
お湯の出が急に弱くなったり、温度がバラバラで使いにくくなったり…そんな経験、ありませんか?
「給湯器が壊れてしまったのかな」と焦ってしまいますよね。
でも実は、そのトラブルの原因がストレーナーという小さなフィルターの詰まりだったというケースは、意外と多いんです。
この記事では、給湯器のストレーナー詰まりの症状や原因から、自分でできる確認・掃除方法、そして予防策や業者に頼む目安まで、一緒に確認していきましょう。
きっと「これが原因だったんだ」とスッキリできると思いますよ。
給湯器のストレーナー詰まりはフィルター清掃で改善できることが多い

まず結論からお伝えしますね。
給湯器のストレーナー詰まりは、多くの場合、自分でフィルターを取り出して掃除するだけで改善できるトラブルです。
給湯器の入口や水抜き栓のあたりにある「ストレーナー」と呼ばれるフィルター状の部品に、サビや砂、水垢などがたまることでお湯の流れが悪くなるのが主な原因とされています。
むずかしい修理や部品交換が必要なケースばかりではないので、まずは落ち着いて確認してみましょう。
なぜストレーナーが詰まるのか、原因を知っておこう

「そもそもストレーナーって何?」と思われた方も多いと思いますが、一緒に確認していきましょうね。
ストレーナーとはどんな部品なのか
ストレーナーとは、水道水の中に混じっている不純物や異物をキャッチするためのフィルター状の部品です。
給湯器の給水入口や水抜き栓のあたりに取り付けられていて、サビのかけらや砂、汚れなどが給湯器の内部に入り込まないように守ってくれている、いわば給湯器の番人のような役割を担っています。
この部品がある程度汚れをキャッチしてくれているのはありがたいのですが、詰まりすぎてしまうと水の流れを妨げてしまうんですね。
詰まりの主な原因は3つ
① 配管内のサビや砂・ゴミ
長年使っている水道管の内部は、少しずつサビが発生しています。
そのサビのかけらや、配管に入り込んだ砂・ゴミが水と一緒に流れてきて、ストレーナーに引っかかってしまうんです。
これは特に、近隣で水道工事や断水があったあとに起こりやすいとされています。
工事後は配管内の異物が一気に流れ出すため、ストレーナーが急激に詰まるケースが多いようです。
「工事のあとからお湯の出が悪くなった」と感じた方は、きっとこれが原因かもしれませんね。
② 水垢(スケール)
水道水やとくに井戸水・地下水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が含まれています。
これが蓄積すると、白っぽい結晶状の汚れ「スケール」となってストレーナーに付着します。
じわじわと積み重なるので気づきにくいのですが、いつの間にかしっかり詰まっていることがあるんですね。
井戸水や地下水を使っているご家庭では、このスケール系の汚れが付着しやすいとされているので、より注意が必要かもしれませんね。
③ 工事由来の異物(接着剤片など)
配管工事をした際に使われた接着剤のかけらや、施工時のゴミが配管内に残ってしまうことがあります。
これもストレーナーに引っかかる原因のひとつとされています。
最近では「サビだけが原因」ではなく、こうした複合的な原因で詰まるケースが多いとの見方が広がっているんですね。
こんな症状が出たらストレーナー詰まりを疑ってみて

「でも、どんな症状が出ているときが怪しいの?」と気になりますよね。
以下のような症状が見られたら、ストレーナー詰まりを疑ってみましょう。
- お湯の出る量が以前より少なくなった(水圧が弱い)
- お湯の温度が安定せず、急に冷たくなることがある
- お湯がほとんど出ない、または冷水しか出ない
- 給湯器にエラー表示(例:エラー25など)が出ている
- 近隣で水道工事・断水があったあとからトラブルが起きた
ひとつ判断のヒントをお伝えすると、複数の蛇口でお湯の出が弱い場合は、給湯器側のストレーナー詰まりが疑われるとされています。
特定の蛇口だけ水圧が弱い場合は、そちらの蛇口や配管に問題がある可能性が高いんですね。
また、流量が下がることでエラーが出たり、点火不良につながる場合もあるとされています。
エラー表示が出ているときも、まずはストレーナーの状態を確認してみると良いかもしれませんね。
自分でできる!ストレーナーの確認・掃除方法

