
お湯を使おうとしたら、給湯器が点火しない……そんな経験、されたことがありますよね。
特に寒い季節の朝や、急いでいるときに限ってこういうことが起きるもので、本当に困ってしまいますよね。
「故障かな?」「すぐに業者さんを呼ばないといけないの?」と焦ってしまう気持ち、よくわかります。
でも実は、原因によっては自分で確認して解決できるケースもあるんですね。
この記事では、ノーリツ給湯器が着火しないときに考えられる原因と、それぞれの確認・対処のポイントをわかりやすく整理してお伝えします。
読み終わる頃には「まず何をすればいいか」がはっきりわかって、きっと少し気持ちが楽になりますよ。
まずリモコンのエラー「111」を確認してみましょう

ノーリツの給湯器が着火しないとき、リモコンにエラーコード「111」が表示されることがよくあります。
ノーリツ公式FAQによると、このエラー「111」は「燃料切れまたは部品の不具合で給湯器が点火できなかったとき」に表示されるものなんですね。
つまり「着火しない」という症状にもいくつか原因があって、燃料の問題なのか、機器の内部の問題なのか、まずそこを分けて考えることが大切なんです。
一�に「故障だ」と判断してしまう前に、順番に確認していきましょう。
着火しない原因は大きく2パターンあります

ノーリツ給湯器が着火しない場合、原因は大きく「燃料の供給に関する問題」と「給湯器本体の不具合」の2パターンに分けて考えられます。
どちらか確認していくことで、次にとるべき行動がはっきりしてきますよ。
パターン①:燃料の供給に問題がある
意外と多いのが、燃料そのものが給湯器に届いていないケースです。
これはガス給湯器と石油給湯器で確認するポイントが異なりますので、まずご自宅の給湯器の種類を確認してみてくださいね。
ガス給湯器の場合:他のガス機器が使えるかチェック
ノーリツ公式FAQでは、ガス給湯器のエラー「111」が出たとき、まずガスコンロなど他のガス機器が使えるかどうか確認するよう案内しています。
もしガスコンロも使えない状態であれば、ガスの供給自体が止まっている可能性があります。
この場合は給湯器の問題ではなく、ガス会社や検針票の案内先に問い合わせるのが先になりますね。
反対に、ガスコンロは普通に使えるのに給湯器だけ着火しないという場合は、給湯器本体に不具合がある可能性が高いと考えられます。
その場合はノーリツの修理受付や販売店に相談するのがよいでしょう。
石油給湯器の場合:灯油の残量とタンクの状態をチェック
石油給湯器をお使いの方は、まず灯油タンクの残量を確認してみてください。
灯油切れは、石油給湯器の点火不良の中でもよくある原因のひとつなんですね。
ノーリツ公式FAQによると、灯油切れの場合は灯油を半分以上補給したうえで、タンクのエア抜き(送油管に残った空気を抜く作業)を行う方法が案内されています。
また、灯油が十分にある場合でも、屋外設置タンクに水が混入していることがあり、その場合はタンクの水抜きが必要になることもあるとされています。
ただし、エア抜きや水抜きの作業に不安を感じる場合は、無理に自分でやろうとせず、取扱説明書や専門業者さんに確認してもらうのが安心ですよね。
パターン②:給湯器本体の内部に不具合がある
燃料の供給には問題がないのに着火しない、またはエラー「111」が何度もくり返し表示される場合は、給湯器の内部に不具合が生じている可能性があります。
エラー「111」の原因となりうる内部部品には、点火装置・点火プラグ・電磁弁・基板・バーナーなどがあるとされています。
これらの部品は専門的な点検・修理が必要なもので、利用者が自分で分解したり修理したりすることは避けてください。
同じエラーがくり返し出る場合や、燃料の問題を確認しても解決しない場合は、ノーリツの修理受付または購入店・施工業者さんへの相談をおすすめします。
よくある3つのケースで具体的に見てみましょう

