のコンセントに近づきにくい場合や、水濡れ・漏電の疑いがある場合は、分電盤のブレーカーを落とす方法がとられることがあります。
特に、雨で濡れている状態の給湯器には素手で触れるのが危険なこともありますので、そういったときはまずブレーカーをOFFにしてから対応するのが安全とされています。
目的別・給湯器の電源の切り方を具体的に見てみましょう

それでは実際に、よくある場面ごとにどう対応すればいいかを具体的にご紹介していきますね。
【場面①】電気代を節約したい場合
「給湯器をつけっぱなしにしていると電気代がもったいないかな…」と感じている方も多いのではないでしょうか?
その気持ち、とてもよくわかりますよ。
この場合は、リモコンの電源ボタンをOFFにするのが基本とされています。
使わない時間帯(就寝中・外出中など)にリモコンをOFFにすることで、待機電力を少し抑えられるとされています。
ただし、年間の節約効果は数百円程度という試算も多く、「どこまで手間をかけて節約するか」は人それぞれかもしれませんね。
本体のコンセントを抜いてしまうと凍結防止など安全面に影響が出る場合もあるため、節電目的だけならリモコンOFFにとどめておくのが無難とされています。
【場面②】エラーコードが出た・不具合をリセットしたい場合
給湯器のリモコンにエラーコードが表示されて困ったことはありませんか?
そんなときは、「電源を一度切って入れ直す」リセット操作が一般的な対処法として広まってきています。
具体的な手順はこんな感じです。
- リモコンの運転スイッチをOFFにする
- 給湯器本体の電源プラグを抜く(または専用ブレーカーをOFF)
- 30秒〜1分ほどそのまま待つ
- 再度プラグを差し込む(またはブレーカーをON)
- リモコンの運転スイッチをONにする
ただし、ここで絶対に忘れてはいけない注意点があります。
ガスの臭いがする・雨で給湯器が濡れている・焦げ臭い匂いがするといった場合は、電源の抜き差し作業は行わないこととされています。
そういった状況では、専門業者やガス会社に連絡するのが最善ですよ。
【場面③】旅行・長期不在で家を空ける場合
「旅行中に給湯器をつけっぱなしにしておくのは不安…」という方もいらっしゃると思います。
これも気になりますよね。
1〜2日程度の外出であれば、リモコン電源をOFFにする程度で十分とする見解が多いとされています。
数日〜数週間以上の不在の場合は、ガスの元栓を閉めたうえで本体電源プラグを抜く選択肢もあります。
ただし、冬場の長期不在には要注意です。
電源を完全に切ってしまうと凍結防止ヒーターが動かなくなり、配管が凍結してしまうリスクがあります。
冬季に寒冷地へお住まいの方は、電源を切る前に地域の気候条件をよく確認することをおすすめします。
【場面④】異常を感じた・安全が不安な緊急時
焦げ臭い匂いがする、変な音がする、煙が出ている…そんな状況になったら、とても怖いですよね。
そのときは落ち着いて、次の順番で対応することが推奨されています。
- ガスの元栓をすぐに閉める
- ブレーカーをOFFにして電源を遮断する
- すぐに専門業者またはガス会社へ連絡する
自分でコンセントを触ろうとする前に、まずはブレーカーで回路ごと切るのが安全とされています。
「自分でなんとかしよう」と焦らずに、プロに任せることが大切ですよ。
コンセントを抜くときに知っておきたい注意点

「じゃあとりあえずコンセントを抜けばいいか」と思いがちですが、実際に抜く前には必ず安全確認が必要とされています。
以下のことを確認してから作業するようにしてくださいね。
- 手や周囲が濡れていないか(濡れた手では絶対に触らない)
- ガスの臭いがしていないか
- 雨などで給湯器本体が濡れていないか
- 焦げ臭さや異音がないか
戸建て住宅の場合、給湯器本体の近くにコンセントが設置されていることが多いですが、配管カバーの中に隠れている場合もあるとされています。
コンセントを抜いた後は、すぐに差し直さず30秒〜1分待ってから再接続するのが正しいリセット手順ですよ。
エコキュートや電気給湯器は少し違うことも
ここまでは主にガス給湯器を想定してお話ししてきましたが、エコキュートや電気給湯器をお使いの方もいらっしゃるかと思います。
エコキュートは、基本的に電源を入れっぱなしにして使う前提で設計されているとされています。
こまめに電源を切ってしまうと、効率よくお湯を沸かせなくなったり、機器に余計な負荷がかかる可能性もあるとされています。
一方、タンクを持たないタイプの電気給湯器では、短時間の外出でも都度電源を切った方がよいケースもあるとされています。
機種によってルールが違うので、もしかしたら取扱説明書やメーカーのサポートに確認してみるのがいちばん確実かもしれませんね。
この記事のまとめ
「給湯器の電源を切る」といっても、目的によって適切な方法がそれぞれ違うんですね。
最後に、ポイントを整理しておきましょう。
- 節電したいとき:リモコンの電源ボタンをOFFにするだけでOK。コンセントは抜かなくてよい
- エラーをリセットしたいとき:リモコンOFF→コンセントを抜く→30秒〜1分待つ→再接続の手順で。ガス臭・濡れがある場合は作業せず専門業者へ
- 長期不在のとき:1〜2日ならリモコンOFFで十分。数週間以上ならガス元栓を閉めてコンセントを抜く選択肢も。冬場の凍結リスクに注意
- 緊急時・異常を感じたとき:ガス元栓を閉める→ブレーカーOFF→専門業者に連絡の順で対応
- エコキュートや電気給湯器:機種によってルールが異なるため、取扱説明書やメーカー確認が安心
「自分の場合はどれにあたるんだろう?」と迷ったときは、「何のために電源を切りたいのか」をまず整理すると、自然と答えが見えてきますよ。
難しく考えすぎなくても大丈夫です。
今日ご紹介した内容を参考に、まずは「リモコンのOFF」から始めてみてはいかがでしょうか?
きっと「これでよかったんだ」とスッキリした気持ちになれると思いますよ。
もし「これって自分の給湯器に当てはまるの?」「エラーが直らないんだけど…」という場合は、無理せず専門業者やガス会社に相談してみてくださいね。
プロに頼ることは、決して恥ずかしいことではありませんから。