
寒い朝、お風呂に入ろうとしたらお湯が出ない…しかも給湯器のリモコンに見慣れない雪マークや雪だるまのマークが表示されている。
こんな経験をされた方、きっと多いんじゃないでしょうか。
「壊れちゃったのかな?」と不安になりますよね。
でも、実はこの雪マーク、故障ではないことがほとんどなんですね。
この記事では、給湯器のリモコンに雪マークが出てお湯が出ない時の正しい対処法を、分かりやすくお伝えしていきますね。
焦らずに対応すれば、きっとすぐにお湯が使えるようになるはずですよ。
雪マークは故障じゃなくて凍結防止運転中のサインです

給湯器のリモコンに表示される雪マークは、給湯器が自動で凍結を予防している状態を示すマークで、故障ではありません。
お湯が出ないのは、多くの場合、給水管や配管の凍結が原因とされています。
雪マークが出ているときは、慌てて電源を切ったり、コンセントを抜いたりしないでくださいね。
それをしてしまうと、かえって凍結のリスクが高まってしまうんです。
なぜ雪マークが出てお湯が出なくなるの?

雪マークが示す意味
リモコンに表示される雪だるま・雪の結晶・Fマークなどは、給湯器メーカー各社で共通して使われている「凍結防止運転中」の表示なんですね。
リンナイ、ノーリツ、大阪ガスなど、どのメーカーでも「これは機器故障ではない」と明記されています。
外気温が0℃前後や氷点下になると、給湯器は自動的に凍結を防ぐための運転を始めるんです。
このマークを見て「壊れた」と思って電源を抜いてしまう方が多いんですが、実はこれ、給湯器があなたの家を守ってくれている証拠なんですよ。
凍結が起きやすい場所
お湯が出なくなる原因として最も多いのが、屋外の配管や露出している配管部分の凍結とされています。
給湯器本体よりも、実は蛇口までをつなぐ配管の方が凍りやすいんですね。
特に北側にある配管や、風が当たりやすい場所、日陰になっている部分は要注意です。
給湯器自体は元気でも、配管が凍っていて水が通らないということが本当によくあるんですよ。
どうして凍結するとお湯が出ないの?
水は凍ると体積が増えますよね。
配管の中で水が凍ると、氷の塊が配管をふさいでしまうんです。
すると、給湯器がいくら頑張ってお湯を作ろうとしても、水が流れてこないので結果的にお湯が出なくなってしまうんですね。
場合によっては、凍結した水の膨張によって配管そのものが破損してしまうこともあるんです。
だからこそ、適切な対処が大切になってくるんですね。
まずは落ち着いて確認してみましょう

