夜間電力で給湯器はお得に使える?

夜間電力で給湯器はお得に使える?

「夜間の電気って安いって聞いたけど、給湯器と組み合わせると本当に電気代が安くなるの?」そんなふうに気になっている方、きっと多いですよね。
毎月の光熱費が気になる中で、「少しでも賢く節約できないかな」と考えるのはとても自然なことだと思います。
この記事では、夜間電力と給湯器の組み合わせについて、メリット・デメリット・最新の注意点まで一緒に確認していきましょう。
読み終えた頃には、「自分の家にはどの選択肢が合っているか」がきっとイメージできるようになりますよ。

夜間電力と給湯器の組み合わせは、条件次第でお得になります

夜間電力と給湯器の組み合わせは、条件次第でお得になります

結論からお伝えすると、夜間電力を使って給湯器を動かすことは、条件が合えば光熱費の節約に有効です。
ただし、「昔に比べると夜間電力の割安度が下がっている」という現実もあり、以前と同じ感覚でいると少し拍子抜けしてしまうかもしれませんね。

特に、エコキュート(ヒートポンプ式給湯器)と夜間電力プランを組み合わせるのが、現在もっともコスパが高いとされています。
一方で、電気温水器を使っている方は、運用方法の見直しが必要な場面も出てきているんですね。
まずはその理由をしっかり一緒に見ていきましょう。

夜間電力×給湯器がお得になる理由

夜間電力×給湯器がお得になる理由

そもそも「夜間電力」ってどんな仕組みなの?

夜間電力とは、電力需要が少ない夜間の時間帯(典型的には23時〜翌7時ごろ)に、電気料金を割安に設定した料金制度のことです。
電力会社にとっては夜間でも発電を止めるわけにはいかないので、余った電力を有効活用してもらうために、安い料金を設定しているんですね。

家庭側のメリットとしては、安い時間帯に集中してお湯を沸かし、昼間はそのお湯を使うことで、高い昼間の電気代を避けられるという点にあります。
夜間の単価は一例として15.37円/kWh程度とされており、昼間の料金と比べてかなりお得な設定になっているケースがあります。

夜間電力でお湯を作る給湯器には2種類あります

夜間電力と相性が良い給湯器には、大きく分けて「電気温水器」と「エコキュート」の2種類があります。
どちらも「夜間にお湯をまとめて作り、タンクに貯めて昼間に使う」という基本的な仕組みは同じなんですね。

電気温水器とは?

電気ヒーターで直接水を温め、お湯を貯湯タンクに貯めておく方式です。
構造がシンプルで故障が少ないというメリットがある一方、消費電力が大きいのが特徴です。
エコキュートと比べると、消費電力が約3倍になるとされており、夜間電力でも電気代がかかりやすい側面があります。

エコキュートとは?

空気の熱を利用するヒートポンプという技術で効率よくお湯を沸かす給湯器です。
消費電力に対して3倍以上の熱を作り出す高効率な仕組みとされており、電気温水器と比べると大幅に省エネなんですね。
CO₂冷媒を使っており、環境負荷が低い点でも評価されています。
現在オール電化住宅の主力給湯器はエコキュートが中心になっているとされています。

エコキュート+夜間電力が特にお得な理由

エコキュートが夜間電力と相性が良い理由は、「高効率な機器で安い電気を使う」という組み合わせだからです。
エコキュートと夜間電力プランを組み合わせることで、従来型のガス給湯器や石油給湯器と比べて、年間光熱費を約40%削減できるという試算もあるとされています。

また、夜間の余剰電力を熱エネルギーとして蓄えることで、電力システム全体のピーク負荷を下げる効果もあるとされており、家計にも環境にも優しい選択肢と言えるかもしれませんね。

知っておきたいデメリットと最新の注意点

知っておきたいデメリットと最新の注意点

昔より夜間電力の「割安感」は小さくなっています

「深夜電力プランで電気代を大幅に節約できた!」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
ただ、現在の状況は少し変わってきているんです。

多くの電力会社では、従来型の「深夜電力単独プラン」は2016年3月31日ごろを境に新規受付が終了したとされています。
現在はオール電化向けの「時間帯別電灯プラン」などに切り替わっていますが、昔のように昼間と夜間で電気代が極端に異なる設定ではなくなってきているケースが増えているとされています。

そのため、「夜間電力を使えば必ず大幅に安くなる」とは言い切れない状況になってきているんですね。
電力プランの内容をしっかり確認することが、以前にも増して大切になっています。

