
給湯器まわりの配管テープって、剥がれてきたり、よく見たらボロボロになっていたり……気になりますよね。
「テープを巻き直したいけど、どうやって巻けばいいんだろう?」
「そもそも、シールテープと保温テープって何が違うの?」
そんな疑問を持っているさんは、きっと多いかもしれませんね。
実は、配管テープの巻き方にはいくつかの大切なルールがあって、間違えると水漏れや凍結の原因になってしまうこともあるんです。
この記事では、給湯器配管のテープの正しい巻き方を「シールテープ」と「保温・保護テープ」に分けて、丁寧にご説明します。
読み終えた頃には「あ、こうすればよかったんだ!」とスッキリした気持ちになれるはずですよ。
給湯器配管テープの巻き方は「用途で2種類」に分けて考えるのが正解

まず最初に知っておいてほしいのが、給湯器配管で使うテープには大きく2種類あるということです。
- シールテープ:配管のねじ部分(接続部)に巻いて、水漏れを防ぐためのテープ
- 保温・保護テープ(キャンバステープ・ビニールテープなど):配管の外側に巻いて、凍結や劣化を防ぐためのテープ
この2つは巻き方のルールが全く違うので、一緒にして考えてしまうと失敗しやすいんですね。
それぞれに正しい巻き方があるので、順番に見ていきましょう。
シールテープと保護テープで巻き方が違う、その理由

「なぜ同じテープなのに巻き方が違うの?」って思いますよね。
それには、それぞれのテープが果たす役割と、失敗したときのリスクにちゃんと理由があるんですね。
シールテープの役割と正しい向きの理由
シールテープは、配管のねじ接続部分のわずかな隙間を埋めて水漏れを防ぐためのものです。
このテープは、ねじを締めることで圧縮されて隙間を塞ぐ仕組みになっています。
だからこそ、巻く向きが大切なんです。
右ネジ(一般的な配管はほとんどが右ネジ)の場合、ネジを締める方向=時計回りと同じ向きに巻くのが基本とされています。
逆向きに巻いてしまうと、ネジを締めるときにテープがほどけてしまって、隙間ができて漏れの原因になりやすいんですね。
また、ネジの先端の1山は残して巻き始めることも重要です。
先端まで巻いてしまうと、ねじ込んだときにテープの切れ端が配管の内部に入り込んでしまう可能性があるからです。
保温・保護テープを下から上に巻く理由
配管の外側を保護するキャンバステープやビニールテープは、下から上へ向かって巻くのが基本です。
これには明確な理由がありますよ。
テープを上から下に巻いてしまうと、テープの重なりに隙間が生まれて、そこから雨水が入り込みやすくなるんです。
屋根の瓦と同じイメージですね。
下から上へ重ねることで、水が流れ落ちるときに自然とテープの上側にいくので、水の侵入を防ぎやすくなるというわけなんですね。
半分重ねがちょうどいい理由
保温材や保護テープを巻くときは、テープの幅の約半分を重ねながら巻くのが目安とされています。
全く重ねなければ隙間ができてしまいますし、重ねすぎると厚みが増して仕上がりが悪くなったり、テープが剥がれやすくなってしまいます。
「半分ずつ重ねる」というのが、施工のプロも実践する基本の目安なんですね。
具体的な巻き方の手順をわかりやすく解説

