
寒い冬の日に給湯器がうまく動かなくなって困った経験、ありませんか?
お風呂に入ろうと思ったのに、なぜかお湯が出ない。
リモコンにエラー表示が出ている。
もしかしたら、それは給湯器内に空気が溜まっているせいかもしれませんね。
実は、給湯器の「空気抜き(エア抜き)」は、多くの方が知らないうちに必要になる大切なメンテナンスなんです。
この記事では、給湯器の空気抜きが必要な理由から、実際の手順、そして安全に作業するためのポイントまで、わかりやすくお伝えしていきますね。
きっと、これを読めば「なるほど、そういうことだったのか」と納得していただけると思いますよ。
給湯器の空気抜きは定期的なメンテナンスとして必要です

給湯器の空気抜きは、配管内に入り込んだ空気を排出する重要なメンテナンス作業なんですね。
特に灯油ボイラーやエコキュートをお使いの方は、定期的に行うことが推奨されているんです。
配管内に空気が混入すると、給湯器が正常に動かなくなったり、燃焼が不安定になったり、運転効率が落ちたりする原因になってしまいます。
「え、そんなこと初めて聞いた」という方も多いかもしれませんね。
でも実は、メーカーさんも取扱説明書やFAQで空気抜きの方法を詳しく紹介しているんですよ。
灯油ボイラーなら、タンクを空にしてしまった後に給油したときなどに必要になります。
エコキュートの場合は、半年に1回程度の定期メンテナンスとしてエア抜きを行うことが推奨されているとされていますね。
なぜ給湯器の空気抜きが必要になるのでしょうか?

空気が入ると給湯器の機能が低下してしまうんです
給湯器の配管内に空気が入ってしまうと、いろいろな問題が起きてしまうんですね。
灯油ボイラーの場合、配管内に空気があると灯油がスムーズに流れなくなってしまいます。
そうなると、点火しなくなったり、エラー表示が出たりするんです。
これって本当に困りますよね。
特に寒い季節に急にお湯が使えなくなったら大変です。
エコキュートの場合も同じで、ヒートポンプユニット内に空気が溜まると、熱交換の効率が落ちてしまうとされています。
効率が落ちるということは、電気代が余計にかかってしまうということ。
それに、ポンプ部分への負担も増えて、故障の原因にもなりかねないんですね。
空気抜きをしないと、給湯器の寿命を縮めてしまう可能性もあるというわけなんです。
どんなときに空気が入ってしまうのか知っておきましょう
では、どんなときに配管内に空気が入ってしまうのでしょうか?
灯油ボイラーで一番多いのは、灯油タンクを空にしてしまった後に給油したときなんですね。
タンクが空になると、配管内も空っぽになって空気が入り込んでしまうんです。
「あ、灯油がなくなっちゃった」と慌てて給油しても、すぐには使えないことがあるのはこのためなんですね。
他にも、タンクの位置が低かったり、配管が長くて複雑だったりする環境では、灯油が流れにくくて空気が入りやすいとされています。
エコキュートの場合は、長期間使っているうちに少しずつ空気が溜まってくることがあるんです。
だから定期的なメンテナンスが大切なんですね。
実際の空気抜き方法を種類別に見ていきましょう

