
最近、給湯器のリモコンに見慣れないエラーコードが表示されたり、お湯の温度がいつもと違う感じがしたりしていませんか?
もしかしたら、それは給湯器の「サーミスタ」という部品に問題が起きているかもしれませんね。
サーミスタと聞いても、普段はあまり耳にしない言葉ですよね。
でも、この小さな部品が故障すると、私たちの日常生活に意外と大きな影響が出てくるんですね。
この記事では、給湯器のサーミスタが故障するとどんな症状が出るのか、なぜ故障してしまうのか、そして故障した時にどう対処すればいいのかを、一緒に見ていきましょう。
きっと、今感じている不安や疑問がすっきり解決できると思いますよ。
給湯器のサーミスタが故障するとこんな症状が出ます

給湯器のサーミスタが故障すると、主に「お湯の温度が安定しない」「エラーコードが表示される」「給湯器が自動停止する」といった症状が現れます。
サーミスタは、給湯器内でお湯や水の温度を測る「温度センサー」のような役割を果たしているんですね。
この部品が正しく働かなくなると、給湯器は設定した温度通りにお湯を作れなくなってしまうんです。
リモコンには「32」「310」「312」「E09」「E10」などの数字やアルファベットが表示されることもあります。
これらのエラーコードは、「どのサーミスタに異常が起きているか」を教えてくれているサインなんですね。
サーミスタってそもそも何?どんな役割をしているの?

給湯器に欠かせない温度センサーなんです
サーミスタは、給湯器やエコキュートの内部でお湯や水の温度を検知するための温度センサーとして働いています。
私たちが「40度のお湯が欲しい」とリモコンで設定すると、サーミスタが検知した温度情報をもとに、給湯器がヒーターのON/OFFや混合弁の開閉を調整してくれるんですね。
つまり、サーミスタは設定温度通りのお湯を出すための"要"となる部品と言えるんです。
実は給湯器の中に何個も使われています
意外かもしれませんが、給湯器の中にはサーミスタが1個だけではなく、複数個取り付けられているんですよ。
たとえば、こんな場所にそれぞれ使われています。
- 出湯サーミスタ(給湯器の出口で温度を測る)
- 給湯サーミスタ(給湯温度を測る)
- 給水温サーミスタ(入ってくる水の温度を測る)
- ふろサーミスタ(お風呂のお湯の温度を測る)
- タンク内サーミスタ(エコキュートのタンク内温度を測る)
それぞれのサーミスタが担当する場所が違うので、故障した時に表示されるエラーコードも異なるんですね。
なぜサーミスタは故障してしまうの?

