
突然お湯が出なくなって、分電盤を見たら漏電ブレーカーが落ちていた……そんな経験をされた方も、いらっしゃるんじゃないでしょうか。
「とりあえずブレーカーを戻せばいいのかな?」と思いつつも、「感電したら怖いし、正しい手順ってあるの?」と不安になりますよね。
実は、給湯器の漏電ブレーカーのリセットには、安全に復旧するための正しい順番があるんですね。
この記事では、基本的なリセット手順から、やってはいけないNG行動、業者に連絡すべきタイミングまで、一緒に確認していきましょう。
この記事を読めば、焦らず落ち着いて対処できるようになりますよ。
給湯器の漏電ブレーカーリセットは「切→数秒待つ→入」が基本

結論からお伝えすると、給湯器の漏電ブレーカーをリセットする基本の手順は、「給湯器の電源を切る → 漏電ブレーカーを『切』にする → 数秒〜30秒ほど待つ → 『入』に戻す」という流れです。
ただし、これはあくまでも「一度だけ試す」ことが前提です。
復旧してもすぐにまたブレーカーが落ちるようであれば、漏電が継続している可能性が高いので、無理にリセットを繰り返さずに専門業者へ点検を依頼することがとても重要なんですね。
なぜ正しい手順でリセットする必要があるの?

「ブレーカーを戻すだけでしょ?」と思われるかもしれませんね。
でも、漏電ブレーカーが落ちるのには必ず理由があって、正しい手順を踏まないと感電や火災につながるリスクもあるんですね。
ここでは、その理由を少し詳しく見ていきましょう。
漏電ブレーカーが落ちるのはどういうとき?
給湯器に漏電や絶縁不良が発生すると、安全装置として漏電ブレーカーが自動的に作動して電気を遮断します。
このとき、以下のような症状が出ることが多いんですね。
- 突然お湯が出なくなる
- 給湯器のリモコンが反応しない
- エラーコードが表示される
- 分電盤のブレーカーが落ちている
これらはいずれも、電気系統に何らかの問題が起きているサインかもしれませんね。
特に雨の日や台風の後など、水が給湯器内部に侵入した後に起こりやすいとされています。
手順を守らないと感電リスクがある
漏電している状態で濡れた手でブレーカーや給湯器に触れると、感電する危険性があります。
電力会社系の案内でも、漏電時は必ず手を乾かしてから作業すること、そしてカバー内部をむやみに開けないことが強く推奨されているんですね。
「早くお湯を使いたいから」と焦る気持ち、すごくよくわかりますよね。
でも、安全確認をしっかりしてから作業することが、自分と家族を守ることにつながるんですね。
「一度だけ復旧を試す」が鉄則の理由
住宅設備系の専門メディアでも広く伝えられていることですが、漏電ブレーカーのリセットは「一度だけ試す」というルールが鉄則とされています。
なぜかというと、漏電が続いている状態でブレーカーを繰り返し入れ直すと、電気系統や給湯器本体にさらなるダメージを与えてしまう可能性があるからなんですね。
一度戻してすぐにまた落ちるようなら、それは「まだ漏電が解消されていませんよ」というサインだと思ってください。
具体的なリセット手順を一緒に確認しましょう