灯油ボイラーの空気抜き手順
それでは、具体的な空気抜きの方法を見ていきましょう。
まずは灯油ボイラーの空気抜きからご紹介しますね。
準備するもの
作業を始める前に、以下のものを用意しておくといいですよ。
- ウエスや雑巾(灯油を拭き取るため)
- 受け皿やバケツ(灯油を受けるため)
- 手袋(灯油で手が汚れないように)
具体的な手順
安全のために、まず電源プラグを抜いてから作業を始めましょう。
これって本当に大切なポイントなんです。
- 灯油タンクに灯油を多めに入れます
灯油の圧力で配管内の空気を押し出すため、できるだけ多く補充する方が空気が抜けやすくなるんですね。 - 送油バルブ(コック)を開けます
これで灯油が流れるようになります。 - ボイラーカバーを開けて、オイルストレーナーを見つけます
右下あたりにあることが多いですよ。 - エア抜きネジ(バルブ)を1周程度緩めます
緩めすぎると外れてしまって大変なことになるので、ゆっくり慎重に。
最初は空気と灯油が混ざったものが出てきます。 - 灯油だけが出てくるまで待ちます
空気が抜けきると、ネジ部分から灯油のみが流れ出てくる状態になるんです。
この状態になったら空気抜き完了ですね。 - ネジをしっかり締めて、こぼれた灯油を拭き取ります
灯油は火気厳禁なので、必ず確実に拭き取ってください。 - リモコンで運転をリセットして点火確認をします
家の中でリモコンの運転スイッチを入/切してリセットし、ボイラーが正常に燃焼するか確認しましょう。
ノーリツの一部機種では、エラー「110」が出たらリモコン電源をOFF→ONを複数回繰り返すことで自動的にエアを抜いて点火させる方法もあるとされていますよ。
お使いの機種の取扱説明書も確認してみてくださいね。
エコキュートの空気抜き手順
次に、エコキュートの空気抜き方法もご紹介しますね。
エコキュートの場合は、ヒートポンプユニット側で作業を行います。
作業のタイミングと準備
エコキュートの空気抜きは、沸き上げが行われていない状態で実施することが大切なんです。
それから、排水栓から熱湯が飛び散る可能性があるので、タオルで排水栓を覆ったり、厚手の手袋を着用したりして火傷対策をしっかりしてくださいね。
これ、本当に重要なポイントです。
具体的な手順
- ヒートポンプユニットの全ての水抜き栓を軽く開きます
一気に開けずに、ゆっくり開けましょう。 - 1分以上そのまま放置します
水が空気と混じって出てくるので、しばらく待ちます。 - 出てくるのが水だけになったことを確認したら栓を全て閉じます
これで空気抜き完了ですね。
定期メンテナンスとして、少なくとも6ヶ月に1回程度のエア抜きを推奨されているとのことですよ。
カレンダーに記入しておくと忘れにくいかもしれませんね。
作業時の安全対策は絶対に守りましょう
空気抜き作業は比較的簡単ですが、安全対策はしっかりと守る必要があるんです。
灯油ボイラーの場合、灯油は引火しやすい危険物なので、作業中は絶対に火気を近づけないこと。
タバコを吸いながらとか、絶対にダメですよ。
それから、オイルストレーナーのエア抜きネジは緩めすぎると外れてしまって、復旧が大変になってしまいます。
「1周程度」など、必要な範囲に留めるようにしてくださいね。
エコキュートの場合は、熱湯による火傷に特に注意が必要です。
「これくらい大丈夫だろう」と油断せずに、しっかりとタオルや保護具を使いましょう。
うまくいかないときのチェックポイントも知っておきましょう
灯油が出てこない場合
空気抜きのネジを緩めても灯油が出てこない、または出が悪い場合がありますよね。
そんなときは、以下のポイントをチェックしてみてください。
- タンクのフィルターが詰まっていないか
- 灯油導管や配管に詰まりがないか
- タンクの位置が低すぎて灯油が重力で流れにくい配置になっていないか
- 導管が長すぎたり、複雑に曲がっていたりしないか
コックを開けても灯油が流れてこない場合は、エア噛みか配管詰まりが疑われるとされていますね。
こういう場合は、無理に自分でどうにかしようとせずに、業者さんに点検をお願いした方が安全かもしれません。
何度試しても点火しない場合
ノーリツの壁掛け灯油ボイラーでは、エラー「110」が表示される状態でON/OFFを5回以上繰り返しても点火しない場合、機器の不具合の可能性があり、修理依頼が推奨されているとのことです。
「もう少し頑張れば直るかも」と思ってしまう気持ち、わかります。
でも、無理をすると故障を悪化させてしまうこともあるんですね。
そんなときは、プロの力を借りることも大切な選択肢なんですよ。
エコキュートの異音が止まらない場合
エコキュートで空気抜きをしても異音が止まらない場合は、他の原因が考えられます。
ポンプの故障や配管の問題など、専門的な診断が必要なケースもあるんですね。
気になる症状が続く場合は、メーカーや専門業者さんに相談してみてくださいね。
自分でできる範囲とプロに任せるべき範囲を理解しましょう
DIYで対応できる範囲
メーカーさんや業者さんのサイトでは、オイルストレーナーのエア抜きネジを緩めて灯油が出るまで待つ程度の作業は、ユーザーさんでも対応可能な簡易メンテナンスとして紹介されているんです。
今回ご紹介した基本的な空気抜き作業は、多くの方がご自身で対応できる範囲なんですね。
取扱説明書をよく読んで、手順通りに慎重に作業すれば大丈夫ですよ。
ただし、安全対策は絶対に守ってくださいね。
プロに任せた方がいいケース
一方で、以下のような場合はプロの業者さんに依頼した方が安心かもしれません。
- 何度空気抜きをしても症状が改善しない
- 配管から灯油漏れが疑われる
- 配管の詰まりが疑われる
- 給湯器本体から異音や異臭がする
- エラーコードが頻繁に表示される
- 作業に不安を感じる
「自分でやってみたけど、なんだか不安」という気持ちになったら、無理せずプロに相談しましょう。
それが一番安全で確実な方法なんですよ。
給湯器の空気抜きについてのまとめ
給湯器の空気抜きは、配管内に入り込んだ空気を排出する大切なメンテナンス作業なんですね。
灯油ボイラーの場合は、タンクを空にしてしまった後などに必要になります。
エコキュートの場合は、半年に1回程度の定期メンテナンスとして行うことが推奨されているとのことです。
基本的な空気抜き作業は、取扱説明書をよく読んで手順通りに行えば、ご自身でも対応できることが多いんですよ。
ただし、安全対策はしっかりと守ることが大切です。
灯油ボイラーなら火気厳禁、エコキュートなら火傷対策。
これらを忘れずに、慎重に作業してくださいね。
もし何度試してもうまくいかない場合や、不安を感じる場合は、無理せずプロの業者さんに相談しましょう。
それが一番安全で確実な方法なんです。
まずは取扱説明書を確認することから始めてみませんか?
給湯器の空気抜きについて、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
「なるほど、そういうことだったのか」と理解していただけたでしょうか?
もし今、給湯器の調子が悪いと感じているなら、まずは取扱説明書を探してみてください。
お使いの給湯器の型番を確認して、メーカーの公式サイトで空気抜きの方法を調べてみるのもいいですね。
「自分でできそうだ」と思えたら、安全に気をつけながらチャレンジしてみてください。
でも、「やっぱり不安だな」と感じたら、それは恥ずかしいことじゃありません。
プロの業者さんに相談して、安心してお湯を使える環境を整えることも、とても大切な選択なんですよ。
寒い季節、温かいお風呂に入れることって本当に幸せですよね。
給湯器を大切にメンテナンスして、快適な毎日を過ごしてくださいね。