
急にお湯が出なくなって、リモコンに見慣れないエラーコードが表示されていたり、給湯器が動かなくなったりして、「どうしたらいいんだろう?」と不安になったことはありませんか?
そんなとき、まず試してほしいのが給湯器のリセット(再起動)です。
実は、給湯器のトラブルの中には、電源を入れ直すだけで解決できるものも多いんですね。
この記事では、給湯器のリセット方法を「まず何から試せばいいか」を中心に、わかりやすく丁寧にご紹介します。
また、リセットしてはいけない危険なサインについても一緒にお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
給湯器のリセットは「電源オフ→待機→再投入」が基本です

結論からお伝えすると、給湯器のリセット方法は「電源を切って、少し待って、また入れる」という3ステップが基本です。
具体的には、次の2つのアプローチがあります。
- リモコンの運転スイッチを「切」にして、数秒〜1分待ってから「入」に戻す
- 本体の電源プラグをコンセントから抜いて、10秒〜1分待ってから差し直す
どちらの方法も、給湯器内部のシステムを一度リセットして、正常な状態に戻すことを目的としています。
まずはリモコン操作から試してみるのが、一般的な順序とされていますよ。
なぜ「リセット」でエラーが解消されることがあるのか?

「電源を入れ直すだけで直るの?」と思う方もいるかもしれませんね。
でも、これにはちゃんとした理由があるんです。
給湯器もコンピューターと同じように動いています
現代の給湯器は、内部に制御基板(コンピューター)が搭載されていて、温度管理や安全制御を自動で行っています。
このシステムが何らかの原因で一時的に誤作動を起こしたり、エラー情報を保持したまま固まってしまうことがあるんですね。
そういったケースでは、電源を一度切ることでシステムがリセットされ、エラーが解消されることがあるんです。
スマートフォンの調子が悪いときに再起動するのと、仕組みとしては似ているかもしれませんね。
「一時的なエラー」と「本質的な故障」は区別が必要です
ただし、すべてのエラーがリセットで解消されるわけではありません。
エラーには大きく分けて2種類あります。
- 一時的なエラー:外部環境(気温・水圧の変動など)や瞬間的な誤作動によるもの。リセットで解消されやすい。
- 継続的な故障:部品の劣化・破損・ガス系統のトラブルなど。リセットしても再発する。
リセット後にエラーが再発する場合は、根本的な原因が残っている可能性が高いので、何度もリセットを繰り返すのは避けたほうがよいとされています。
再発する場合は、早めに業者さんに相談するのがおすすめですよ。
ガスメーターや安全装置が作動しているケースも
給湯器本体に問題がなくても、ガスメーターの安全装置(マイコンメーター)が作動して、ガスの供給がストップしている場合があります。
この場合、給湯器だけをリセットしても復旧しません。
ガスメーター側の「復帰ボタン」を押す操作が別途必要になるんですね。
地震のあとや長期不在のあとなどに給湯器が動かない場合は、ガスメーターも確認してみてくださいね。
給湯器のリセット方法:具体的な3つの手順

それでは、実際のリセット手順を具体的に見ていきましょう。
状況に合わせて、試す順番を確認しておくと安心ですよ。
手順①:まずはリモコンの電源を入れ直す
最初に試してほしいのが、リモコンを使った操作です。
これが最も手軽で、まず試すべきステップとされています。
- リモコンの運転スイッチを「切」にする
- 10秒〜1分程度、そのまま待つ
- 再度「入」に切り替えて、エラー表示が消えたか確認する
- お湯を出してみて、正常に動作するか試す
「切」にしてすぐ「入」に戻すのではなく、必ず少し時間を置くのがポイントです。
システムが完全にリセットされるまでの時間が必要なんですね。
手順②:電源プラグをコンセントから抜く
リモコン操作でも改善しない場合は、本体の電源プラグを直接抜く方法を試してみてください。
- 給湯器本体のコンセントを見つける(屋外に設置されているケースが多いです)
- 電源プラグをコンセントから抜く
- 10秒〜1分(できれば1分程度)待つ
- 再度コンセントに差し込む
- リモコンでエラーが消えているか確認し、お湯を出してみる
電源プラグを抜く時間は、10秒でも効果があるとされていますが、長めに1分程度待つとより確実とも言われていますよ。
手順③:ブレーカーを落として復帰させる
電源プラグの場所がわからない場合や、プラグが固定されていてアクセスしにくい場合は、給湯器専用のブレーカーを使う方法もあります。
- 分電盤(ブレーカーボックス)を開け、給湯器専用のブレーカーを「切」にする
- 1分程度待つ
- ブレーカーを「入」に戻す
- リモコンを確認し、エラーが解消されているかチェックする
エコキュートの場合は、本体の漏電遮断器や専用ブレーカーを使うリセット方法が案内されることが多く、ガス給湯器とは少し操作が異なるとされていますので、取扱説明書も確認してみてくださいね。
リセットしてはいけない!危険なサインを見逃さないで