では実際の作業の流れを、シールテープと保護テープそれぞれ見ていきましょう。
「難しそう……」と感じているさんも、手順を一つずつ確認すれば、きっと大丈夫ですよ。
【手順①】シールテープの正しい巻き方
シールテープを巻くときの手順はこちらです。
- 配管のねじ部分の汚れや古いテープをきれいに取り除く
- ねじの先端から1山分を空けた位置から巻き始める
- 右ネジなら時計回り(ねじを締める方向)に巻く
- テープを適度に引っ張りながらねじ山にしっかり密着させる
- 一般的には3〜5周が目安(配管の状態や種類によって調整)
- 最後にテープをちぎって端をねじ山に押し込んでなじませる
引っ張りながら巻くのがポイントですね。
テープをゆるゆるに巻いてしまうと、ねじ山にしっかり密着しないため、接続したときに漏れの原因になってしまいます。
「ピンと張った状態を保ちながら」というのを意識するといいかもしれませんね。
【手順②】保温材・キャンバステープの正しい巻き方
給湯器配管の外側を保温・保護するためのテープ巻きは、こちらの手順で進めます。
- 既存の古いテープや保温材が劣化している場合は、まず取り除く
- 保温材(断熱材)を配管に沿って当てながら、配管の下側から上側へ向かって巻き始める
- テープ幅の約半分ずつ重ねながら斜めに巻き上げていく
- 継ぎ手(エルボや分岐部分)は特に念入りに巻く
- 最後にビニールテープや防水テープで仕上げ巻きをする
特に気をつけてほしいのが、継ぎ手や曲がり部分の巻き方です。
配管がカーブしている部分は、直線部分よりも保温材がずれやすく、隙間もできやすいんですね。
そのため、曲がり部分では少し手間をかけてテープを密着させることが大切です。
【手順③】仕上げの防水テープで完成度を高める
保温材を巻き終わったら、その上から防水性のあるビニールテープで仕上げ巻きをするとより安心ですよ。
最近の解説では、保温材の上から防水テープで仕上げることで、外気や水の侵入を防いで凍結防止・劣化防止の効果を高めるという考え方が主流になっています。
仕上げテープも同じく下から上へ、半分重ねながら巻くのが基本です。
継ぎ目や端の部分はしっかり押さえて、浮きが出ないようにするときれいに仕上がりますよ。
よくある失敗例と気をつけたいポイント

「なんか水が滲んでくる…」「保温材がすぐ剥がれてしまう…」というお悩みをお持ちのさんへ。
よくある失敗とその原因を一緒に確認してみましょう。
失敗例①:シールテープを逆向きに巻いてしまった
シールテープを左回りに巻いてしまうと、ねじを締めるときにテープがほどけてしまいます。
結果として接続部の密封性が下がり、水漏れにつながることがあるんですね。
「右ネジは時計回り」というルールは、施工のプロも必ず守っている基本中の基本です。
失敗例②:先端まで全部テープを巻いてしまった
ねじの先端の1山を残さずにテープを巻いてしまうと、ねじ込んだときにテープの端が千切れて配管内部に入り込んでしまう可能性があります。
これが詰まりや不具合の原因になることもあるので、先端1山は必ず空けて巻き始めることを覚えておいてくださいね。
失敗例③:保温テープを上から下に巻いてしまった
「なんとなく上から巻いた方がやりやすいな」と感じるさんも多いかもしれませんね。
でも、上から下へ巻くとテープの重なりの向きが逆になり、雨水がテープの隙間に入り込みやすくなってしまいます。
少し巻きにくく感じても、下から上へ巻く習慣をつけておくと、長持ちする仕上がりになりますよ。
失敗例④:継ぎ手部分がおろそかになってしまった
直線部分はきれいに巻けても、継ぎ手や曲がり部分は面倒になってさらっと巻いてしまうことって、ありますよね。
でも、配管の継ぎ目や曲がり部分こそ、水が入りやすく保温材もずれやすい場所なんです。
ここを丁寧に巻くかどうかで、凍結や劣化のリスクが大きく変わってくるかもしれませんね。
この記事のまとめ:給湯器配管テープの巻き方のポイント
給湯器配管のテープ巻きについて、大切なポイントをまとめると以下のようになりますね。
- テープには「シールテープ(ねじ部用)」と「保温・保護テープ(外側用)」の2種類があり、それぞれ巻き方のルールが違う
- シールテープは右ネジなら時計回りに、ねじ先端の1山を残して巻き始める
- シールテープは適度に引っ張りながらねじ山に密着させる
- 保温・保護テープは下から上へ、テープ幅の半分を重ねながら巻く
- 継ぎ手や曲がり部分は念入りに、隙間なく巻く
- 最後に防水テープで仕上げ巻きをすると凍結・劣化防止の効果が高まる
配管テープの巻き直しは、見た目の補修だけでなく、凍結防止・水漏れ防止・劣化防止のための大切なメンテナンスなんですね。
特に冬前のタイミングで状態を確認しておくと、安心して寒い季節を乗り越えられますよ。
「難しそう…」と感じていたさんも、一つひとつの手順を確認しながら進めていけば、きっと上手にできるはずです。
まずは給湯器まわりの配管を一度チェックしてみることから始めてみませんか?
テープが剥がれていたり、保温材がボロボロになっていたりするのを発見したら、この記事の手順を参考に、ぜひ巻き直しにチャレンジしてみてくださいね。
一緒に、配管まわりを安心できる状態に整えていきましょう。