
お風呂に入ろうとお湯を出したとき、「パチッ」「ボッ」という給湯器の着火音が気になったことはありませんか?
いつもと違う音がしたり、大きな音がしたりすると、「これって大丈夫なの?」と不安になりますよね。
実は給湯器の着火音には、正常な作動音と故障や危険のサインになる異常音があるんですね。
この記事では、給湯器の着火音について、どんな音が正常でどんな音に注意すべきなのか、私たちと一緒に詳しく見ていきましょう。
音の違いを知っておけば、万が一のときも慌てずに対処できるようになりますよ。
給湯器の着火音、実は正常なことが多いんです

結論からお伝えすると、給湯器から聞こえる「パチッ」「ボッ」という音の多くは、正常な作動音とされているんですね。
給湯器はお湯を作るときに、ガスに点火する必要があるので、その際に音が出るのは自然なことなんです。
ただし、音の大きさや回数、種類によっては故障や危険のサインになる場合もあるので、注意が必要かもしれません。
特に以下のような音が聞こえたら要注意とされています。
- 大きな「ボンッ」という爆発音
- 着火音が5回以上続く
- 今までにない大きな音や頻繁な音
つまり、普段から小さく1〜2回程度の着火音なら心配いりませんが、いつもと違う音には気をつけた方がいいということですね。
なぜ給湯器から着火音がするのでしょうか

給湯器の着火の仕組みを知っておきましょう
給湯器の着火音について理解するには、まずどうやってお湯が作られるのかを知っておくと安心ですよね。
給湯器がお湯を作る流れは、おおまかに次のようになっているんです。
- 点火装置(イグナイター)が高電圧で火花を出します
- ガス電磁弁が開いて、ガスがバーナーへ供給されます
- 炎検知センサー(フレームロッド)が炎を検知して、燃焼を継続させます
このとき、火花が飛ぶ「パチッ」という音と、ガスに点火する「ボッ」という音が出るというわけなんですね。
これらの部品のどれかに不具合があると、正常に点火できなくなってしまうかもしれません。
正常な着火音ってどんな音?
正常な着火音として考えられているのは、以下のような音です。
- 一瞬の「パチッ」:点火スパーク(火花)が飛ぶ音
- 小さな「ボッ」「ボフッ」:バーナーに火がついた瞬間の燃焼音
これらの音が1〜2回程度で、よほど大きくなければ正常な運転音とされているんですね。
毎回お湯を出すたびに聞こえるかもしれませんが、小さくて短い音なら心配する必要はありませんよ。
異常な着火音にはこんな特徴があります
一方で、注意が必要な異常な着火音には次のような特徴があるとされています。
- 大きな「ボンッ」という爆発音がする
- 「ボッ、ボッ、ボッ…」と着火音が何度も続く(特に5回以上)
- 今まで聞いたことがないような大きな音がする
- 音の頻度が以前より明らかに増えた
こういった音は、点火不良や部品の劣化、未燃ガスの滞留などの異常の可能性があるんですね。
特に使用年数が8〜10年前後の給湯器で異音がする場合は、そろそろ寿命かもしれません。
具体的にはこんなケースに注意してください