どこの蛇口もお湯が出ないか確認する
お湯が出なくて焦る気持ちはわかりますが、まずは冷静に確認してみましょう。
複数の場所で、お湯だけが出ないのか、水も出ないのかをチェックしてみてください。
- キッチン、洗面所、お風呂など、いくつかの蛇口を試してみる
- お湯の蛇口だけ出ない場合は、給湯器側の問題かもしれません
- 水もお湯も両方出ない場合は、配管の凍結や断水の可能性が高いです
この確認作業が、適切な対処への第一歩になりますよ。
リモコンのエラーコードを確認する
雪マーク以外に、数字やアルファベットのエラーコードが表示されていないかも見てみてくださいね。
もしエラーコードが出ていたら、それは凍結以外の問題が起きている可能性があります。
取扱説明書を確認するか、メーカーのサポートに相談した方がいいかもしれませんね。
外の気温を確認する
外気温が0℃以下だったり、前日の夜から急激に冷え込んだりしていませんか?
天気予報で「寒波」や「冷え込み注意」といった情報が出ていたなら、凍結の可能性がとても高いと考えられます。
この場合は、焦らず適切に対処すれば大丈夫ですよ。
お湯が出ないときの安全な対処法
基本は自然解凍を待つこと
凍結してしまったときの最も安全で確実な方法は、気温が上がって自然に解凍されるのを待つこととされています。
急いでいるときは困りますよね。でも、焦って無理に対処すると配管を壊してしまうことがあるんです。
晴れた日なら、お昼頃には自然に溶けることが多いですよ。
安全に少しだけ早く解凍する方法
どうしても急ぐ場合は、次の手順を試してみてくださいね。
- 給湯器のリモコンの電源を「切」にする
- お湯側の蛇口を1か所だけ少し開けておく(解凍したらすぐ流れるようにするため)
- 凍結していると思われる配管にタオルを巻く
- そのタオルの上から、30〜40℃程度のぬるま湯をゆっくりかける
- 水が出始めたら、給湯器や配管から水漏れがないか確認する
この方法なら、比較的安全に解凍できますよ。
ポイントは「ぬるま湯」を使うことです。
決して熱湯は使わないでくださいね。
予防のため蛇口を少し開けておく方法
もし今後の寒波に備えるなら、寒い夜はお湯側の蛇口を少しだけ開けて、ごく少量の水を流しっぱなしにしておくと凍結予防になります。
幅4mm程度の細い流れで十分です。
浴槽の栓を閉めて、そこに水を貯めながら流せば、水道代の節約にもなりますよ。
絶対にやってはいけないこと
熱湯をかけるのは危険です
凍った配管に熱湯を直接かけるのは絶対にNGです。
急激な温度変化で、配管や給湯器本体が破損してしまうリスクがあるんですね。
「早く溶かしたい」という気持ちはわかりますが、ここは慎重にいきましょう。
直接火であぶるのも危険
ドライヤー、ストーブ、コンロなどで配管を直接温めるのも危険です。
火災の原因になったり、配管を傷めたりする可能性がありますよ。
配管は意外とデリケートなんですね。
電源を切ったりコンセントを抜いたりしない
雪マークが出ているときに給湯器の電源を完全に切ってしまうと、凍結防止機能が働かなくなってしまいます。
すると、さらに凍結が進んでしまうかもしれないんです。
凍結防止運転中は、電源は入れたままにしておいてくださいね。
(解凍作業をするときだけ一時的に切るのはOKです)
何度も点火操作を繰り返さない
お湯が出ないからといって、何度も給湯器の点火ボタンを押すのはやめておきましょう。
凍結が原因なのに無理に点火しようとすると、給湯器に負担がかかってしまうんです。
焦らず、まずは凍結を解消することに集中しましょうね。
次の寒波に備えて予防しましょう
配管の保温対策
屋外にある配管や給水バルブは、保温材やタオル、断熱材などで巻いて保温しておくと凍結予防になります。
ホームセンターで専用の保温材が売られていますよ。
少しの手間で、冬の朝の困りごとが減るかもしれませんね。
寒波の前夜は水を流しっぱなしに
天気予報で「明日の朝は冷え込む」と言っていたら、その夜は蛇口から少量の水を流しっぱなしにしておきましょう。
水が動いていれば、凍りにくくなるんですね。
これだけでも、かなり効果があるとされていますよ。
取扱説明書を確認しておく
お使いの給湯器の取扱説明書には、その機種特有の凍結防止機能や注意点が書かれています。
時間があるときに一度目を通しておくと、いざというとき慌てずに済みますよ。
「何度で凍結防止運転が作動するのか」といった情報も載っているはずです。
長期不在時の注意点
旅行などで家を長期間空ける場合、冬場は給湯器の電源を完全に落とさない方が良い場合があります。
電源を切ると凍結防止機能が働かないので、かえって配管が凍ってしまうかもしれないんですね。
機種によって対応が違うので、取扱説明書で確認するか、メーカーに問い合わせてみるといいですよ。
こんなときは業者さんに連絡しましょう
水漏れがある場合
氷が溶けた後、給湯器本体や配管から水が漏れているようなら、すぐに業者さんに連絡してください。
凍結によって配管が破損している可能性があります。
そのまま使い続けると、さらに被害が広がってしまうかもしれませんね。
エラーコードが消えない場合
凍結が解消されたのにエラーコードが表示され続ける場合や、取扱説明書の方法で解除できない場合も、専門家に見てもらった方が安心です。
凍結以外の問題が隠れているかもしれませんよ。
1か所だけお湯が出ない場合
他の蛇口からはお湯が出るのに、特定の1か所だけ出ないという場合は、その水栓自体の故障が疑われます。
これは給湯器ではなく、水道工事業者さんの領域になりますね。
自分で対処するのが不安なとき
凍結の対処に自信がない、どうしていいかわからないという場合は、無理せず専門業者さんに相談しましょう。
特に配管を触るのが怖いと感じたら、プロにお任せするのが一番安全ですよ。
まとめ:雪マークは給湯器が頑張っている証拠です
給湯器のリモコンに雪マークが出てお湯が出ないとき、それは多くの場合、配管の凍結が原因なんですね。
雪マークは故障ではなく、給湯器が自動で凍結を予防している状態を示すサインです。
慌てて電源を切ったり、熱湯をかけたりせず、基本は自然解凍を待つのが一番安全な方法ですよ。
どうしても急ぐ場合は、タオルを巻いた配管にぬるま湯をかける方法を試してみてくださいね。
そして何より大切なのは、予防策をとっておくこと。
寒い夜は蛇口から少量の水を流しっぱなしにしたり、配管に保温材を巻いたりするだけで、朝の困りごとがぐっと減りますよ。
寒い冬も快適に過ごしましょう
冬の朝にお湯が出ないと、本当に困りますよね。
でも、正しい知識と対処法を知っていれば、落ち着いて対応できるはずです。
今回ご紹介した方法を参考に、まずはできることから試してみてくださいね。
もし不安なことがあったり、自分での対処が難しいと感じたりしたら、遠慮なく専門業者さんに相談しましょう。
寒い冬でも、温かいお湯で快適に過ごせるよう、一緒に備えていきましょうね。
きっと次の寒波が来ても、今度は慌てずに対応できるはずですよ。