
お湯を使おうとしたら、給湯器から「ピー」「ピーピー」という音が聞こえてきた……そんな経験をして、「これって故障?」「そのまま使っても大丈夫?」と不安になっていませんか?
給湯器の異音は、原因によって「放っておいても大丈夫なケース」と「すぐに対処が必要なケース」に分かれます。
この記事では、ピーピー音の正体から原因の見分け方、自分でできる確認方法、そして業者に連絡すべきタイミングまで、一緒に整理していきましょう。
読み終わるころには、「うちの給湯器はどっちのケースなんだろう?」という疑問がすっきり解消されているはずですよ。
ピーピー音には「2種類の正体」があります

まず最初に知っておいてほしいのは、給湯器の「ピーピー音」には大きく分けて2つの種類があるということです。
この2つを混同してしまうと、対処法が全然違ってくるので、まずはどちらのケースかを確認することがとても大切なんですね。
- 本体内部から鳴る「異音」:給湯器の機械的な不具合や燃焼の問題によるもの
- リモコンから鳴る「警告音」:エラーコードとセットで表示される電子音
それぞれで原因も対処法も変わってきますので、まずはどちらから音が聞こえているかを確認してみてくださいね。
ピーピー音が鳴る理由:よくある原因を解説します

「なぜ給湯器がピーピーと鳴るのか?」という疑問、気になりますよね。
複数の専門家解説やメーカーFAQでも共通して挙げられている原因が3つありますので、順番に見ていきましょう。
原因①:燃焼時の空気過剰(一時的な場合が多い)
お湯を使い始めた瞬間に一時的に「ピー」と鳴り、その後は静かになる場合は、燃焼時の空気とガスのバランスが一時的にズレていることが原因とされています。
給湯器は点火するときにガスと空気を混合して燃焼させますが、このバランスが一瞬崩れると笛のような音が出ることがあるんですね。
毎回ではなくたまに鳴る程度であれば、必ずしも故障とは限らないとされています。
ただし、「毎回必ず鳴る」「音が長く続く」という場合は要注意です。
一時的な現象とは言えなくなってくるので、次の原因もチェックしてみましょう。
原因②:ファンモーターの劣化・故障
給湯器の内部には「ファンモーター」という燃焼に必要な空気を送り込む部品があります。
このファンモーターが劣化したり、異物が挟まったり、軸受けが摩耗したりすると、回転時に「ピー」「ピーピー」という異音が発生するとされています。
特に10年以上使用している給湯器では、経年劣化によってファンモーターの不具合が起きやすくなるという見方が専門家の間でも一般的です。
「お湯を出すたびに必ず音がする」「最近音がひどくなってきた」という場合は、ファンモーターの劣化が原因かもしれませんね。
原因③:リモコンのエラー警告音
給湯器本体ではなく、リモコン側から「ピーピー」と鳴っている場合は、エラーコードとセットで表示される警告音の可能性があります。
リモコンのディスプレイに「E:○○」などのエラーコードが表示されていませんか?
もし表示があるなら、それが警告音の原因です。
エラーコードによって対処法が変わりますので、取扱説明書やメーカーのサポートページで確認してみるのがおすすめです。
危険なケースの見分け方:この3つは要注意です

「うちの給湯器のピーピー音、どっちなんだろう?」と思っているあなたへ。
以下の3つのポイントをチェックして、危険なケースかどうか見分けてみましょう。
チェック①:ガスの臭いがするかどうか
もっとも注意すべきサインは、ピーピー音と同時にガス臭い匂いがする場合です。
これはガス漏れや不完全燃焼の可能性があり、複数の専門家・ガス会社系サイトでも「直ちに使用を中止してください」と強調されているケースです。
ガス臭を感じたら、すぐに給湯器の使用を止めて窓を開け、ガス会社やメーカーのサポートに連絡してください。
「まだ使えそうだから」と放置するのはとても危険ですよ。
チェック②:音が繰り返し・長く続いているかどうか
お湯を出すたびに毎回鳴る、あるいは音がなかなか止まらない場合は、ファンモーターの不具合や燃焼不良のサインとして扱われています。
「最近ずっと音がするな」「半年前より音がひどくなった気がする」という場合は、故障が進行している可能性があるので早めの確認が大切です。
放置すると突然動かなくなるリスクもあるとされていますので、きっと早めに動いた方が安心できますよ。
チェック③:給湯器が途中で止まるかどうか
音が鳴った後に給湯器が途中で止まってしまう、お湯が出なくなるという場合は、安全装置が働いている可能性があります。
これは機器が「異常な状態だ」と判断して自動で停止しているサインとも考えられます。
このような異常停止が起きている場合は、自己判断でリセットを繰り返すのではなく、専門業者に点検を依頼するのが安心ですよね。
自分でできる確認方法:3つのステップで整理してみましょう

