
夜、お風呂に入ろうとしたらお湯が出ない……そんな経験をされたことはありませんか?
疲れて帰ってきてからのこのトラブルは、本当に困りますよね。
実は、給湯器のお湯が夜間に突然出なくなる原因は、いくつかのパターンに整理できます。
しかも、そのうちのいくつかは自分でチェックして解決できるものなんですね。
この記事では、夜間に給湯器のお湯が出なくなる主な原因と、それぞれの対処法を一緒に確認していきます。
「何から調べればいいかわからない…」という方さんも、順番に読んでいただければきっと原因にたどり着けますよ。
給湯器で夜にお湯が出ない原因は大きく6つに分けられます

まず結論からお伝えしますね。
給湯器で夜にお湯が出なくなる原因は、以下の6つに整理されています。
- 凍結による配管の詰まり
- ガスの供給停止(ガスメーターの遮断・ガス栓の閉まり)
- 電気系統の不具合(ブレーカー落ちなど)
- リモコンの設定ミスや電源OFF
- フィルター詰まりや水圧の低下
- 給湯器本体の経年劣化・故障
この中には、自分で簡単に確認・対処できるものと、専門業者に依頼が必要なものが混在しています。
まずは「簡単に確認できるもの」から順にチェックしていくのがおすすめですよ。
なぜ夜間にお湯が出なくなるの?原因別にくわしく見てみましょう

①冬の夜は特に要注意!凍結が起きやすい
夜間にお湯が出なくなる原因として、近年特に注目されているのが配管や給湯器内部の凍結です。
気温が下がる冬の夜は、屋外に設置されている給湯器や配管の中の水が凍ってしまうことがあります。
特に寒冷地にお住まいの方さんや、急激に冷え込んだ日の翌朝には要注意ですね。
配管が凍ると水が流れなくなるため、給湯器が正常に動作できず、お湯が出ない状態になります。
凍結のときはどうすればいい?
凍結が疑われる場合は、給湯器や配管に熱湯をかけるのはNGです。
急激な温度変化で配管が破裂することがあるので、絶対にやめましょう。
正しい対処法は、自然解凍を待つか、ぬるま湯(40℃以下)をタオルに染み込ませて配管に当てる方法が一般的とされています。
気温が上がれば自然と解凍されることも多いので、焦らず様子を見るのが賢明かもしれませんね。
②ガスが届いていない可能性も
「水は出るのにお湯だけ出ない」という場合は、ガスの供給に問題が起きているかもしれません。
ガス系統の問題としてよく挙げられるのは、以下の2つです。
- ガスメーターが遮断されている
- ガス栓が閉まっている
ガスメーターは、地震や大量消費が検知されると自動的に遮断される仕組みになっています。
まずはキッチンのガスコンロに火がつくかどうかを確認してみてください。
コンロも使えない場合は、ガスの供給側の問題が疑われますよ。
ガスメーターが遮断されていたら?
ガスメーターが遮断されている場合は、メーターについている復帰ボタンを操作することで再開できることがあります。
復帰手順はガスメーターの種類によって異なるため、メーターの表示や取扱説明書を確認するか、ガス会社に問い合わせるのがよいですよ。
③電気系統のトラブルも見逃せない
給湯器はガスを使うイメージが強いですが、実は電気も必要な機器なんですね。
リモコンの電源や制御基板の動作には電気が使われているので、ブレーカーが落ちていると給湯器も動かなくなります。
夜間に電力を多く使う家庭では、ブレーカーが落ちることも珍しくありません。
まずは分電盤のブレーカーを確認してみてくださいね。
④リモコンの設定ミスという意外な落とし穴
「そんなまさか…」と思われるかもしれませんが、実はリモコンの設定ミスが原因のケースも少なくないんです。
- リモコンの電源がOFFになっている
- 設定温度が極端に低くなっている
- 運転モードが切り替わっている
家族の誰かが誤って操作してしまっていたり、子どもさんがボタンを押してしまっていたりすることもありますよね。
リモコンの画面表示やエラーコードをチェックしてみるのが最初の一歩かもしれません。
⑤フィルター詰まりや水圧の低下
給湯器には水の入り口にストレーナー(フィルター)が設置されています。
このフィルターにゴミや汚れが溜まると、水の流れが悪くなり給湯器が正常に作動しなくなることがあります。
また、夜間は地域全体の水道使用量が変化する時間帯でもあります。
水圧が下がりすぎると給湯器が点火しない設計になっているものもあるため、水圧の変化も一因になりえますよ。
⑥給湯器の経年劣化・本体の故障
上記のどれにも当てはまらない場合は、給湯器本体の故障が疑われます。
一般的に給湯器の寿命は10〜15年程度とされています。
特に以下のような部品に不具合が生じると、お湯が出なくなることがあります。
- 熱交換器の劣化
- 点火装置(イグナイター)の不具合
- 循環ポンプの故障
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、取扱説明書でコードの意味を確認するか、メーカーや修理業者に連絡するのが安心ですね。
実際にこんなケースで解決できました!具体的な事例で確認しよう