ここはとても大切なところなので、しっかり読んでほしいんですね。
リセットは便利な対処法ではありますが、以下のような状況では、リセットより先に給湯器の使用を止めて、専門業者に点検を依頼することが必要です。
- ガス臭・異臭がする:ガス漏れの可能性があり、非常に危険です。すぐに窓を開けて換気し、ガス会社に連絡してください。
- 異常な音がする:爆発音・異常な振動音・普段聞かない音がする場合は、部品の異常が疑われます。
- 排気口から異常な煙や炎が出ている:排気系統のトラブルの可能性があります。
- 水漏れが確認できる:配管やバルブの損傷が考えられます。
- 凍結が疑われる:無理に再起動すると配管が破損するリスクがあります。
これらのサインがある場合は、「もしかしたらリセットすれば直るかも」と思っても、まずは安全を最優先にしてくださいね。
ガス漏れなどの場合は、電気のスイッチを操作するだけでも引火の危険があるので、リモコンにも触れずにその場を離れることが大切です。
メーカーによってリセット手順が違うことも
給湯器のリセット方法は、ノーリツ・リンナイ・パロマなどのメーカーや機種によって、細かい手順が異なる場合があるとされています。
「888」「88」表示が出たときの対処は通常のリセットとは違います
リモコンに「888」や「88」といった数字が表示されることがあります。
これは故障のサインではなく、「点検時期の通知」や「使用期間の目安をお知らせする表示」とされています。
この表示を消す場合は、通常のリセット操作ではなく、メーカー指定の解除手順が必要なケースがあります。
取扱説明書やメーカーのサポートページで確認するのがよいかもしれませんね。
機種・型番ごとの確認がより確実です
基本的なリセットの考え方は共通していますが、機種によって「リセットボタンが本体についている」「専用の操作手順がある」といった違いもあるとされています。
困ったときは、取扱説明書を手元に置いて確認するか、メーカーのサポートに問い合わせるのが一番安心ですよ。
まとめ:給湯器のリセットは「3ステップ」で、安全確認が最優先です
この記事でご紹介してきた給湯器のリセット方法を、最後に一緒に整理しておきましょう。
- 基本の3ステップ:「電源オフ(リモコン or プラグ or ブレーカー)→10秒〜1分待つ→再投入して確認」
- まず試すのはリモコン操作から。改善しなければ電源プラグやブレーカーへ。
- リセット後はエラーが消えたか確認し、実際にお湯を出して動作を確認する。
- 再発する場合は繰り返しリセットしない。原因が残っている可能性があるため、業者に相談する。
- ガス漏れ・異臭・異常音・水漏れなどがある場合は使用中止。リセットより先に点検を。
- メーカーや機種によって手順が異なる場合があるため、取扱説明書も確認する。
給湯器のリセットは、あくまでも応急処置としての対処法です。
根本的な故障が原因の場合には解決にならないこともあるので、リセットで直ったあとも「また同じエラーが出るかも」という視点を持っておくとよいかもしれませんね。
また、給湯器は安全に関わる機器でもあるので、「なんかおかしいな」と感じたら無理をしないことが何より大切です。
困ったときは、東京ガスなどのガス会社や給湯器メーカーのサポート、地域の給湯器専門業者さんに相談してみてくださいね。
今すぐ試せるリセット手順が、皆さんのお役に立てると嬉しいです。
まずは焦らず、一つひとつの手順を確認しながら試してみてくださいね。きっと解決の糸口が見つかると思いますよ。