「業者を呼ぶ前に、まず自分で確認できることをしたい」というさんも多いと思います。
以下の3ステップで、状況を整理してみましょう。
ステップ①:音の出所を確認する
まず、音が「給湯器本体から」鳴っているのか、「リモコンから」鳴っているのかを確認しましょう。
- リモコンから → エラーコードが表示されていないかチェック
- 給湯器本体から → 次のステップへ
リモコンにエラーコードが表示されている場合は、取扱説明書のエラーコード一覧を確認してみてください。
コードによっては「フィルター掃除が必要」などの簡単な対処で解決することもあるかもしれませんよ。
ステップ②:「いつ鳴るか」を把握する
次に、音がどんなタイミングで鳴るのかを観察してみましょう。
- お湯を出した瞬間だけ一時的に鳴って、その後は静か → 空気過剰による一時的な現象の可能性
- お湯を出すたびに毎回鳴る → ファンモーター不具合の可能性
- 給湯器が動いている間ずっと鳴り続ける → 燃焼系の不具合の可能性
- 使っていないのに鳴っている → リモコンの警告音の可能性
「いつ鳴るか」を把握しておくと、業者に相談するときにもスムーズに状況を伝えられますよね。
ステップ③:臭い・煙・異常停止の有無を確認する
最後に、ガス臭・煙・異常停止などの「プラスの症状」がないか確認しましょう。
これらが伴っている場合は、自己判断での使用継続は避けて、速やかに業者へ連絡することをおすすめします。
業者に連絡すべきタイミングの具体例
「どんな状況なら業者に頼めばいいの?」という疑問、わかりますよね。
以下に具体的なケースを挙げますので、当てはまるものがないか確認してみてください。
ケース①:10年以上使っている給湯器でピーピー音が鳴り始めた
10年以上使用している給湯器は、経年劣化によってファンモーターをはじめとする内部部品が傷んでいる可能性があるとされています。
この場合、修理しても別の部品が続けて故障するリスクも出てきますので、修理か交換かを含めて専門業者に相談してみるのがおすすめです。
「まだ動いているから大丈夫かな」と思っていても、ある日突然動かなくなることがあるとも言われています。
寒い冬の朝にお湯が使えなくなったら困りますよね……。
ケース②:ガス臭がして、ピーピーと音が鳴っている
これは最も緊急性の高いケースです。
ガス漏れや不完全燃焼の可能性があり、一酸化炭素中毒など命に関わる危険を伴うこともあります。
給湯器の使用を即座に中止し、換気を行い、ガス会社の緊急連絡先に電話してください。
「もしかしたら気のせいかも」と思っても、臭いを感じたら迷わず行動することが大切です。
ケース③:リセットしても繰り返し同じエラーコードが出る
リモコンにエラーコードが表示されて、一度リセットしても何度も同じエラーが繰り返し出てくる場合は、自己解決できる範囲を超えていると考えた方がいいかもしれません。
メーカーのサポートセンターや、給湯器専門の修理業者に連絡して点検を依頼しましょう。
この記事のまとめ:給湯器のピーピー音は「正体の確認」が最初の一歩
給湯器から「ピー」「ピーピー」と音が鳴るとき、焦ってしまうのは自然なことですよね。
でも、この記事で一緒に確認してきたように、まずは「どんな音が」「いつ」「どこから」鳴っているのかを整理することが大切なんですね。
- 本体からの異音か、リモコンの警告音かを確認する
- 一時的に鳴るのか、繰り返し鳴り続けるのかで判断する
- ガス臭・煙・異常停止などが伴う場合はすぐに使用を中止する
- 10年以上の使用歴があれば、早めに業者に点検を依頼する
- エラーコードが表示されている場合は取扱説明書を確認、繰り返す場合は業者へ
「たまに鳴るだけだし大丈夫かな」と思っていたピーピー音も、放置することでファンモーターの故障が進んだり、突然動かなくなったりするリスクがあるとされています。
早めの対処が、結果的にコストや手間を抑えることにつながることも多いんですよね。
もし今まさに「うちの給湯器、どうしよう……」と悩んでいるさんがいたら、まずはこの記事で紹介した3つのステップを試してみてください。
「ガス臭がする」「毎回必ず鳴る」「10年以上使っている」のどれかに当てはまるなら、きっと早めに専門家に相談した方が安心できますよ。
ひとりで抱え込まずに、ぜひ一歩踏み出してみてくださいね。