
お湯の出が前より弱くなったな…とか、追い焚きしてもなかなかお風呂が温まらない…と感じることってありますよね。
「給湯器が壊れてしまったのかな?」と不安になる気持ち、よくわかります。
でも実は、そんなときの原因として意外と多いのが給湯器のフィルター詰まりなんです。
フィルターの詰まりは、正しい手順で掃除するだけで改善できるケースが多く、業者に頼む前にセルフチェックできる部分でもあります。
この記事では、フィルター詰まりの原因・症状・掃除方法・それでも直らないときの対処法まで、一緒に確認していきましょう。
読み終わる頃には「まず何をすればいいか」がきっとわかるはずですよ。
給湯器のフィルター詰まり、まず掃除で改善できることが多いんです

結論からお伝えすると、給湯器のフィルター詰まりは、フィルターを取り外して洗い流すだけで改善するケースがとても多いです。
「お湯が弱い」「温度が安定しない」「追い焚きがぬるい」といった症状は、給湯器本体の故障ではなく、フィルター(ストレーナー)や循環フィルターの詰まりが原因であることがよくあります。
東京ガスやコロナなどのメーカー・ガス事業者も、異常を感じたときは「まずフィルター掃除を確認」することを初動対応として案内しているほど、フィルター詰まりは身近なトラブルなんですね。
もちろん、掃除しても改善しない場合は専門業者への相談が必要ですが、まずはフィルターの状態をチェックしてみることが大切です。
焦らずに、一つひとつ確認していきましょう。
なぜ給湯器のフィルターは詰まってしまうの?

「そもそも、なんでフィルターが詰まるの?」と思いませんか?
ここでは、詰まりが起きる仕組みと主な原因を整理していきますね。
給湯器には2種類のフィルターがある
まず知っておきたいのが、給湯器には大きく2種類のフィルターがあるという点です。
- 水抜き栓フィルター(ストレーナー):給湯器本体の給水口付近にあるフィルター。水道水に含まれる異物を取り除く役割があります。
- 追い焚き循環フィルター:浴槽の循環口(ふろ自動・追い焚きの穴)に取り付けられているフィルター。浴槽のお湯を循環させる際にゴミをキャッチします。
この2つのどちらが詰まっているかによって、症状が少し違ってきますよ。
フィルターが詰まる主な原因
フィルター詰まりの原因として、複数の情報源で共通して挙げられているのは以下のようなものです。
サビ・砂・ゴミ(水抜き栓フィルターに多い)
給水配管や給湯器内部が経年劣化すると、配管の内側からサビや砂・ゴミが剥がれて流れ出し、フィルターを塞いでしまうことがあります。
また、水道工事の後などに配管内に異物が混入するケースも報告されています。
配管が古ければ古いほど、この原因によるフィルター詰まりは再発しやすい傾向がありますよ。
湯垢・髪の毛・入浴剤成分(循環フィルターに多い)
浴槽の循環フィルターには、毎日のお風呂で発生する湯垢・髪の毛・皮脂・入浴剤の成分などが蓄積していきます。
特に入浴剤を頻繁に使うご家庭では、成分がフィルターに付着しやすいと言われていますよ。
「追い焚きしてもお湯がぬるい」「途中で追い焚きが止まる」という症状は、まさにこのフィルターの詰まりが疑われるサインなんです。
ミネラル分の蓄積(井戸水・硬水環境)
井戸水や地下水を使っているご家庭、または硬水地域にお住まいの方は、水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分がフィルターに付着しやすい環境にあります。
通常の水道水より詰まりが起きやすく、清掃頻度を上げる必要があるかもしれませんね。
フィルター詰まりで起きる症状のまとめ
フィルターが詰まったときに現れやすい症状は以下のとおりです。
「あ、うちもこれかも」と思い当たることはありませんか?
- お湯の出が弱くなった・水圧が落ちた
- 設定温度通りにならない・湯温が不安定
- 追い焚きしてもぬるい・なかなか温まらない
- 追い焚きが途中で止まってしまう
- お湯が出るまでに時間がかかる
これらの症状が出ているなら、まずフィルターの状態を確認してみるのが近道ですよ。
実際の詰まりパターン3つと、その対処法

