
住宅の省エネ申請や補助金の手続きをしていて、「自己適合宣言書が必要です」と言われて困ったことはありませんか?
「そもそも自己適合宣言書って何?」「どこで入手できるの?」と頭を抱えてしまう方も多いかもしれませんね。
実は、ノーリツの給湯器に関する自己適合宣言書は、省エネルギー性能を証明するための書類で、安全証明書でも工事説明書でもないんです。
この記事を読んでいただければ、書類の意味・対象かどうかの確認方法・入手の流れまで、一緒にスッキリ整理できますよ。
ノーリツ給湯器の自己適合宣言書は「省エネ性能を証明する書類」です

結論からお伝えすると、ノーリツ給湯器の自己適合宣言書(性能証明書)は、給湯器の省エネルギー性能の値をメーカー自身が宣言した書類です。
住宅の省エネ性能の判定や申請手続きの際に、この書類の提出を求められることがあるんですね。
安全点検の証明書でも、施工のための工事説明書でもありません。
もしかしたら「安全性の証明書なのかな?」と思っていた方もいるかもしれませんが、目的がまったく異なる書類なので、ここはしっかり覚えておきたいポイントですよ。
自己適合宣言書が必要になる理由

JIS Q 17050-1という規格に基づいています
自己適合宣言書は、JIS Q 17050-1という規格に基づいてメーカーが性能値を自ら宣言するものです。
第三者機関に認証してもらうのではなく、メーカー自身が「この製品はこの性能ですよ」と公式に宣言するスタイルなんですね。
住宅の省エネ性能を計算・申請するときに、給湯器のモード熱効率などのデータが必要になります。
そのデータの根拠として、自己適合宣言書が使われることがあるんですよ。
「省エネ性能の判定プログラム」で使われます
ノーリツでは「住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム 入力データ リスト」という資料を公式に公開しています。
この資料には、型式ごとのモード熱効率や性能確認区分などが掲載されていて、自己適合宣言対象品と第三者試験対象品の両方が区分して記載されています。
住宅の省エネ計算をする際、この入力データリストを使って給湯器の性能を確認するわけですね。
そのときに「自己適合宣言書もあわせて用意してください」と言われるケースがあるんです。
第三者試験品とは別の扱いになります
ノーリツの給湯器には、性能根拠が異なる2種類の製品があります。
- 自己適合宣言に基づく機器(メーカー自身が宣言)
- 第三者試験に基づく機器(形式認証・JIAなどの第三者機関が認証)
第三者試験対象品は、自己適合宣言書の対象外になる場合があります。
同じGT・GRQシリーズの中でも、どちらの区分に入るかは型式によって異なるんですね。
だからこそ、シリーズ名だけで判断せずに、型式をしっかり確認することがとても大切なんです。
対象かどうかを確認する3つのステップ

ステップ1:給湯器の型式を確認する
まず最初にすべきことは、お使いの給湯器の正確な型式を確認することです。
型式は、給湯器本体に貼られている製品ラベルに記載されています。
「GT-〇〇〇〇〇〇」のような英数字の組み合わせがそれですよ。
型式をきちんと手元に控えておくと、その後の確認作業がぐっとスムーズになりますよ。
もしかしたら、型式を調べるだけで半分以上の問題が解決するかもしれませんね。
ステップ2:ノーリツの入力データリストで照合する
型式が確認できたら、ノーリツ公式サイトで公開されている「住宅・住戸の省エネルギー性能の判定プログラム 入力データ リスト」を確認しましょう。
このリストには以下の情報が掲載されています。
- 機種ごとのモード熱効率
- 熱源機の分類
- ふろ機能の種類
- 性能確認区分(自己適合宣言か第三者試験か)
ご自身の型式がリストの「自己適合宣言対象品」の欄に記載されていれば、自己適合宣言書の取得手続きに進むことができます。
反対に、「第三者試験対象品」の欄にあった場合は、自己適合宣言書ではなく別の証明書類が必要になるかもしれませんね。
ステップ3:FAQまたは問い合わせ窓口で取得方法を確認する
ノーリツのFAQには「自己適合宣言書(性能証明書)がほしい」という項目が設けられています。
まずはFAQの該当項目を確認してみましょう。
FAQのカテゴリページだけでは取得の詳細手順まで確認できないこともあるので、型式を手元に用意した状態でノーリツの案内窓口に問い合わせるのが一番確実です。
「〇〇という型式の給湯器について、省エネ申請のために自己適合宣言書(性能証明書)がほしい」と伝えると、スムーズに対応してもらいやすいですよ。
よくある勘違いの具体例