「実際にどうやって掃除するの?」と思われた方も多いと思います。
手順を一緒に見ていきましょう。
掃除前に準備するもの
- マイナスドライバーまたはスパナ(機種によって異なります)
- 柔らかい歯ブラシ(古いものでOK)
- バケツや雑巾(水漏れ対策)
- 給湯器の取扱説明書
基本的な掃除の流れ
ステップ1:給湯器の電源を切る
まずは安全のために、必ず給湯器の電源をオフにしてから作業を始めてください。
リモコンの電源だけでなく、給湯器本体のスイッチも確認しておくと安心ですよ。
ステップ2:給水バルブを閉める
給湯器に接続されている給水側のバルブ(止水栓)を閉めます。
これをしないと水が出てきてしまうので、忘れずに行いましょうね。
ステップ3:ストレーナーを取り外す
給湯器の給水入口付近にある水抜き栓やキャップを外すと、ストレーナー(メッシュ状のフィルター)が見えてきます。
取り外し方は機種によって異なるので、取扱説明書を確認してから進めましょう。
バケツや雑巾を下に置いておくと、残り水が出てきても安心です。
ステップ4:水洗い・歯ブラシでやさしく洗う
取り出したストレーナーを水で洗い流しながら、歯ブラシで汚れをそっとこすります。
力を入れすぎるとメッシュが傷んでしまうので、やさしく丁寧に洗ってあげましょうね。
白い結晶状の汚れ(スケール)がひどい場合は、クエン酸水に少し浸けてから洗うと落ちやすいとされています。
ステップ5:元に戻して動作確認
ストレーナーを元の位置に取り付け、バルブを開けて電源を入れたら、お湯の出具合を確認してみてください。
水圧が戻ったり、温度が安定したりすれば、詰まりが解消されたサインですよ。
具体的なトラブル事例で確認してみよう
「実際にどんなケースで起こるの?」と気になる方のために、よくある事例を3つご紹介しますね。
事例1:近所で水道工事があったあとからお湯の出が激減
近隣の道路工事や断水を伴う水道工事のあと、急にお湯の出が弱くなったというケースは非常に多いとされています。
工事によって配管内に溜まっていたサビや砂が一気に流れ出し、ストレーナーに大量に詰まってしまうことが原因です。
こうした場合は、ストレーナーを取り出してみると真っ茶色に汚れていることがあります。
水洗いするとびっくりするほどきれいになって、お湯も元通り出るようになったというケースもよくあるんですね。
事例2:井戸水を使っているご家庭で白い汚れが詰まっていた
井戸水や地下水を利用しているご家庭では、水道水に比べてカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が多く含まれていることがあります。
これが蓄積されると、ストレーナーに白い結晶状の汚れ(スケール)がこびりついてしまいます。
「お湯の出が悪くなってきたかな」と感じたときにストレーナーを確認したら、白くガチガチに固まった汚れで目詰まりしていたというケースも珍しくないようです。
クエン酸を使って溶かしてから洗い流すと、改善されることが多いとされています。
事例3:給湯器のエラー表示が頻発していた
給湯器に「エラー25」などのエラーコードが表示され続けて困った方も多いかもしれません。
このようなエラーは、水の流量が不足しているときに出ることがあり、ストレーナーの詰まりが原因のひとつとされています。
エラーが出るたびにリセットを繰り返していたけれど、ストレーナーを掃除したらエラーが出なくなった、というケースもあるようです。
エラー表示が出たときは、まずストレーナーの状態を確認してみることをおすすめしますね。
今後のために知っておきたい予防策
一度きれいにしても、また詰まってしまっては大変ですよね。
日頃からできる予防策もいくつかご紹介しますね。
- 年に1回程度のストレーナー点検・清掃を習慣にする
- 近隣での水道工事・断水があったあとは、すぐに確認する
- 冬季の凍結解凍後も、配管内に異物が流れ込みやすいため確認を
- 井戸水・地下水を使用している場合は、より高頻度での点検がおすすめ
- 給湯器本体やメーカーの推奨メンテナンス周期を確認しておく
メーカーや住宅設備の専門家も、定期的な点検・清掃を推奨しています。
「壊れてから直す」より「詰まる前にケアする」ほうが、長く安心して使えますよね。
こんなときは業者さんに相談しよう
ストレーナーの掃除をしても改善しない場合や、以下のようなケースでは、無理に自分で対応しようとせず、専門業者さんへの相談をおすすめします。
- 掃除後もお湯の出が改善しない、エラーが続く
- ストレーナーが破損しているまたは紛失した
- 給湯器本体から異音・異臭がする
- 給湯器の設置年数が10年を超えており、劣化が心配
- 取扱説明書を見てもストレーナーの場所や外し方がわからない
給湯器は安全に関わる機器でもありますので、「なんとなく不安」と感じたら迷わず専門家へ相談するのがいちばんです。
無理に作業してトラブルが大きくなってしまうより、プロの目で見てもらったほうが安心ですよね。
まとめ:給湯器のストレーナー詰まりはまず掃除から
今回の内容を整理すると、こんな感じになりますね。
- 給湯器のストレーナーとは、異物をキャッチするフィルター状の部品
- 詰まりの原因は、配管内のサビ・砂・水垢・工事後の異物などが複合的に重なること
- 症状は、水圧低下・湯温不安定・冷水しか出ない・エラー表示など
- 複数の蛇口でお湯が弱い場合は、ストレーナー詰まりの可能性が高い
- 掃除手順は「電源OFF → バルブ閉 → 取り外し → 水洗い → 元に戻す」の流れ
- 予防には年1回の定期点検と、工事後・冬季後の確認が有効
- 改善しない場合や不安なときは、迷わず業者さんへ相談する
「給湯器が壊れてしまったかも…」と不安になっていた方も、まずはストレーナーの確認・清掃を試してみることで解決するケースは意外と多いんです。
難しい作業ではないので、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。
もし取扱説明書を見てもよくわからなかったり、掃除後も改善しなかったりした場合は、きっとプロの手を借りたほうがスムーズですよ。
一人で抱え込まずに、専門業者さんに相談してみましょう。
快適なお湯が使えるように、一緒に少しずつ対処していきましょうね。