それでは実際にどう操作するか、状況別に具体的な手順を見ていきましょう。
機種によって多少の違いはありますが、基本的な流れはほぼ共通していますよ。
ケース①:分電盤の漏電ブレーカーが落ちている場合
最も一般的なケースです。分電盤を確認して、漏電ブレーカーが「切」の位置になっているときの手順です。
- 給湯器のリモコンや本体の電源をオフにする
- 分電盤の安全ブレーカー(各部屋ごとのブレーカー)をすべて「切」にする
- 漏電ブレーカーを「切」にして、30秒ほど待つ
- 漏電ブレーカーを「入」に戻す
- 安全ブレーカーを一つずつ「入」に戻しながら、漏電している回路を特定する
- 給湯器の回路を「入」にしたときにブレーカーが落ちなければ、給湯器の電源を入れ直す
安全ブレーカーを一つずつ入れていく「切り分け」の方法は、電力会社系の案内でも紹介されている、原因特定に非常に有効な方法とされています。
どの回路でブレーカーが落ちるかを確認することで、給湯器が原因なのか、ほかの家電が原因なのかを絞り込めるんですね。
ケース②:給湯器本体に漏電遮断器がある場合(エコキュートなど)
近年増えているエコキュートや、一部の給湯器には、本体カバーの内側に専用の漏電遮断器(小型のブレーカー)が内蔵されているものがあります。
- 分電盤側の給湯器回路のブレーカーを「切」にする
- 給湯器本体のカバーを開け(カバーの開け方は機種による)、内部の漏電遮断器を確認する
- 遮断器が「切」になっていれば、「入」に戻す(テストボタンがある場合は確認する)
- 分電盤のブレーカーを「入」に戻し、給湯器の電源を確認する
ただし、カバー内部をむやみに触るのは感電リスクがあるため、自信がない場合はここだけ業者にお任せするのがおすすめですよ。
「テストボタン」は本来、漏電遮断器が正常に作動するかを確認するためのボタンです。
復旧のために押すものではないので、誤った使い方をしないよう注意してくださいね。
ケース③:ブレーカーを戻してもリモコンが反応しない場合
ブレーカーの復旧には成功したのに、給湯器のリモコンが動かない……ということもあるかもしれませんね。
こういった場合には、以下を試してみてください。
- リモコンの電源ボタンを長押しして再起動する
- 給湯器本体の運転スイッチをいったんオフにして、再度オンにする
- エラーコードが表示されていれば、メーカーのサポートページでコードの意味を確認する
機種によってリモコンの再起動方法が異なりますので、取扱説明書を手元に用意しておくと心強いですよ。
もしかしたら、ブレーカーではなくリモコン側に問題がある場合もあるかもしれませんね。
こんなときは迷わず業者に連絡を

リセットの手順を試しても解決しない場合や、そもそも自分で操作するのが不安な場合は、無理をせず専門業者に連絡することをおすすめします。
特に以下のような状況では、早めに相談するのがよいかもしれませんね。
- ブレーカーを戻してもすぐにまた落ちる
- 給湯器から異臭や異音がする
- 本体が水に濡れた形跡がある(台風・浸水後など)
- 何年も使っていて、経年劣化が気になる
- エラーコードが消えない
繰り返しリセットを試みることは、状況を悪化させる可能性もあるので、「一度やってみてダメだったら業者へ」というシンプルなルールを覚えておくと安心ですよ。
給湯器の修理や点検は、メーカーのサポートセンター、もしくは地域の給湯器専門業者に相談することができます。
まとめ:給湯器の漏電ブレーカーリセットは「一度だけ・安全に」
今回のポイントを整理しておきますね。
- 基本の手順は「給湯器の電源オフ → 漏電ブレーカーを切 → 30秒待つ → 入に戻す」
- 安全ブレーカーを一つずつ入れて、漏電している回路を特定するのも有効
- エコキュートなど一部の機種は本体内部に漏電遮断器がある
- ブレーカー復旧後にリモコンが反応しない場合は再起動を試す
- リセットは「一度だけ」が鉄則。すぐ落ちるなら業者へ
- 濡れた手での操作はNG。感電リスクに注意する
給湯器の漏電ブレーカーが落ちると、どうしても焦ってしまいますよね。
でも、正しい手順と安全への配慮さえ守れば、一度の復旧操作で解決するケースも多いんですね。
まずは落ち着いて、今回ご紹介した手順を一つひとつ確認してみてください。
それでも不安なさんは、無理に自分で解決しようとしなくて大丈夫ですよ。
専門の業者さんに頼ることは、決して「大げさ」じゃないんですね。
大切な給湯器を安全に、長く使い続けるためにも、迷ったら早めに相談することをおすすめします。
きっと、スムーズに解決につながりますよ。