給湯器の蛇口を増設するには?

給湯器の蛇口を増設するには?

ベランダでペットを洗うときや、お庭で洗車をするとき、「ここでお湯が使えたらなぁ」って思うことありますよね。

冬場の冷たい水での作業は本当につらいですし、できればお湯を使いたいと感じている方も多いんじゃないでしょうか。

給湯器の蛇口を増設すれば、こうした悩みが解決できるかもしれませんね。

この記事では、給湯器の蛇口を増設する方法や費用、DIYでできるのか、どんな点に注意すべきかなど、気になるポイントを一緒に見ていきましょう。

給湯器の蛇口増設には2つの方法があります

給湯器の蛇口増設には2つの方法があります

給湯器の蛇口を増設したいとき、実は大きく分けて2つの方法があるんですね。

それぞれの方法で費用も難易度も変わってきますから、まずはどちらが自分に合っているか考えてみませんか?

専門業者による本格的な配管工事

一つ目は、プロの業者さんに依頼して配管を分岐させる方法です。

給湯器の配管に分岐部材(チーズや分岐水栓と呼ばれるもの)を取り付けて、新しい配管を伸ばして蛇口を設置してもらうんですね。

費用相場としては、簡易な工事であれば1万5千円から3万円程度とされています。

壁に穴を開けたり、長い距離の配管が必要だったり、地中に埋設したりする場合は、4万円から8万円程度かかることもあるようですね。

既存の蛇口に分岐金具を取り付ける簡易な方法

もう一つは、今ある蛇口に分岐金具を付けるだけの方法です。

ツインコックやホース分岐金具といった部品を使って、洗濯機とホースを同時につなぐような感じで2口にするんですね。

これだと部材費は数百円から数千円程度で済みますから、お財布に優しいかもしれません。

ただし、これは厳密には「蛇口の口数を増やすだけ」なので、新しい場所にお湯を引く本格的な増設とは少し違うんですよね。

なぜ給湯器の蛇口増設にはこの2つの方法があるの?

なぜ給湯器の蛇口増設にはこの2つの方法があるの?

そもそも給湯器の配管ってどうなってるの?

給湯器には「水側(給水)」と「湯側(給湯)」という2つの配管があるんですね。

どこで分岐するかによって、「水だけ増設」なのか「お湯を増設」なのかが決まってくるんです。

きっと多くの方が求めているのは「お湯」の方ですよね。

お湯の配管から分岐させれば、ベランダや庭先でも温かいお湯が使えるようになるわけです。

工事の規模で費用が大きく変わる理由

費用が幅広いのは、工事の内容によって作業量が全然違うからなんですよね。

給湯器のすぐ近くに蛇口を1つ増やすだけなら、配管の長さも短くて済みますし、比較的簡単な作業で終わります。

でも、遠い場所まで配管を伸ばしたり、壁を貫通させたり、寒冷地では保温材を巻いたりする必要があると、作業時間も材料費も増えていくんですね。

地中に配管を埋める場合は土を掘る作業も必要になりますから、どうしても費用が高くなってしまうわけです。

DIYでできる範囲とプロに頼むべき範囲

最近は、給湯器の蛇口増設をDIYで挑戦する方も増えているようですね。

YouTubeや個人ブログで詳しく手順を紹介している方もいらっしゃいます。

でも実は、水道やガスの工事には資格が必要な部分もあるんですよね。

給水装置工事主任技術者やガス可とう管接続工事監督者といった資格を持った方でないと、触れない部分があるんです。

それに、給湯器の配管を自己判断でいじってしまうと、漏水や給湯器の故障、最悪の場合は保証対象外になってしまうリスクもあります。

だからこそ、どこまでが自分でできて、どこからプロに頼むべきか、しっかり見極めることが大切なんですね。

給湯器の蛇口増設、具体的にはどうするの?

給湯器の蛇口増設、具体的にはどうするの?

具体例①:ベランダでペットを洗うためのお湯を引く場合

たとえば、ベランダで愛犬を洗いたいという方も多いですよね。

この場合、屋外に設置されている給湯器からベランダまで配管を延長して、簡易的な蛇口を取り付けるという方法があります。

給湯器がベランダの近くにあれば、比較的短い配管で済むので、費用も1万5千円から3万円程度で収まることが多いようです。

業者さんに依頼すれば、給湯配管に分岐水栓を取り付けて、ホースをつなげる蛇口まで設置してくれますよ。

DIYでやる場合は、給湯器のカバーを外して配管を取り外し、分岐水栓を挟んで再接続する…という手順になるんですが、初めての方にはかなり難易度が高いかもしれませんね。