「自分の状況がどのパターンに当てはまるのかわからない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここでは、よくある3つの具体的なケースをご紹介しますので、参考にしてみてください。
ケース① ガスコンロも使えなくなっている
給湯器が着火しないのと同時に、ガスコンロや他のガス機器も使えなくなっている場合は、まずガスの供給状況を確認しましょう。
考えられる原因としては、
- ガス料金の未払いによる供給停止
- 地震や安全装置の作動によるガスメーターの遮断
- ガス管の工事や点検などによる一時的な供給停止
などが挙げられます。
ガスメーターに「ガスを止めています」といった表示が出ていないか、まず確認してみてくださいね。
地震後の場合は、ガスメーターの復帰操作が必要なこともあります。ガス会社の案内に沿って対応してみましょう。
ケース② 石油給湯器で灯油タンクがほぼ空だった
石油給湯器をお使いの方で、タンクの灯油がほとんどなくなっていた場合は、灯油切れによる点火不良の可能性が高いですね。
ノーリツ公式の案内では、このような場合は灯油を半分以上補給してからエア抜き作業を行うことが推奨されています。
送油管に空気が入り込んでしまっているため、灯油を補給するだけでは点火できないことがあるんですね。
エア抜きの具体的な手順は機種によって異なりますので、お手元の取扱説明書やノーリツ公式FAQで該当機種の方法を確認してみてください。
「自分でやるのはちょっと不安だな」という方は、無理せず専門業者さんにお願いするのが安心ですよ。
ケース③ ガスも灯油も問題ないのにエラーが何度も出る
燃料の供給に問題がないのに、エラー「111」が何度もくり返し表示されるケースです。
このような場合は、給湯器内部の部品に不具合が生じている可能性が高いと考えられます。
点火プラグや点火装置、電磁弁、基板などの部品が経年劣化や故障で正常に機能していない場合、燃料があっても着火できないことがあるんですね。
こうした内部部品の不具合は、自分で対処しようとするのは危険ですし、状況を悪化させてしまうこともあります。
同じエラーが繰り返し出る場合は、ノーリツの修理受付窓口や販売店さんへ相談するのが適切な対応です。
異臭・異音を感じたらすぐに使用をやめてください

給湯器が着火しないとき、もしガス臭や異常な臭い・音を感じた場合は、すぐに機器の使用を中止してください。
ノーリツも公式情報の中で、異常を感じたときには機器の使用を中止し、専門業者またはガス事業者に連絡することを案内しています。
「まあ大丈夫かな」と思って使い続けることは、とても危険な場合があります。
異臭や異音は、機器が重大なトラブルを起こしているサインかもしれませんので、安全を最優先に考えてくださいね。
10年以上使っている給湯器は修理か交換かも検討を
「うちの給湯器、もう10年以上使っているかも……」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ノーリツを含む家庭用給湯機器の設計上の標準使用期間は製造から10年とされています。
これは「10年で必ず故障する」という意味ではありませんが、使用年数が長くなるにつれて内部部品の劣化が進んでいる可能性も高くなってきます。
10年を超えた給湯器でトラブルが起きた場合は、修理で直るかどうかだけでなく、点検や交換も選択肢のひとつとして考えてみるのがよいかもしれませんね。
修理費用と交換費用を比べて、長い目で見てどちらがお得か、業者さんに相談しながら決めていくとよいでしょう。
この記事のまとめ
ノーリツ給湯器が着火しないときのポイントを整理すると、以下のようになります。
- リモコンにエラー「111」が表示されたら、まず燃料の供給状況を確認する
- ガス給湯器は、ガスコンロなど他のガス機器が使えるかどうかをチェックする
- 石油給湯器は、灯油タンクの残量とタンクの状態を確認する
- 燃料に問題がないのにエラーがくり返す場合は、給湯器内部の不具合が疑われる
- 内部部品の修理は自分で行わず、ノーリツ修理受付や専門業者に相談する
- 異臭・異音があるときは使用をやめて、すぐに専門窓口へ連絡する
- 10年以上使っている機器は、修理とあわせて交換も検討してみる
「着火しない=すぐに故障」と焦らなくても大丈夫です。
まずは燃料の確認から順番に見ていくことで、意外とシンプルな原因だったということも少なくありませんよ。
それでも原因がわからない場合や、同じエラーがくり返し出る場合は、無理に自分で解決しようとせず、ノーリツの修理受付窓口や信頼できる業者さんに相談してみてくださいね。
きっと、適切なアドバイスをもらえるはずです。
寒い日に急にお湯が出なくなると本当に困りますよね。
この記事が少しでも「次にどう動けばいいか」の参考になれば、とても嬉しいです。
一�に解決に向けて、一歩ずつ確認していきましょう。