
給湯器からなんだか「キーン」という高い音がする…そう気になっているさん、きっと少し不安な気持ちになっていますよね。
「これって故障?それとも普通のこと?」「放っておいて大丈夫かな?」と、頭の中でぐるぐると考えてしまうのもわかりますよ。
この記事では、給湯器のキーン音の主な原因から、自分でできる対処法、そして業者さんに相談すべきタイミングまで、一緒にやさしく確認していきます。
読み終わる頃には、「なるほど、こういうことか」とスッキリしていただけるはずですよ。
給湯器のキーン音、まず知っておきたい結論

結論からお伝えすると、給湯器のキーン音は「ウォーターハンマー現象(水撃作用)」が原因であることが多いとされています。
これは、蛇口を急に閉めたときや、お湯を急に止めたときに、配管の中で圧力が急激に変化することで起こる現象です。
もちろん、それ以外の原因もあります。
熱膨張によるきしみ音や、ファンモーターの劣化、配管の共鳴なども考えられます。
ただ、「繰り返し同じ音がする」「エラー表示が出ている」「異臭がする」といった場合は、早めに専門家へ相談することが大切です。
一緒に、詳しく見ていきましょうね。
なぜ給湯器からキーン音がするの?

給湯器のキーン音にはいくつかの原因が考えられます。
原因によって対処法も変わってくるので、まずはどのパターンに近いかを確認してみましょう。
原因① ウォーターハンマー現象(水撃作用)
キーン音の中でも、最も多いと言われているのがウォーターハンマー現象です。
ウォーターハンマー現象とは、配管の中を流れている水が、蛇口を急に閉めた瞬間などに急ブレーキをかけられたような状態になり、配管内で大きな圧力の波が起こること、と説明されています。
その圧力変化が「キーン」「カーン」という金属音や衝撃音として聞こえるわけなんですね。
特に、以下のようなタイミングで音がする場合はウォーターハンマー現象の可能性が高いとされています。
- 蛇口を急に閉めた直後
- シャワーを止めた瞬間
- 給湯器のお湯をオフにした後すぐ
- 洗濯機が給水を止めた後
「あ、これかも」と思ったさん、多いのではないでしょうか。
実は、ウォーターハンマー現象は水圧が高い家や、配管が古い家で特に起こりやすいとされています。
原因② 熱膨張によるきしみ・伸縮音
給湯器や配管は、お湯が流れることで温度が上がり、金属が膨張します。
そして使用後は冷えて収縮する。この繰り返しによって、金属部分が「キーン」「ピシッ」と音を立てることがあります。
この熱膨張によるきしみ音は、正常な範囲であることもあるとされています。
特に、給湯器を使い始めたばかりのときや、使い終わった後しばらくしてから音がする場合は、このパターンかもしれませんね。
ただし、音が大きくなってきた、頻繁に鳴るようになったという場合は、念のため確認しておくと安心です。
原因③ ファンモーターの不具合・劣化
給湯器の内部には、燃焼をコントロールするためのファンモーターが搭載されています。
このファンモーターが劣化してくると、回転時に高音が発生することがあるとされています。
ファンモーターの不具合が疑われる場合のポイントとしては、以下が挙げられます。
- 給湯器の動作中(燃焼中)に音がする
- 音が継続的に続く
- 排気口まわりからも音がする
- 最近、給湯器の調子が悪いと感じている
このような場合は、自分で対処しようとせず、専門の業者さんに見てもらうのが安全ですよ。
原因④ 配管の共鳴・反響
配管は壁や床の中を通っていることが多いので、実際の音より大きく響いて聞こえることがあります。
「こんなに大きい音がするのに、給湯器を見ても何もないみたい」という場合は、配管が壁に当たっていたり、共鳴して音が増幅されているケースかもしれません。
配管の共鳴は、ウォーターハンマー現象と組み合わさって起こることも多いとされています。
「音はすごく大きいけど、どこから鳴っているのかよくわからない」そんな経験をされたさんもいるかもしれませんね。
具体的な場面で考えてみよう