勘違い例①「工事説明書と同じもの」と思っていた
給湯器の書類といえば、工事説明書や納入仕様図、取扱説明書などを思い浮かべる方も多いですよね。
でも自己適合宣言書は、それらの施工関連資料とはまったく目的が異なります。
施工資料はノーリツの製品データサービスからダウンロードできる場合がありますが、自己適合宣言書はそこだけでは完結しない可能性があります。
「施工資料と同じ場所にあるだろう」と思って探しても見つからない…というケースもあるかもしれませんね。
そんなときは、あわてず専用のFAQページや問い合わせ窓口を確認してみましょう。
勘違い例②「安全点検の書類のこと」と思っていた
給湯器には経年劣化による点検や安全確認も大切ですよね。
ですが、自己適合宣言書は安全点検に関する書類ではありません。
もし給湯器の経年劣化や点検時期を確認したい場合は、ノーリツが案内している「給湯機器などの点検対象品検索」などの別のサービスを利用するのが適切です。
書類の目的を混同しないようにしたいですね。
勘違い例③「シリーズ名で対象かどうかわかる」と思っていた
「GQシリーズだから自己適合宣言対象品だよね」「GTシリーズだから大丈夫」と思いがちかもしれませんね。
でも実は、同じシリーズ名であっても、型式によって自己適合宣言対象品と第三者試験対象品に分かれていることがあります。
たとえばGT・GRQシリーズの中にも、両方の区分の製品が混在しています。
シリーズ名だけで判断せず、必ず正確な型式でリストを照合することが大切です。
少し手間に感じるかもしれませんが、この一手間が後のトラブル防止につながりますよ。
勘違い例④「1つの書類で全機種に使える」と思っていた
自己適合宣言書は、機種ごとに発行されます。
「以前別の機種で取得した書類を使い回せる」ということはないんですね。
もし複数台の給湯器について書類が必要な場合は、それぞれの型式ごとに確認・取得する必要があります。
面倒に感じるかもしれませんが、型式をしっかり把握していれば、案外スムーズに進めることができますよ。
まとめ:ノーリツ給湯器の自己適合宣言書について整理しましょう
ここまで一緒に確認してきた内容を、最後にまとめておきますね。
- 自己適合宣言書(性能証明書)は、省エネルギー性能を証明する書類で、安全証明書や施工書類とは別物
- JIS Q 17050-1に基づいてノーリツが宣言する書類で、住宅の省エネ申請などに使われる
- 同じシリーズ内でも、型式によって「自己適合宣言対象品」と「第三者試験対象品」に分かれる
- まず給湯器の型式を確認し、ノーリツ公式の入力データリストで照合することが基本
- 取得方法はノーリツFAQの該当項目、または問い合わせ窓口で型式を伝えながら確認するのが確実
なお、ノーリツが公開している入力データリストには付表日が記載されています。
記事内で紹介した情報はあくまで参考情報ですので、手続きの際には必ずノーリツ公式サイトで最新の資料を確認するようにしてくださいね。
一歩踏み出してみましょう
「自己適合宣言書が必要」と言われると、なんだか難しそうで身構えてしまいますよね。
でも実際には、型式を確認してリストと照合する、という手順さえ押さえてしまえば、意外とスムーズに進められることが多いんです。
まずは給湯器本体のラベルをのぞいて、型式を確認するところから始めてみましょう。
きっと「なんだ、そういうことか」とスッキリする瞬間がやってきますよ。
もし書類の種類や取得方法でわからないことが出てきたら、ノーリツのFAQや問い合わせ窓口を遠慮なく活用してみてくださいね。
「型式はこれで、省エネ申請のために自己適合宣言書(性能証明書)が必要です」と伝えれば、きっと丁寧に案内してもらえると思いますよ。
一緒に、必要な書類をそろえて手続きをスムーズに終わらせましょう。