
給湯器の交換を検討しているとき、「ノーリツとリンナイってどっちがいいんだろう?」と迷ってしまうこと、ありますよね。
どちらも国内を代表するメーカーだからこそ、「失敗したくない」という気持ちが強くなるのは自然なことだと思います。
この記事では、ノーリツとリンナイそれぞれの特徴や機能の違い、そして後悔しない給湯器選びのポイントをわかりやすくまとめました。
読み終わるころには「自分にはどちらが合っているか」がきっとイメージできるはずです。
一緒に考えていきましょう。
結論:「どちらが優れている」より「自分に合う機種を選ぶ」が正解

先にお伝えしておくと、「ノーリツとリンナイのどちらが絶対にいい」という答えはありません。
どちらも日本を代表する信頼性の高いメーカーで、給湯・追いだき・省エネ性能のレベルは甲乙つけがたいんですね。
重要なのは、メーカー名ではなく「設置条件・必要な機能・工事費込みの総額」で選ぶことです。
たとえば、家族の入浴を見まもりたいならノーリツの対応機種が候補になりますし、マイクロバブルのお風呂体験を重視するならリンナイが候補になります。
「何を大切にしたいか」をはっきりさせてから比べると、選びやすくなりますよ。
ノーリツとリンナイ、それぞれの特徴

ノーリツの特徴:見まもり機能が充実している
ノーリツは、家族の安心・安全に寄り添う機能が充実しているのが特徴のひとつです。
対応機種とリモコンを組み合わせることで、入浴状況の見まもりや、長湯を知らせる機能が使えるんですね。
さらに、アプリから浴室リモコンへ呼びかけられる機能もあります。
「お年寄りの親と同居していて、入浴中が心配…」という方や、「小さい子どもがいるから浴室でのトラブルが不安」という方には、きっと魅力的に映るのではないでしょうか。
ただし、これらの機能はすべての機種で使えるわけではなく、対応機種・対応リモコン・対応部材の確認が必要です。
リンナイの特徴:マイクロバブルでお風呂体験が変わる
リンナイの特徴的な機能として、「マイクロバブルバスユニット」があります。
微細な泡を発生させて白濁した湯を楽しめる仕組みで、温泉のような入浴体験が自宅で味わえるとされています。
「毎日のお風呂をもっとリラックスできる時間にしたい」という方には、もしかしたらリンナイのシステムが向いているかもしれませんね。
ただし、マイクロバブルを利用するには対応する給湯システムや浴槽・部材の確認が必要ですので、事前に確認しておくと安心です。
共通点:エコジョーズで省エネ性能はどちらも高い
ノーリツとリンナイ、どちらも「エコジョーズ」と呼ばれる高効率給湯器を展開しています。
エコジョーズとは、燃焼時に出る排気熱を再利用して水を予熱する仕組みのことです。
従来の給湯器より効率が高く、ガス代の節約につながる可能性があるんですね。
ただし、実際のガス代の節約額は、給湯量・ガス料金プラン・機種・生活スタイルによって変わります。
「エコジョーズなら絶対にいくら節約できる」とは一概に言えないので、あくまでも参考として考えておくと良いでしょう。
後悔しない給湯器選びの6つのポイント