「自分の状況と照らし合わせてみたい」という方のために、よくある具体的なパターンを見ていきましょう。
パターン① 蛇口を閉めるたびにキーン・カーンと鳴る
これはウォーターハンマー現象の典型的な症状です。
毎回音がするのは不快ですし、実は配管にも負担がかかっているとされています。
この場合、まず試してほしいことがあります。
- 蛇口をゆっくり閉めるようにしてみる
- 水圧が高すぎないか確認する(水道の元栓を少し絞るのも一つの方法です)
- 改善しない場合は、配管業者さんへ「ウォーターハンマー防止器の設置」を相談してみる
ウォーターハンマー防止器という部品を取り付けると、圧力の急変を和らげてくれるとされています。
自分での対処が難しいと感じたら、まず業者さんへ相談してみましょうね。
パターン② 給湯器を使い終わった後しばらく経ってから音がする
お湯を使った後、5〜10分くらいしてから「キーン」という音がする場合は、熱膨張によるきしみ音の可能性が高いかもしれません。
温まった金属が冷えていく過程で収縮するときに音が出る、というイメージです。
このパターンは、使い始め・使い終わりのタイミングに規則的に起こるのが特徴とされています。
「いつも同じタイミングで鳴っているな」と気づいたら、熱膨張を疑ってみてくださいね。
ただし、音がだんだん大きくなってきたり、頻度が増えてきた場合は念のため点検をお願いするのが安心です。
パターン③ 給湯器が動いているときに継続的にキーン音がする
給湯器が燃焼している最中、つまりお湯を出している間ずっと高い音がする場合、ファンモーターの不具合が考えられます。
これは自分で確認したり対処したりするのが難しい原因ですし、放置すると故障につながる可能性もあるとされています。
特に、以下のような状況が重なる場合は早めに相談した方が安心ですよ。
- 給湯器を使い始めてから8年〜10年以上経っている
- 最近エラー表示が出るようになった
- お湯の温度が安定しない
- 給湯器まわりで異臭がする
これらの症状が重なる場合は、単なる異音ではなく、給湯器本体の故障や寿命が近づいているサインかもしれません。
無理に使い続けるのはリスクがあるので、専門家のアドバイスを早めに聞いてみてくださいね。
パターン④ 洗濯機や食洗機を使ったときだけ音がする
給湯器だけでなく、洗濯機や食洗機のように「自動で水を止める」家電を使ったときにだけキーン音がするという場合も、ウォーターハンマー現象が疑われます。
自動で水を止める家電は、電磁弁と呼ばれる部品が一瞬でバルブを閉じるため、手動で蛇口を閉めるよりも急激に流れが止まります。
そのため、音が出やすいとされているんですね。
この場合も、ウォーターハンマー防止器の設置や、水圧の調整を検討してみるのが一つの選択肢です。
放置はやっぱり怖い?キーン音を無視するリスク

「たまに鳴るだけだし、別に大丈夫かな」と思いたくなる気持ち、わかりますよね。
でも、給湯器のキーン音を繰り返し放置していると、いくつかのリスクがあると言われています。
- 配管の破損や水漏れ:ウォーターハンマー現象が繰り返されると、配管や継手に少しずつ負担がかかり、ひびや水漏れにつながる可能性があるとされています
- センサーや部品の故障:給湯器内部のセンサーや弁が傷んで、温度制御がうまくいかなくなることもあるとされています
- 給湯器の寿命が縮まる:継続的な振動や圧力変化は、本体にとってもじわじわとダメージになる可能性があります
もちろん、熱膨張による軽いきしみ音であれば、すぐに問題になるわけではありません。
ただ、「音が続く」「音が大きくなっている」「他の症状も出てきた」という場合は、早めにプロへ相談することをおすすめします。
まとめ:給湯器のキーン音は原因を見極めて、適切に対処しよう
給湯器のキーン音についてここまで一緒に見てきましたが、ポイントをまとめると次のようになります。
- キーン音の原因として最も多いとされているのはウォーターハンマー現象(蛇口を急に閉めたときの圧力変化)
- 熱膨張によるきしみ音は、正常範囲のこともある
- ファンモーターの劣化が原因の場合は、専門家への相談が必要
- 音が繰り返される、大きくなっている、エラーや異臭を伴う場合は放置しない
- 自分でできる対処法は「蛇口をゆっくり閉める」「水圧を確認・調整する」など
- 改善しない場合は、ウォーターハンマー防止器の設置や修理・交換の相談を
給湯器は毎日の生活に欠かせない大切な設備ですよね。
音一つを見逃さずにいることで、大きなトラブルを防げることもあります。
「なんかいつもと違うな」と感じたときが、動き出すベストなタイミングかもしれませんね。
もし「うちの給湯器、まさにこのパターンかも」と思ったさんは、まずはゆっくり蛇口を閉める習慣から始めてみてください。
それでも改善しない、または他の症状も気になる場合は、メーカーのサポートや地元の給湯器業者さんへ相談してみることをおすすめします。
一人で悩まずに、専門家の力を借りることは決して恥ずかしいことではありませんよ。
きっと、安心できる答えが見つかるはずです。一緒に、給湯器のキーン音を解決していきましょうね。