
給湯器の水抜きをしようと思ったとき、「電源ってどのタイミングで切ればいいんだろう?」と迷ってしまう方、きっと多いですよね。
特に冬の寒波が来る前や、長期間お家を空けるときに「ちゃんとやっておかないと凍結するかも…」と不安になる気持ち、わかりますよね。
じつは、給湯器の水抜きには「電源を切る順番」という大事なポイントがあって、そこを間違えてしまうと故障の原因にもなりかねないんです。
この記事では、給湯器の水抜き作業における電源の正しい扱い方を、手順や注意点も含めてわかりやすくご紹介します。
読み終わったあとには「なんだ、こういうことだったのか」とスッキリ理解できるはずですよ。
給湯器の水抜きで電源プラグを抜くのは「最後」が正解です

結論からお伝えすると、給湯器の水抜き作業において、電源プラグを抜くのは一番最後のステップです。
「え、先に電源を切った方が安全じゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんね。
でも実は、リモコンの運転スイッチをオフにする(運転を止める)のは最初でOKなのですが、電源プラグをコンセントから抜く作業は、すべての水抜き操作が終わったあとに行うのが正しい順番なんです。
この順番を守ることで、給湯器内部の電子部品や配管を守ることができ、安全に作業を終えることができますよ。
なぜ電源プラグは最後に抜く必要があるの?

「順番がそんなに重要なの?」と感じる方もいるかもしれませんね。
でも、この順番にはちゃんとした理由があるんです。一緒に確認していきましょう。
給湯器には「途中で電源が必要な工程」があるから
給湯器は、運転中だけでなく水抜き作業の途中でも、内部の電子制御や電磁弁の操作に電気を使っていることがあります。
途中で突然電源プラグを抜いてしまうと、弁が中途半端な状態になったり、センサーが誤作動したりするリスクがあるんですね。
メーカー公式の情報でも、水抜き作業の手順の最後に「電源プラグを抜く」と明示されています。
つまり、電源プラグを抜くのは「水抜きが全部終わったことを確認してから」というのが、メーカー側の推奨する安全な手順なんです。
正しい手順の流れを確認しましょう
給湯器の水抜き作業の基本的な手順は、以下の流れになっています。
これはメーカー公式情報や東京ガスなどの大手インフラ企業でも共通して案内されている手順です。
- リモコンの運転スイッチをオフにする(電源プラグはまだ抜かない)
- ガス栓を閉める(作業中の着火リスクを防ぐため)
- 給水元栓を閉める(水の流入を止めるため)
- 家中のお湯側の蛇口を全開にする(配管内の圧力を抜き、残水を出しやすくするため)
- 給湯器本体の水抜き栓を開ける(内部の水を排出する)
- 水が出なくなったことを確認してから電源プラグを抜く
この流れをしっかり守ることが、給湯器を傷めずに水抜き作業を終えるポイントになりますよ。
水抜き栓の位置は機種によって違うので注意が必要です
「水抜き栓ってどこにあるの?」と迷う方も多いかもしれませんね。
じつは、水抜き栓の位置は給湯器のメーカーや機種によって異なります。
給湯器の底部や側面についていることが多いのですが、機種によっては複数の水抜き栓がある場合もあります。
必ずお手元の取扱説明書を確認してから作業するようにしてくださいね。
説明書が手元にない場合は、メーカーの公式サイトで型番を検索すると、PDFで確認できることが多いですよ。
具体的なシーン別に水抜きの電源操作を見てみましょう

