
寒い季節になると、給湯器の「水抜き」という言葉を耳にすることがありますよね。
でも実際、「水抜きって本当に必要なの?」「しないとどうなるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
毎年のようにメーカーや業者さんから「水抜きをしましょう」と言われても、面倒だったり、つい後回しにしてしまったりすることってありますよね。
この記事では、給湯器の水抜きをしないとどんなトラブルが起きるのか、具体的にどんなリスクがあるのかを、わかりやすくお伝えしていきますね。
読み終わる頃には、「やっぱり水抜きって大事なんだな」と納得していただけるはずです。
給湯器の水抜きをしないとどうなるのか【結論】

給湯器の水抜きをしないと、主に2つの大きなリスクが生じるとされています。
1つ目は、冬場の凍結による配管の破損や水漏れ、給湯器本体の故障です。
2つ目は、エコキュートや電気温水器などの貯湯式給湯器の場合に起こりやすい、タンク内の汚れや不純物の蓄積による効率低下やお湯の臭いなどの問題ですね。
特に凍結によるトラブルは、修理費用が高額になることもあり、最悪の場合は給湯器の交換が必要になるケースもあるんですね。
しかも、メーカーによっては凍結による破損は保証対象外として有料修理になることが多いため、しっかりと対策しておくことが大切なんです。
なぜ水抜きをしないとトラブルが起きるのか

凍結のメカニズムと給湯器への影響
まず、なぜ水抜きをしないと問題が起きるのか、その仕組みを理解しておきましょう。
水は凍ると体積が約10%増えるという性質があるんですね。
給湯器の配管内や本体内に水が残ったまま気温が氷点下になると、その水が凍って膨張し、配管の内側から強い圧力をかけてしまうんです。
配管は金属やプラスチックでできていますが、凍った水の膨張圧力には耐えられず、亀裂が入ったり破裂したりするリスクが高くなります。
そして氷が溶けたときに、その亀裂から水が漏れ出してしまうんですね。
最近の異常気象と凍結リスクの高まり
実は近年、ガス会社やメーカー(東京ガスやリンナイなど)が、公式サイトで凍結対策として水抜きの方法を詳しく解説する記事を増やしているんです。
これは、異常寒波の影響で、これまで温暖だった地域でも凍結事故が増えてきたことが背景にあるとされています。
「うちは暖かい地域だから大丈夫」と思っていても、突然の寒波で給湯器が凍結してしまい、慌てて業者さんに連絡するケースが増えているんですね。
きっと、気候変動の影響もあって、これまで以上に注意が必要になってきているのかもしれませんね。
エコキュートならではの水抜きの意味
エコキュートや電気温水器などの貯湯式給湯器では、凍結対策とは別の理由でも水抜きが重要とされています。
貯湯タンクの中には常に水が溜まっていて、その水には水道水に含まれる不純物やミネラル、カルキなどが少しずつ蓄積していくんですね。
定期的に水抜き(タンク底部の排水)をしないと、これらの汚れが沈殿してフィルターや配管を詰まらせてしまうんです。
その結果、お湯の出が悪くなったり、お湯が臭くなったり、機器の効率が落ちて光熱費が上がったりするリスクがあるんですね。
水抜きをしないと起こる具体的なトラブル