ここでは、フィルター詰まりのよくある具体的なパターンと、それぞれの対処法を見ていきましょう。
「自分はどのパターンかな?」と照らし合わせながら読んでみてくださいね。
パターン①:お湯の出が急に弱くなった(水抜き栓フィルターの詰まり)
「昨日まで普通だったのに、急にシャワーの勢いが弱くなった」という場合、給湯器本体の水抜き栓フィルター(ストレーナー)の詰まりが疑われます。
特に水道工事が近所であった後や、古い配管の家では、異物やサビがフィルターに一気に流れ込んでいる可能性がありますよ。
対処法
- 給湯器のガスと水道を止めてから作業する
- 給水口付近の水抜き栓を外す(機種により位置が異なります)
- フィルター(網目状の部品)を取り出し、水で洗い流す
- 歯ブラシなどで優しく汚れを落とす
- 元に戻してお湯の出を確認する
作業前には必ずガスと水道の元栓を閉めてください。
お使いの機種の取扱説明書も一緒に確認しておくと安心ですよ。
パターン②:追い焚きしてもぬるい・なかなか温まらない(循環フィルターの詰まり)
「追い焚きのボタンを押してもお湯がぬるいまま」「いつもより時間がかかる」という場合は、浴槽の循環フィルターの詰まりを疑いましょう。
循環フィルターは浴槽の循環口(お湯が出入りする穴のカバー部分)に付いていて、月に1〜2回程度の定期的な清掃が推奨されている部品です。
髪の毛・湯垢・入浴剤の残留成分が詰まると、お湯がうまく循環できなくなって追い焚き不良の原因になります。
対処法
- 浴槽の循環口のカバー(循環フィルター)を取り外す
- 髪の毛や湯垢を取り除く
- 水でしっかり洗い流す、汚れがひどい場合は浴室用洗剤を使う
- カバーを元に戻して追い焚きを試す
循環フィルターはドライバーなどの工具なしで取り外せることが多く、普段のお手入れとして取り入れやすいですよ。
「こんなに汚れていたの?」と驚くくらい汚れていることもあるかもしれませんね。
パターン③:掃除したのに改善しない(別の原因の可能性)
フィルターを掃除してみたけれど、症状が変わらない…そんな場合もありますよね。
もしかしたら、フィルター以外のところに原因があるかもしれません。
たとえば、以下のようなケースが考えられます。
- 配管そのものが老朽化していて、内部から継続的にサビが流れ出している
- 給湯器本体の部品が経年劣化している
- 水圧に関係する別の箇所に問題がある
東京ガスなどのメーカー・ガス事業者も、「清掃後も症状が残る場合は専門業者に相談を」と案内しています。
無理に自分で解決しようとせず、専門の業者さんに見てもらうことが大切ですよ。
フィルター詰まりを防ぐ日頃のメンテナンス

フィルター詰まりは、日々のちょっとしたケアで予防できることもあります。
難しいことはありませんので、一緒に習慣にしていきましょう。
循環フィルターは月1〜2回の清掃を目安に
浴槽の循環フィルターは、月に1〜2回程度の洗浄を習慣にするのが理想的と言われています。
お風呂掃除のついでに取り外して洗うだけなので、そんなに手間ではないですよ。
特に入浴剤をよく使うご家庭では、少し頻度を上げてケアしてあげると詰まりを防ぎやすくなりますよ。
水抜き栓フィルターは年1回程度のチェックを
給湯器本体の水抜き栓フィルター(ストレーナー)は、目に見えない場所にあるため忘れがちですよね。
年に1回程度、取り出して汚れをチェックする習慣をつけておくと安心です。
水道工事が近所であった後は、異物が混入している可能性があるので早めに確認してみてください。
井戸水・硬水環境の方はより丁寧なケアを
井戸水や地下水を使っているご家庭、硬水地域の方は、一般的な水道水より詰まりやすい環境にあります。
清掃頻度を上げるとともに、もしかしたら専門業者に定期点検を依頼するのも選択肢のひとつかもしれませんね。
この記事のまとめ:フィルター掃除が給湯器トラブルの第一歩
給湯器のお湯が弱い・温度が不安定・追い焚きがぬるいといった症状、実はフィルター詰まりが原因のことがとても多いんです。
最後に、この記事の内容を整理しておきますね。
- 給湯器には水抜き栓フィルター(ストレーナー)と追い焚き循環フィルターの2種類がある
- 詰まりの主な原因はサビ・砂・ゴミ・湯垢・髪の毛・入浴剤成分・ミネラル分
- 代表的な症状はお湯が弱い・温度が不安定・追い焚きがぬるい・途中で止まる
- まずはフィルターを取り外して水洗いするセルフケアを試してみよう
- 掃除しても改善しない場合は、専門業者への相談が安心
- 日頃から循環フィルターを月1〜2回洗うだけで予防につながる
給湯器の不調はすぐに「故障かも…」と心配になってしまいますよね。
でも、まずはフィルターをチェックするだけで解決することも多いので、焦らずに試してみてほしいですよ。
今日、ちょっとだけフィルターを確認してみませんか?
「そうは言っても、なんとなく後回しにしちゃいそう…」という気持ち、わかりますよ。
でも、フィルターの掃除は道具もいらないことが多く、慣れてしまえば5〜10分もあれば終わる作業です。
今夜のお風呂のついでに、浴槽の循環フィルターをちらっと確認してみるだけでも大丈夫ですよ。
「もしかしたらこれが原因だったの?」という発見があるかもしれません。
もし掃除をしてみても症状が変わらない場合は、無理をせず専門業者さんに相談することをおすすめします。
プロに見てもらうことで、フィルター以外の原因もきちんと調べてもらえますから、安心につながりますよ。
毎日使う給湯器だからこそ、ちょっとしたケアを積み重ねて、気持ちよくお湯を使える生活を一緒に守っていきましょうね。