① まず設置条件を確認する
給湯器選びで最初に確認すべきことは、メーカーでも価格でもなく、「今の設置場所に合う機種かどうか」です。
戸建てかマンションか、屋外設置か屋内設置か、壁掛けか据置かによって、選べる機種が変わってきます。
また、号数・排気方式・配管の種類なども確認が必要です。
現在使っている給湯器の型番を控えておくと、業者さんへの相談がスムーズになりますよ。
② 号数は家族の使い方に合わせて選ぶ
給湯器の「号数」とは、1分間に水温を25℃上昇させることができるお湯の量(リットル)のことです。
よく「家族の人数で選ぶ」と言われますが、実際には「台所とシャワーを同時に使う頻度」が大きな判断材料になります。
一般的な目安として、2〜3人家族なら16号、4〜5人家族なら20号がよく選ばれているとされています。
ただし、暮らし方によっても最適な号数は変わりますので、業者さんに相談しながら決めるのが安心ですね。
③ オートかフルオートかを事前に決める
給湯器には「オートタイプ」と「フルオートタイプ」の2種類があります。
どちらにするかを最初に決めておくと、機種選びがずっとスムーズになりますよ。
- オートタイプ:湯はり・追いだきが自動。お湯が冷めたら足し湯は自分でボタンを押す必要がある
- フルオートタイプ:湯はり・追いだきに加え、自動足し湯も自動。お湯の温度・量を自動でキープしてくれる
フルオートの方が便利ですが、その分価格が高くなる傾向があります。
「どこまで自動化したいか」「追加費用は予算内か」を考えて選んでみてくださいね。
④ 付加機能は「本当に必要か」で判断する
ノーリツの見まもり機能、リンナイのマイクロバブルなど、魅力的な付加機能は確かにあります。
ただし、これらは機器本体だけでなく、対応リモコンや対応部材が別途必要になることもあるんですね。
「あったら便利そう」ではなく、「自分や家族の生活に本当に役立つか」という視点で考えると、無駄な出費を防ぐことができますよ。
気になる機能がある場合は、導入に必要なトータルの費用もあわせて確認してみましょう。
⑤ 本体価格ではなく、工事費込みの総額で比較する
給湯器の価格を比べるとき、本体価格だけを見てしまいがちですよね。
でも実際には、「工事費込みの総額」で比較することがとても重要です。
見積もりを取る際は、以下の項目がすべて含まれているかを確認してみてください。
- 本体価格
- リモコン代
- 標準工事費
- 追加工事費(配管の延長など)
- 旧機器の撤去・処分費
- 保証内容(期間・範囲)
販売店によって工事範囲や保証条件が異なるため、同じ機種・同じ条件で複数社に見積もりを依頼するのが賢い方法です。
「安い!」と思ったら追加工事費が別だった、というケースも少なくないので注意したいですね。
⑥ 10年を超えたら交換を検討のサインかもしれない
ノーリツ・リンナイともに、家庭用給湯器の設計上の標準使用期間は10年と案内されています。
これは「10年間は無償修理しますよ」という保証ではなく、あくまで設計上の目安なんですね。
10年を超えると、部品の劣化や故障リスクが高まることがあります。
「まだ動いているから大丈夫」と思っていても、突然のトラブルにつながることもありますので、10年を超えたら一度点検や交換を検討してみるといいかもしれません。
特に寒い季節の前に確認しておくと安心ですよ。
こんな方にはノーリツ、こんな方にはリンナイが向いているかも

ノーリツが向いているケース
「家族の入浴が心配」という方や、「スマートフォンを使って遠くから浴室に呼びかけたい」という方には、ノーリツの見まもり機能が対応する機種がおすすめの候補になりますよね。
高齢の家族と同居しているご家庭や、小さなお子さんがいるご家庭には、きっと魅力的に感じるのではないでしょうか。
リンナイが向いているケース
「毎日のお風呂をもっと特別な時間にしたい」「マイクロバブルで肌ケアをしたい」という方には、リンナイのマイクロバブルバスユニットが候補になります。
ただし、対応する浴槽・給湯システム・部材が必要になりますので、事前に確認しておくと安心です。
どちらでもいい場合は設置適合と総額で決める
特に「見まもりもマイクロバブルも必要ない」という場合は、設置条件に合う機種を複数社から見積もりを取って、工事費込みの総額が安い方を選ぶのが一番シンプルな方法です。
どちらのメーカーもエコジョーズの省エネ性能は高水準ですし、基本的な給湯・追いだき性能も十分信頼できます。
まとめ:ノーリツとリンナイは「どちらが上」ではなく「自分に合う方」を選ぼう
ここまでお読みいただいて、「どちらを選べばいいか」の方向性がなんとなく見えてきたでしょうか。
改めて大切なポイントを整理しますね。
- メーカー名だけで決めない:ノーリツもリンナイも信頼性の高いメーカー。優劣は機種・機能・設置条件次第
- 設置条件を最優先に確認:今の設置場所に合う機種かどうかが最初のステップ
- 号数は暮らし方で選ぶ:家族人数だけでなく、同時使用の頻度も考慮する
- オート・フルオートを事前に決める:自動化の範囲と予算のバランスを考える
- 付加機能は本当に必要かで判断:見まもりならノーリツ、マイクロバブルならリンナイが候補
- 工事費込みの総額で比較:複数社に同条件で見積もりを依頼する
- 10年を超えたら交換を検討:安全面も考慮して早めに点検を
「ノーリツとリンナイ、どちらがいいか」という問いへの答えは、最終的には「あなたとご家族の暮らし方に合っている方」なんですね。
メーカー名にとらわれすぎず、必要な機能と総額をしっかり比べることで、きっと満足のいく一台に出会えますよ。
給湯器は毎日使う大切な設備だからこそ、慎重に選んでほしいと思っています。
でも、あまり難しく考えすぎなくても大丈夫です。
今回ご紹介したポイントを参考に、まずは設置条件の確認と複数社への見積もり依頼から始めてみてはいかがでしょうか。
「迷ったらとりあえず相談してみる」くらいの気持ちで動いてみると、案外スムーズに決まるものですよ。
どうか焦らずに、あなたに合った給湯器を見つけてくださいね。