【トラブル①】お湯や水が出なくなる
給湯器内部や配管内の水が凍結すると、水の通り道が氷で塞がれてしまいます。
そうなると、蛇口をひねっても水やお湯がまったく出ない状態になってしまうんですね。
朝起きて「お湯でシャワーを浴びよう」と思ったら出なくて、真冬の寒い中で水も使えない…なんて想像するだけで大変ですよね。
入浴はもちろん、洗い物や洗面、手洗いなど、生活全般に影響が出てしまいます。
特に寒さが厳しい地域では、氷が溶けるまで数日間お湯が使えないケースもあるとされており、本当に困ってしまいますよね。
【トラブル②】配管の破損・水漏れが発生する
凍結した水の膨張によって配管に亀裂が入ると、氷が溶けた後に水漏れが発生してしまいます。
水漏れの量が多い場合、家の周辺が水浸しになるだけでなく、給湯器本体の電気系統に水がかかって故障する可能性もあるんですね。
また、配管が破裂すると大量の水が一気に噴き出すこともあり、近隣への迷惑や建物へのダメージも心配になりますよね。
水漏れを放置すると、水道料金も跳ね上がってしまいますし、早急な対処が必要になります。
【トラブル③】高額な修理・交換費用がかかる
配管の破損や給湯器本体の故障が起きた場合、修理費用が高額になりやすいとされています。
配管の交換だけで数万円、給湯器本体にまでダメージが及ぶと、最悪の場合は給湯器全体の交換が必要になることもあるんですね。
給湯器の交換となると、機種にもよりますが10万円〜30万円以上かかることも珍しくありません。
しかも、メーカーによっては凍結による破損は保証期間内でも有料修理と明記されているため、全額自己負担になる可能性が高いんです。
水抜きという簡単な作業を怠っただけで、こんなに大きな出費になってしまうなんて、本当にもったいないですよね。
【トラブル④】エコキュートではお湯が臭くなる・汚れが出る
エコキュートや電気温水器などの貯湯式給湯器の場合、定期的な水抜きをしないと、貯湯タンク内に不純物や汚れが蓄積していきます。
その結果、以下のような問題が起こりやすくなるんですね。
- 給湯時にお湯が臭くなる(カルキ臭や金属臭がする)
- 浴槽に黒いゴミや汚れが浮いてくる
- お湯の出方がスムーズでなくなる
せっかくお風呂に入ろうと思っても、お湯が臭かったり汚れていたりしたら、リラックスどころじゃないですよね。
衛生面でも気になりますし、家族の健康にも影響があるかもしれません。
【トラブル⑤】運転効率が落ちて光熱費が上がる
タンク内の汚れや配管の詰まりによって、給湯器が本来の性能を発揮できなくなると、お湯を沸かすのに余計なエネルギーが必要になってしまいます。
エコキュートは効率の良い運転が特徴ですが、汚れが溜まると効率が低下し、光熱費が無駄にかさむ可能性があるんですね。
毎月の電気代がじわじわと上がっていくのは、家計にとっても痛いですよね。
定期的な水抜きをするだけで、この問題は防げるかもしれないんです。
【トラブル⑥】給湯器の寿命が短くなる
水抜きをせずに汚れや負担を放置していると、機器内部が劣化しやすくなり、不具合の原因になるとされています。
専門業者の中には、長年水抜きを行わないことでエコキュートの寿命が短くなると指摘する声もあるんですね。
せっかく高い費用を払って設置した給湯器なのに、メンテナンス不足で早く壊れてしまったら、本当にもったいないですよね。
定期的なお手入れで、少しでも長く使えるようにしたいものです。
水抜きが必要なケースと不要なケース
水抜きを強く推奨するケース
すべての状況で水抜きが必要というわけではありませんが、以下のようなケースでは特に水抜きが有効とされています。
- 気温が0℃前後〜マイナスになる地域や日
- 天気予報で寒波が予想される夜〜朝方
- 数日〜数週間にわたって長期間家を空けるとき
- 給湯器が外壁の北側や風当たりの強い場所など、特に冷えやすい環境に設置されている場合
このような条件に当てはまる方は、水抜きをしておくと安心ですね。
水抜き以外の凍結防止策もある
実は、水抜き以外にも凍結を防ぐ方法があるんです。
- 給湯器の電源を入れたままにして、自動凍結防止ヒーターを作動させる
- お湯側の蛇口を少量開けて水を流しっぱなしにする(流れる水は凍りにくい)
- 配管に保温材や断熱材を巻く
機種によっては自動で凍結を防いでくれる機能があるので、取扱説明書を確認してみるといいですね。
水抜きをしなくても大丈夫なケース
逆に、温暖な地域で短時間の外出程度であれば、毎回水抜きをする必要はないとする事業者も多いんですね。
無理に水抜きをする必要はありませんが、「念のため」という気持ちで対策しておくと、より安心かもしれませんね。
まとめ:給湯器の水抜きは大切なメンテナンス
給湯器の水抜きをしないと、凍結による配管破損や水漏れ、高額な修理費用、そしてエコキュートでは汚れの蓄積や効率低下など、さまざまなトラブルのリスクが高まることがわかりましたね。
特に冬場の凍結は、予想以上に深刻な被害をもたらすことがあり、保証対象外で高額な自己負担になることも少なくないんです。
一方で、水抜きは決して難しい作業ではありません。
取扱説明書を見ながら数分〜十数分程度で完了する作業ですし、これだけで大きなトラブルを防げるなら、やっておいて損はないですよね。
エコキュートをお使いの方は、凍結対策だけでなく定期的なタンク清掃としても水抜きを習慣にすると、お湯の質も機器の寿命も保てるはずです。
「うちは大丈夫だろう」と思わずに、寒い季節や長期不在の前にはぜひ水抜きをしてみてくださいね。
あなたの快適な暮らしを守るために
ここまで読んでくださったあなたは、きっと「やっぱり水抜きって大事なんだな」と感じていただけたのではないでしょうか。
もしかしたら、「今までやってこなかったけど、今年からはやってみよう」と思ってくださったかもしれませんね。
寒い季節がやってくる前に、一度取扱説明書を確認して、水抜きの手順をチェックしておくのがおすすめです。
もし手順がわからなかったり不安があったりする場合は、給湯器を設置した業者さんやメーカーのサポートに相談するのも良いですね。
大切な給湯器を長く安全に使い続けるために、そして急なトラブルで困らないために、小さな一歩を踏み出してみませんか?
あなたとご家族の快適な暮らしを守るために、ぜひ今日から水抜きを意識してみてくださいね。