経年劣化によるもの
サーミスタ故障の一番多い原因は、やはり経年劣化だとされています。
特に設置から10年以上経過した給湯器では、サーミスタ自体の素子が劣化して、抵抗値が変化したり断線したりすることがあるんですね。
そうなると、温度を正しく検知できなくなってしまうんです。
私たちが毎日使っている給湯器ですから、長い年月の間に少しずつ部品が疲れてくるのは、ある意味自然なことかもしれませんね。
配線やコネクタのトラブル
サーミスタ本体は問題なくても、配線やコネクタの接触不良で故障のような症状が出ることもあります。
給湯器は湿気の多い環境に設置されることが多いですよね。
湿気や振動の影響で、サーミスタと制御基板をつなぐ配線が緩んだり、コネクタが劣化したりすることがあるんです。
この場合、サーミスタを交換しなくても、配線を直すだけで解決することもあるそうですよ。
汚れや錆、腐食によるダメージ
配管周りに汚れや錆が溜まっていくと、サーミスタのセンサー部分や端子部分がダメージを受けることもあります。
特に水回りの設備ですから、どうしても時間とともに汚れは蓄積してしまいますよね。
定期的なメンテナンスの重要性が、こういったところにも現れているんですね。
制御基板との通信不良
もしかしたら、サーミスタ自体は正常に動いているのに、制御基板側の不具合でエラーが出ている可能性もあるんです。
制御基板がサーミスタからの信号を正しく認識できないと、「サーミスタ異常」として判断されてしまうんですね。
この場合は、サーミスタではなく基板の修理や交換が必要になることもあります。
具体的にはこんな症状が出ます
①エラーコードが表示される
サーミスタ故障の一番わかりやすいサインは、リモコンや給湯器本体にエラーコードが表示されることです。
ガス給湯器の場合、「エラー32」は出湯サーミスタの異常を示しているとされています。
エコキュートでは、こんなエラーコードが出ることがありますよ。
- 310:低温感知サーミスタ異常/給湯入水サーミスタ異常
- 312:ふろサーミスタ異常
- 321:給湯サーミスタ異常
- E09:給水温サーミスタの故障
- E10:給湯サーミスタの故障
- E11:追焚検知サーミスタの故障
- E15:ふろサーミスタの故障
メーカーや機種によってエラーコードは異なりますので、取扱説明書やメーカーのサイトで確認してみるといいかもしれませんね。
②お湯の温度が安定しない
「シャワーを浴びていたら、急に熱くなったり冷たくなったりする」という経験、ありませんか?
これもサーミスタの異常が原因かもしれません。
サーミスタが正しく温度を検知できないと、設定温度よりぬるかったり熱すぎたりしてしまうんですね。
ただし、この症状は混合弁や電磁弁など、サーミスタ以外の部品が原因になっていることも多いそうです。
実際の現場では、「お湯がぬるい」という症状の原因は、サーミスタそのものよりも他の部品の不具合であるケースが大半だという報告もあるんですね。
③給湯器やエコキュートが自動停止する
サーミスタが断線や短絡を起こすと、制御基板が「異常温度」と判断して、安全のために運転を自動的に停止してしまいます。
「突然お湯が出なくなった」という場合、安全装置が働いている可能性があるんですね。
これは私たちを守るための大切な機能なんです。
④お湯の出が悪くなる、湯はりが途中で止まる
「お風呂に自動でお湯を溜めていたのに、途中で止まってしまった」という症状も、サーミスタ異常のサインかもしれません。
ふろサーミスタやタンク内サーミスタに異常があると、お湯の量や温度を正しく検知できず、湯はりが正常に完了しないことがあるんですね。
毎日のお風呂が楽しめないのは、本当に困りますよね。
サーミスタが故障したまま使い続けるとどうなる?
「エラーが出たけど、リセットしたらまた使えたから大丈夫かな?」と思ってしまう気持ち、よくわかります。
でも、サーミスタ異常が出た状態で何度もリセットして使用し続けるのは、あまりおすすめできません。
異常加熱が起きたり、最悪の場合は火傷などの危険があったりするとされているんですね。
メーカーも、エラーが出た場合は使用を控えて点検を受けることを推奨しています。
ただし、一度エラーが出てその後は正常に使えている場合、「次に異常が出ても安全装置が働いて止まるので、大きな危険は少ない」という現場の声もあるそうです。
それでも、自己判断で使い続けるよりは、早めに専門業者さんに点検してもらった方が安心できますよね。
サーミスタが故障した時、私たちにできることは?
まずは電源の再起動を試してみましょう
エラーコードが表示されたら、まず取扱説明書を確認してみてください。
そして、一度給湯器の電源をOFFにして、しばらく待ってからONにするという再起動を試してみるのもいいかもしれませんね。
一時的なエラーであれば、これだけで解決することもあるんです。
エラーコードをメモしておきましょう
専門業者さんに連絡する時のために、表示されたエラーコードをメモしておくと話がスムーズに進みますよ。
「E10」「312」など、正確な番号を伝えることで、業者さんも事前にどんな部品が必要か準備できるんですね。
専門業者への連絡を検討しましょう
再起動しても何度もエラーが出る場合や、お湯の温度が明らかにおかしい場合は、専門業者さんに点検を依頼することをおすすめします。
サーミスタの交換費用は、一般的に1.5万円〜3万円程度とされています。
エコキュートの場合は、メーカーによって異なりますが、パナソニックで14,000〜30,000円、三菱で18,700〜66,000円といった相場情報があるそうですよ。
ただし、設置から10年以上経過している給湯器の場合、サーミスタ以外の部品も劣化している可能性があるんですね。
修理を繰り返すより、本体ごと新しいものに交換した方が結果的にお得になることもあるかもしれません。
業者さんに相談して、修理と交換のどちらがいいか、一緒に考えてもらうといいですよね。
まとめ:サーミスタ故障のサインを見逃さないで
給湯器のサーミスタが故障すると、エラーコードの表示、お湯の温度が不安定になる、給湯器が自動停止するといった症状が現れます。
サーミスタは、給湯器内でお湯の温度を測る大切なセンサーで、経年劣化や配線のトラブル、汚れや錆などが原因で故障することがあるんですね。
もしエラーコードが表示されたら、まずは取扱説明書を確認して再起動を試してみてください。
それでも改善しない場合は、専門業者さんへの点検依頼を検討しましょう。
サーミスタ交換の費用は1.5万円〜3万円程度が目安ですが、給湯器が10年以上使っているものなら、本体の交換も視野に入れて相談してみるといいかもしれませんね。
大切なのは、「まだ使えるから」と無理に使い続けないことです。
小さなサインを見逃さずに、早めに対処することで、安全で快適なお湯のある生活を守ることができますよ。
毎日使う給湯器だからこそ、ちょっとした異変に気づいたら、ぜひ一度立ち止まって確認してみてくださいね。
あなたのご家庭の給湯器が、これからも安心して使えますように。