ケース①「真冬の朝、突然お湯が出なくなった」→凍結が原因だった
気温が氷点下近くまで下がった冬の夜、翌朝になってもお湯が出ないというご家庭のケースです。
屋外に設置されている給湯器周辺の配管が凍結していたことが原因でした。
この場合の対処法は、気温が上がるまで自然解凍を待つこと。
昼頃には気温が回復し、お湯が出るようになったとのことです。
無理に操作せずに待つことが大切なんですね。
ケース②「水もお湯も出ない!でもコンロも使えない」→ガスメーターが遮断されていた
帰宅後にお湯が出ないと気づき、確認するとガスコンロも点火しない状態だったケースです。
調べてみると、ガスメーターが自動遮断されていたことが判明しました。
ガスメーターの復帰ボタンを正しい手順で操作したところ、ガスが復旧してお湯も出るようになりました。
地震のあとや、ガスを長時間使用した後などは特に確認してみると良いかもしれませんね。
ケース③「お湯が出ない原因がわからない…気づいたらリモコンが切れていた」→設定ミスが原因だった
夜になって急にお湯が出なくなり、あれこれ確認したものの原因が見つからなかったケースです。
よく見てみると、リモコンの電源がOFFになっていただけでした。
家族の誰かが誤ってボタンを押していたようです。
電源を入れ直したらすぐにお湯が出るようになったとのことで、一番シンプルな解決策でしたよ。
こういったケースは意外と多いんですね。
ケース④「10年以上使っている給湯器、ある夜から突然お湯が出なくなった」→本体の故障だった
長年使ってきた給湯器が、ある夜から突然お湯を出さなくなったケースです。
リモコンにエラーコードが表示されており、点火装置の不具合と診断されました。
この場合は自分での対処が難しく、メーカーに修理を依頼することになりました。
使用年数が10年を超えている場合は、修理よりも新しい機器への交換を検討するほうがコスト的にもよいとされることもあります。
夜にお湯が出ないときの確認手順まとめ

ここまでの内容を整理して、夜間にお湯が出なくなったときの確認の流れを一緒におさらいしましょう。
ステップ1:まずは「範囲」を確認する
最初に確認していただきたいのは、「家中の蛇口でお湯が出ないのか、一部だけか」という点です。
全ての蛇口でダメな場合は給湯器全体またはガス・電気の問題、一部だけの場合は配管や蛇口側の問題が疑われます。
ステップ2:「水は出るかどうか」を確認する
水は出るのにお湯だけ出ない場合は、ガス系統・電気系統・給湯器本体のどれかに問題がある可能性が高いです。
水もお湯も出ない場合は、水道側または凍結を疑いましょう。
ステップ3:リモコン・ブレーカー・ガスコンロを確認する
次に確認すべきは以下の3点です。
- リモコンの電源と設定温度を確認する
- ブレーカーが落ちていないか確認する
- ガスコンロに火がつくか確認する
ステップ4:季節・気温に応じて凍結を疑う
冬場や寒い夜の翌朝にお湯が出ない場合は、凍結を疑ってみてください。
自然解凍を待つか、ぬるま湯で対処するのが基本です。
ステップ5:自己解決が難しければ専門業者へ
上記のどれを確認しても改善しない場合や、リモコンにエラーコードが出ている場合は、無理に操作せずに専門業者やメーカーへ連絡するのが一番安心ですよ。
困ったときは一人で抱え込まずに、まず一つずつ確認してみましょう
夜間に給湯器のお湯が出なくなるのは、本当に焦りますよね。
でも、意外と自分で確認・解決できる原因が多いこともわかっていただけたかもしれませんね。
まずは「リモコンの電源」「ブレーカー」「ガスコンロが使えるか」という基本の3点から確認してみてください。
それだけで解決するケースも少なくありません。
冬場に凍結が疑われる場合は、焦って熱湯をかけたりせず、ゆっくりと自然解凍を待つのが安全です。
もし何度試しても改善しない場合や、給湯器を長年使っている場合は、きっと専門家に相談するタイミングかもしれません。
一人で「どうしよう…」と悩まずに、この記事を参考に一つずつ確認してみてくださいね。
あなたさんの家のお湯が、一日も早く復旧することを願っています。