【ケース1】着火音が5回以上続くとき
給湯器が点火しようと何度も試みている状態で、これは明らかに異常のサインとされています。
主な原因として考えられるのは以下のようなものです。
点火装置(イグナイター)の劣化
電極が摩耗したり腐食したりすると、火花が弱くなってしまうんですね。
そうすると何度も着火を試みるため、着火音が5回以上続くことになるかもしれません。
炎検知センサー(フレームロッド)の汚れ
炎はついているのに、センサーが炎を検知できない状態になっているかもしれません。
すると「ついた→消えた→再着火」を繰り返して、着火音が連続してしまうというわけなんです。
ガス電磁弁の異常
ガスの開閉が不安定になると、点火と消火を頻繁に繰り返すことがあります。
その結果、「パチパチ」「ボッボッ」という音が続くことになるんですね。
ガス・水圧の問題
もしかしたら、ガスの元栓が完全に開いていなかったり、ガスメーターの安全装置が作動していたりするのかもしれません。
また、節水のために水量を絞りすぎていると、そもそも正常に点火できない場合もあるんです。
【ケース2】大きな「ボンッ」という爆発音がするとき
これは特に注意が必要な症状なんですね。
「ボンッ」という小さな爆発音は、ガスが一瞬溜まってから点火し、爆発的に燃焼している可能性があるとされています。
なぜ爆発音が出るのでしょうか
爆発音の原因として多く挙げられるのは以下のようなものです。
- ガス供給部品の経年劣化による未燃ガスの滞留
- 点火タイミングの不良
- 燃焼系・電装系部品の故障
放置すると危険なんです
こうした状態を放置すると、次のようなリスクにつながるおそれがあるとされているんですね。
- ガス漏れ
- 不完全燃焼
- さらなる爆発のリスク
一度でも大きな爆発音を聞いたら、様子見せずに専門業者さんに相談することをおすすめします。
安全第一で考えましょうね。
【ケース3】ガス臭や黒煙を伴う場合
もし着火音と一緒にガス臭がしたり、黒い煙が出ていたりしたら、すぐに使用を中止してください。
これは不完全燃焼やガス漏れの危険がある状態かもしれません。
以下の対処が必要とされています。
- 給湯器の使用を即座に停止する
- ガスの元栓を閉める
- 窓を開けて換気する
- ガス会社や専門業者に連絡する
火気は絶対に使わないようにしてくださいね。
自分でできるチェックポイントはこちらです
異音が気になるとき、業者さんを呼ぶ前に自分でチェックできることもあるんですよ。
ただし、異臭・黒煙・大きな爆発音がある場合は即使用中止が前提ですので、注意してくださいね。
まずは基本的なことを確認してみましょう
- ガスの元栓が全開になっているか確認してみてください
- ガスメーターの安全装置が作動していないか見てみましょう(作動していたら復帰操作を行います)
- リモコンのエラーコードを確認して、取扱説明書で意味を調べてみてください
- 蛇口を全開にして水量をチェックしてみましょう(節水しすぎると点火しないことがあります)
こんな場合は自分で対処しないでください
給湯器の内部を分解したり、部品を交換したりするのは危険ですので、絶対にやめてくださいね。
ガス機器は資格を持った専門業者さんでないと、法律上も触れない部分が多いんです。
基本的なチェックをしても改善しない場合や、異音が続く場合は、必ず専門業者さんに相談しましょう。
給湯器の着火音、こう考えておけば安心です
給湯器の着火音についてまとめると、次のようになります。
- 小さな「パチッ」「ボッ」という音が1〜2回程度なら正常な作動音です
- 大きな「ボンッ」という爆発音や、着火音が5回以上続くのは異常のサインかもしれません
- 異音の原因は点火装置や炎検知センサーの劣化、ガス供給の問題などが考えられます
- ガス臭・黒煙・大きな爆発音がある場合は即使用中止してください
- 基本的なチェックをしても改善しない場合は、専門業者さんに相談しましょう
給湯器は毎日使うものだからこそ、小さな変化にも気づきやすいですよね。
「いつもと違うな」と感じたら、それは給湯器からのサインかもしれません。
特に使用年数が8〜10年前後の給湯器で異音がする場合は、そろそろ交換のタイミングという可能性もあるんですね。
修理よりも交換を検討した方が、長い目で見て安心かつ経済的なこともありますよ。
給湯器の音が気になっているあなたへ。
きっとこの記事を読んだことで、どんな音に注意すべきか理解できたのではないでしょうか。
「ちょっと心配だな」と感じたら、早めに専門業者さんに相談してみてくださいね。
安全で快適なお湯のある生活のために、給湯器の声に耳を傾けてあげましょう。
私たちの暮らしを支えてくれる給湯器、大切にしていきたいですね。