
「浴室が古くて狭い…」「バランス釜がもう限界かも…」と感じているさん、きっと多いのではないでしょうか。
特に団地や公営住宅、築年数の古いマンションに住んでいると、浴室まわりの設備がどうしても気になってきますよね。
そんなときに候補として挙がってくるのが、壁貫通型給湯器という選択肢です。
「名前は聞いたことあるけど、どういうものなの?」「バランス釜と何が違うの?」「工事費はいくらかかるの?」など、疑問が次々と出てきますよね。
この記事では、壁貫通型給湯器の基本的な仕組みから、メリット・デメリット、交換にかかる費用の目安まで、わかりやすく一緒に整理していきます。
読み終わる頃には、「自分の家に合っているかどうか」がきっとスッキリわかるはずですよ。
壁貫通型給湯器は「浴室をスッキリ広くできる」現代的な給湯器です

結論からお伝えしますね。
壁貫通型給湯器とは、浴室の壁を貫通させて本体を埋め込むように設置するタイプの給湯器のことです。
主にバランス釜(浴室内に設置されている昔ながらの風呂釜)の交換用として使われており、団地や公営住宅、古いマンションのリフォームで活躍しているんですね。
「ホールインワン」「カベピタ」「バスイング」「パックイン」などとも呼ばれていて、メーカーによって名称が異なります。
一番大きなメリットは、浴槽まわりのスペースを大幅に確保できること。
バランス釜を取り外すことで、それまで釜が占めていたスペースが空くため、浴槽を広くしたり浴室を使いやすくしたりできるんです。
「狭い浴室をどうにかしたい」と感じている方にとっては、とても魅力的な選択肢ですよね。
なぜ壁貫通型給湯器がバランス釜の交換に選ばれるのか

「なぜわざわざ壁を貫通させるの?」と思った方もいるかもしれませんね。
その理由を、少し掘り下げて一緒に見ていきましょう。
バランス釜の設置環境が特殊だから
バランス釜は、浴室の壁に専用の穴(貫通口)を設けて給排気を行う「BF式(バランス型)」という仕組みを使っています。
この構造上、壁に穴を開けていることが前提になっているんですね。
そのため、同じ壁の穴を活用して設置できる壁貫通型給湯器は、既存の設備環境と非常に相性が良いとされています。
わざわざ大がかりな工事をしなくても、スムーズに交換できる可能性が高いのが、選ばれる大きな理由のひとつです。
浴室内の機器を浴室の「外」に出せるから
バランス釜は浴室の中に設置されているため、どうしてもそのぶんのスペースが取られてしまいます。
一方、壁貫通型給湯器は本体の大部分が浴室の外側(ベランダ側や外壁側)に出る形で設置されます。
これによって浴室内がスッキリし、浴槽を広くしたり、掃除がしやすくなったりするわけですね。
狭い浴室で「もう少し広ければ…」と感じていた方には、この変化はとても大きく感じられるかもしれません。
設置できる条件が限られているという点も知っておきたい
ただし、注意しておきたいポイントもあります。
壁貫通型給湯器は、主にBF式・バランス式の風呂釜が設置されていた場所への交換に限られるとされています。
もともとバランス釜が入っていない住宅や、壁の構造上穴を開けるのが難しい場合には、設置できないこともあるんですね。
また、設置には電源も必要とされていますので、既存の設備環境の確認が非常に重要です。
「自分の家に合うのかな?」と感じた場合は、まず専門業者に相談してみるのが一番安心ですよ。
号数の選び方も大切です
壁貫通型給湯器には、8.5号と16号などの号数展開があります。
号数とは、1分間に水温を25℃上昇させられるお湯の量(リットル数)のことを指します。
一人暮らしや少人数世帯であれば8.5号でも十分なケースが多いですが、家族が多い場合は16号以上を検討したほうがよいかもしれませんね。
世帯人数や使用状況に合わせて、しっかり選んでいきたいところです。
壁貫通型給湯器の具体的なシーン・製品・費用を見てみましょう