電気温水器はランニングコストに注意が必要かもしれません

電気温水器を使っている方にとっては、少し厳しい現実もあります。
消費電力がエコキュートの約3倍とされているため、夜間電力で動かしても電気代が高く感じられることがあるかもしれませんね。

特に夜間電力の割安度が小さくなってきた現在では、電気温水器のランニングコストは上昇傾向にあるとされています。
もし電気温水器をお使いで「なんか電気代が高い気がする…」と感じているなら、エコキュートへの切り替えを検討してみるのもひとつの選択肢かもしれませんね。

生活パターンとタンク容量のミスマッチに気をつけて

夜間にまとめてお湯を沸かすスタイルは、「夜に沸かしたお湯を翌日じゅうに使い切る」ことが前提になっています。
ところが、家族構成が変わったり、在宅時間が増えたりすると、湯が余ってしまったり逆に足りなくなったりすることがあるんですね。

使い切れずに余ったお湯の分のエネルギーは無駄になってしまいますし、足りなくなって昼間に追い焚きや湯増しをすると、高い電気代がかかってしまいます。
季節や生活スタイルに合わせて設定を見直すことが、賢い節約のポイントになりそうですね。

夜間電力×給湯器の活用パターン、3つの具体例

具体例1:オール電化住宅でエコキュートを導入したAさんのケース

4人家族のAさんは、オール電化住宅へのリフォームにあわせてエコキュートを導入しました。
時間帯別電灯プランに切り替え、毎晩23時から翌朝7時の間に自動でお湯を沸かす設定にしたところ、それまでのガス給湯器と比べて年間の光熱費が大幅に下がったと感じているそうです。

さらに、国や自治体の「給湯省エネ事業」などの補助金を活用できたため、導入費用の負担も軽減できたとされています。
エコキュートへの補助金は10万円以上になるケースもあるとされており、導入を検討しているなら補助制度を調べてみる価値は十分あるかもしれませんね。

具体例2:電気温水器のまま使い続けているBさんのケース

一人暮らしのBさんは、以前から電気温水器を使っており、深夜電力プランで節約してきたとのこと。
ところが最近、「なんとなく電気代が上がってきた気がする」と感じるようになったそうです。

原因として考えられるのは、夜間電力の割安度が下がってきたこと、そして一人暮らしなのに大容量タンクのお湯を毎晩沸かしていたため、余ったお湯が無駄になっていたことなどがあるかもしれませんね。
Bさんのように電気温水器を使い続けている場合は、タンク容量や沸かし量の設定を見直すだけでも改善できる可能性があります。

具体例3:エコキュート×太陽光発電を組み合わせたCさんのケース

Cさんは屋根に太陽光発電を設置していて、最近エコキュートと組み合わせた運用を始めたとのことです。
晴れた日は日中に太陽光の余剰電力でお湯を沸かし、夜間電力は補助的に使うという使い方をしているそうです。

このように太陽光発電や蓄電池とエコキュートを組み合わせる活用法は、省エネ・環境重視の流れの中でより注目されています。
エネルギーを自宅でうまくコントロールできる時代になってきているんですね。
もし太陽光を導入済みの方は、エコキュートとの連携を検討してみるのもいいかもしれません。

夜間電力×給湯器について、まとめると

  • 夜間電力を使った給湯器は、条件が合えば電気代の節約と環境負荷の軽減に有効です
  • 現在は従来型の「深夜電力単独プラン」の新規受付が終了しており、昼夜の料金差は縮小傾向にあるとされています
  • 電気温水器よりもエコキュートの方が消費電力が約1/3とされており、夜間電力プランとの相性が良いです
  • タンク容量や沸かし量の設定は、生活スタイルに合わせて定期的に見直すことが大切です
  • 補助金制度や太陽光発電との組み合わせも視野に入れると、さらにお得になる可能性があります

夜間電力と給湯器の組み合わせは、「昔ほど圧倒的にお得!」とは言えなくなってきているのが正直なところかもしれませんね。
でも、エコキュートへの切り替えや、電力プランの見直しなど、適切な工夫をすることで、今でも十分に節約効果を感じられる選択肢のひとつであることは間違いありません。

「うちの給湯器って今のままでいいのかな」「電力プランを見直したほうがいいのかな」と少しでも感じているなら、まずは現在の電気料金プランの内容を確認してみることから始めてみませんか?
電力会社のサイトや、カスタマーサポートに問い合わせてみると、思ったよりも簡単に情報が得られることが多いですよ。
小さな一歩が、毎月の光熱費を少し楽にしてくれるかもしれませんね。
一緒に、無理なく賢い節約を目指していきましょう。