「理屈はわかったけど、実際にはどういう場面でやるの?」という方のために、よくあるシーンを3つご紹介しますね。
①冬の寒波が来る前の凍結対策として
気温が急に下がりそうなとき、特に氷点下近くまで冷え込む予報が出ているとき、給湯器の配管が凍結してしまうことがあります。
凍結すると配管が破裂してしまう可能性もあるため、「水抜きをしておきたい」と思う方も多いですよね。
この場合も、手順は基本と同じです。
- まずリモコンの運転スイッチをオフに
- ガス栓・給水元栓を閉める
- お湯側の蛇口を全開にする
- 水抜き栓を開けて水を排出
- 最後に電源プラグを抜く
ただし、凍結対策として「少量の水を流し続ける」「保温テープや保温材を使う」という方法もあるとされています。
水抜きだけが凍結防止の唯一の手段ではないので、状況に応じて組み合わせて使うのもひとつの方法かもしれませんね。
②旅行や帰省で長期間お家を空けるとき
年末年始や長い連休などで1週間以上お家を空けるとき、「給湯器の水抜きをした方がいいかな」と考える方も多いですよね。
特に、寒い地域に住んでいる方や、吹きさらしの場所に給湯器が設置されている場合は、水抜きをしておくと安心です。
このシーンでも、電源プラグを抜くのはすべての水抜き操作が終わってからというルールは変わりません。
「急いでいるから先に抜いちゃおう」という気持ちもわかりますが、ここはグッとこらえて順番通りに進めてくださいね。
また、長期不在から戻ってきたあとの「再稼働」の手順も知っておくと安心ですよ。
再稼働の際は、水抜きとは逆の順番で操作を行います。
- 水抜き栓を閉める
- 給水元栓を開ける
- 家中の蛇口から水が出ることを確認する
- 電源プラグをコンセントに差し込む
- ガス栓を開ける
- リモコンの運転スイッチをオンにする
逆順で丁寧に戻していくイメージですね。
「逆から戻す」と覚えておくと、迷ったときに思い出しやすいかもしれませんね。
③エコキュートを使っているお家の場合
ガス給湯器ではなく、エコキュート(電気給湯器)をお使いの方もいますよね。
エコキュートの場合も、水抜きの基本的な考え方は同様なのですが、タンク内にたくさんのお湯が蓄えられているという点が少し違います。
エコキュートの水抜きは、タンクに入っている大量のお湯の取り扱いが重要になります。
機種によっては、タンクの水を生活用水として再利用できるよう案内している公式動画なども公開されているほどです。
エコキュートの場合は特に機種ごとの手順差が大きいため、必ずメーカーの取扱説明書や公式サイトで確認してから作業するようにしてくださいね。
「なんとなくわかったからやってみよう」は、エコキュートに関してはちょっと注意が必要かもしれませんね。
水抜き作業でよくある疑問もチェックしておきましょう

「運転スイッチをオフ」と「電源プラグを抜く」は何が違うの?
これ、混乱しやすいポイントですよね。
給湯器には「運転スイッチ(リモコン)」と「電源プラグ(コンセント)」の2つがあります。
- 運転スイッチをオフ:給湯器の運転(お湯を沸かす機能)を止めること。給湯器本体には電気が通った状態のまま
- 電源プラグを抜く:コンセントからプラグを引き抜いて、給湯器への電気の供給を完全に遮断すること
水抜きの手順では、まず「運転スイッチをオフ」にして運転を止め、水抜き作業をすべて終えたあとに「電源プラグを抜く」というふたつのステップがあるんですね。
この違いを理解しておくと、作業がグッとやりやすくなりますよ。
電源を入れたまま水抜きしても大丈夫?
「運転スイッチはオフにしているけど、電源プラグはつないだまま水抜き作業をするの?」と不安に感じる方もいるかもしれませんね。
はい、それで正しいんです。
運転を止めた状態でガス栓・給水元栓を閉めているので、ガスが出たりお湯が急に沸いたりする心配はありません。
電源プラグはすべての水抜き操作が終わるまでつないだままでOKですよ。
まとめ:給湯器の水抜きで電源を正しく扱うポイント
この記事でご紹介した内容を、最後にまとめてみましょう。
- 電源プラグを抜くのは、すべての水抜き操作が終わったあと(最後)
- 最初に行うのは「リモコンの運転スイッチをオフ」であって、電源プラグを抜くことではない
- 手順は「運転スイッチオフ → ガス栓を閉める → 給水元栓を閉める → お湯側の蛇口を開ける → 水抜き栓を開ける → 電源プラグを抜く」の順番
- 水抜き栓の位置は機種ごとに異なるため、取扱説明書の確認が必須
- 再稼働の際は逆の手順で操作する
- エコキュートはタンクの扱いに注意が必要で、特にメーカー情報の確認が大切
「電源を切るタイミングってこれだったんだ」とスッキリしてもらえたら嬉しいです。
メーカー公式や東京ガスなど信頼できる情報でも、この手順は共通して案内されているので、安心して参考にしてくださいね。
寒い季節や長期不在前に、給湯器の水抜きをしておくことで、凍結トラブルや配管破損を防げる可能性がグッと高まります。
大切な住まいを守るためにも、ぜひ正しい手順で取り組んでみてくださいね。
「手順はわかったけど、自分でやるのはちょっと不安…」という方は、ガス会社や給湯器メーカーのサポートに問い合わせてみるのもひとつの選択肢ですよ。
きっと丁寧に教えてもらえるはずです。
まずは取扱説明書を手元に用意するところから、一緒に始めてみませんか?