「なんとなくわかってきたけど、もう少し具体的に知りたい」という方も多いと思います。
ここでは、実際の製品や費用感、設置シーンを一緒に見ていきますね。
具体例①:ハウステックの「WFシリーズ カベピタ」
壁貫通型給湯器の代表的なメーカーのひとつが、ハウステックです。
ハウステックは「WFシリーズ カベピタ」というシリーズを展開しており、壁貫通型を前提にした製品ラインナップが充実しています。
「カベピタ」という名前からも、壁に設置するイメージが伝わってきますよね。
製品によって「給湯専用」「ふろ給湯」「オート」「フルオート」などの仕様があり、お湯はりや追い焚き機能の有無でラインナップが分かれているんですね。
「自動でお湯はりしてくれる機能がほしい」という方はオートやフルオートタイプを、「コストを抑えたい」という方は給湯専用タイプを選ぶなど、生活スタイルに合わせて選べるのは嬉しいポイントです。
具体例②:厚壁専用・寒冷地用など住戸に合わせた製品も存在する
壁貫通型給湯器は、住宅の構造や地域によっても選び方が変わってきます。
楽天市場やYahoo!ショッピングなどのECサイトでは、浴槽セット付き・厚壁専用・寒冷地用といった条件に合わせた製品が流通していることが確認できます。
たとえば、壁の厚みが通常より大きい住宅には「厚壁専用タイプ」が必要になる場合があります。
また、冬場に気温が大幅に下がる地域にお住まいの方は「寒冷地用」を選ぶ必要があるかもしれません。
「自分の家はどのタイプが合うの?」と思ったさん、これは専門業者に確認してもらうのが確実ですよね。
型番や号数だけでなく、住宅の構造・地域環境まで踏まえた選定が大切なんですね。
具体例③:交換費用の目安は工事費込みで15万〜20万円前後
「費用はどのくらいかかるの?」という点も、気になるところですよね。
リフォーム系メディアの情報によると、壁貫通型給湯器の交換費用は工事費込みで15万〜20万円前後が目安とされています。
内訳としては、本体価格が7万〜13万円程度、それに工事費が加わる形になります。
ただし、この費用はあくまでも参考値であり、事業者や住宅の状況によって差が出ることがあるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
- 本体価格の目安:7万〜13万円程度
- 工事費込みの目安:15万〜20万円前後
- 号数・仕様・住宅条件によって変動あり
「思ったより費用がかかるな…」と感じた方もいるかもしれませんね。
でも、長年使い続けてきたバランス釜を新しい給湯器に替えることで、お風呂の快適さが大きく変わるのも事実です。
浴室が広くなり、機能も現代的になると考えると、長期的には満足度の高いリフォームになるかもしれませんね。
具体例④:団地・公営住宅でのリフォームで特に需要が高い
壁貫通型給湯器は、特に団地や公営住宅、築年数の古い集合住宅での需要が高いとされています。
これらの住宅では、バランス釜が標準設備として設置されていたケースが多く、経年劣化による交換需要が増えているんですね。
「団地に住んでいて、お風呂の設備が古くなってきた」という方は、管理組合や管理会社に相談しながら、壁貫通型給湯器への交換を検討してみるのも一つの選択肢ではないでしょうか。
住戸のルールや構造によって対応が変わることもあるので、まず確認してみることが大切ですよ。
壁貫通型給湯器への交換を検討するときに確認したいこと

「よし、交換を考えてみようかな」と思い始めた方に向けて、事前に確認しておきたいポイントもまとめておきますね。
現在の設備がバランス釜(BF式)かどうか
壁貫通型給湯器に交換できるのは、主にBF式・バランス式の風呂釜が設置されている住宅とされています。
現在の浴室に設置されている機器の種類を確認することが、最初のステップになりますね。
壁の厚みや住宅の構造を確認する
先ほどお伝えしたように、壁の厚みによって選ぶべき製品が変わることがあります。
通常の壁厚か、厚壁タイプが必要かは、専門業者に測定・確認してもらうのが確実ですよ。
電源の確保が必要
壁貫通型給湯器の設置には電源が必要とされています。
近くにコンセントがあるかどうか、配線工事が別途必要かどうかも、事前に確認しておくと安心ですね。
複数業者から見積もりを取ることをおすすめします
費用は業者によって差が出ることもあります。
少なくとも2〜3社から見積もりを取って比較することで、適正な価格で依頼できる可能性が高まりますよ。
まとめ:壁貫通型給湯器はバランス釜からの交換で浴室が生まれ変わる選択肢
この記事では、壁貫通型給湯器について一緒に見てきました。
最後に大切なポイントを整理しておきますね。
- 壁貫通型給湯器は、浴室の壁を貫通させて本体を埋め込むタイプの給湯器
- 「ホールインワン」「カベピタ」「バスイング」「パックイン」などとも呼ばれる
- 主にバランス釜(BF式)の交換用として使われる
- 浴室内のスペースが広がり、浴槽を大きくできるメリットがある
- 交換費用の目安は工事費込みで15万〜20万円前後とされている
- 本体価格は7万〜13万円程度が相場
- 号数(8.5号・16号など)や仕様(給湯専用・オート・フルオートなど)を世帯に合わせて選ぶことが大切
- 設置には電源が必要で、壁の厚みや住宅構造の確認も重要
- 団地・公営住宅・古い集合住宅での需要が特に高い
「バランス釜がそろそろ限界かも」「浴室をもう少し広くしたい」と感じているさんにとって、壁貫通型給湯器はとても有力な選択肢のひとつになるかもしれませんね。
まずは今の設備がバランス釜かどうかを確認することと、専門業者に相談してみることが第一歩です。
費用や条件が整えば、浴室の快適さが大きく変わる可能性がありますよ。
「一歩踏み出すのが怖いな」と感じる気持ち、わかりますよね。
でも、見積もりを取るだけなら無料の業者も多いですし、相談するだけでも情報が得られます。
きっと「相談してよかった」と思える第一歩になるはずですよ。
ぜひ、まず一社だけでも問い合わせてみてくださいね。