具体例②:駐車場でお湯を使って洗車したい場合

冬場の洗車って、水が冷たくて本当に大変ですよね。

駐車場までお湯を引くとなると、給湯器から距離がある場合も多いんじゃないでしょうか。

この場合は、長距離の配管工事が必要になるため、費用は4万円から8万円程度かかることもあるようです。

また、地面を掘って配管を埋設したり、外壁に沿って配管を這わせたりする工事も必要になるかもしれませんね。

寒冷地であれば、配管が凍結しないように保温材でしっかり包む必要もあります。

これはDIYでやろうとすると、工具や材料を揃えるだけでも大変ですし、万が一失敗したときのリスクも大きいですから、プロに任せる方が安心かもしれませんね。

具体例③:庭の水道をお湯に変えたい場合

お庭に元々水道がある方も多いと思います。

「この水道、冬は冷たくて使えないから、お湯にできないかな?」という相談も多いんですよね。

既存の水道の配管をお湯の配管に変更する工事になるので、これも業者さんにお願いすることになるでしょう。

配管の距離や施工状況によって異なりますが、3万円から5万円程度が目安とされています。

既に配管が通っている分、新規で引くよりは費用を抑えられることもあるようですね。

DIYで給湯器の蛇口を増設するときの注意点

配管の規格(ネジ規格)を間違えると大変なことに

DIYで挑戦するときに一番気をつけたいのが、配管の接続規格なんですよね。

給湯器や配管には、R3/4、G1/2、PJ3/4、20A、13Aといった様々な規格があります。

これが合わないと、ねじ込みができなかったり、漏水してしまったり、無理にねじ込んで部品を破損してしまったりするんです。

ホームセンターで部品を買うときは、必ず今ある配管の規格を確認してから選ぶようにしてくださいね。

規格が違う場合は、異径継手や変換ニップルといった部品を組み合わせる必要もあります。

このあたりが分からない場合は、無理せず専門家に相談するのが安全かもしれませんね。

シールテープとパッキンでしっかり漏水対策を

配管をつなぐときには、シールテープやパッキンを適切に使うことが大切なんです。

これらをきちんと巻かないと、接続部から水漏れしてしまうんですよね。

シールテープは、ネジ山に時計回りに巻いていくのが基本です。

巻きが足りなくても、多すぎても良くないので、適切な回数(一般的には5~7回程度)を守ることが重要とされています。

作業後は必ず通水して、漏水がないかしっかり確認しましょうね。

凍結対策も忘れずに

寒冷地にお住まいの方は、配管の凍結対策も必要になってきます。

屋外に配管を通す場合、冬場に配管内の水が凍って破裂してしまうことがあるんですよね。

保温材で配管を包んだり、ヒーターを巻いたりする必要があるかもしれません。

こういった対策をしないと、春になって氷が溶けたときに水浸しになってしまうこともあるんです。

お住まいの地域の気候に合わせて、しっかり対策することが大切ですね。

給湯器の蛇口増設で気をつけたい安全面と法律面

資格が必要な工事もあるんです

実は、水道工事やガス工事には有資格者でないとできない作業があるんですよね。

給水装置工事主任技術者という資格がないと、公共の水道管から分岐する工事はできませんし、ガス配管に関わる部分はガスの資格が必要になります。

もしかしたら「自分の家の配管なんだから自由にやっていいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、法律で決まっているんですね。

無資格で工事をしてしまうと、法律違反になってしまう可能性もあるので注意が必要なんです。

給湯器の保証が切れてしまうリスク

給湯器の配管を勝手にいじってしまうと、メーカー保証の対象外になってしまうこともあるんです。

もし給湯器が故障したときに、「配管を改造しているので保証できません」と言われてしまったら、困ってしまいますよね。

特に新しい給湯器でまだ保証期間内の場合は、慎重に考えた方が良いかもしれません。

工事をする前に、メーカーや設置業者に相談してみるのも一つの方法ですね。

漏水事故のリスクも考えて

配管工事で一番怖いのが、漏水による建物の損傷なんですよね。

特に集合住宅にお住まいの方は、階下に水漏れしてしまうと大変なことになります。

賠償問題にもなりかねませんから、本当に注意が必要なんです。

DIYで挑戦する場合は、こういったリスクも十分に理解した上で、自己責任で行うことになります。

不安がある場合は、やはり専門業者さんに依頼する方が安心ですよね。

屋外設置と屋内設置、どちらが増設しやすい?

屋外設置の給湯器は比較的作業しやすい

屋外に給湯器が設置されている場合は、配管にアクセスしやすいので、増設工事もしやすいんですね。

給湯器のカバーを外せば配管が見えますし、ベランダや庭への配管延長も比較的スムーズに進められることが多いようです。

費用も抑えられる傾向にあるので、屋外設置の方は増設を検討しやすいかもしれませんね。

屋内設置の場合は壁貫通が必要なことも

一方、屋内に給湯器がある場合は、壁を貫通させて配管を屋外に出す必要があるかもしれません。

壁に穴を開ける作業が入ると、どうしても費用も高くなりますし、建物の構造によっては難しいこともあるんですよね。

賃貸住宅の場合は、大家さんや管理会社の許可も必要になってきますから、事前にしっかり確認することが大切ですね。

まとめ:給湯器の蛇口増設は計画的に進めましょう

給湯器の蛇口を増設する方法には、専門業者による本格的な配管工事と、既存蛇口に分岐金具を付ける簡易な方法があるんですね。

費用は工事の内容によって1万5千円から8万円程度と幅広く、配管の距離や壁貫通の有無などで変わってきます。

DIYで挑戦することもできますが、配管の規格を間違えないこと、シールテープで漏水対策をすること、資格が必要な部分には手を出さないことが大切なんですよね。

特に給湯器の保証が切れてしまったり、漏水事故を起こしてしまったりするリスクもありますから、不安な場合は無理せず専門業者さんに相談するのが賢明かもしれません。

ベランダや庭でお湯が使えるようになれば、ペットのお風呂や洗車、ガーデニングなど、生活の質がぐっと上がりますよね。

あなたに合った方法で快適な暮らしを手に入れましょう

「お湯が使えたらいいな」と思っているなら、まずは今の給湯器の状況を確認してみませんか?

屋外設置か屋内設置か、配管をどこまで延ばす必要があるか、予算はどれくらい用意できるか、DIYの経験はあるか…こういったことを整理してみるといいですね。

そして、複数の業者さんに見積もりを取ってみるのもおすすめです。

きっと、あなたのお家に合った最適な方法が見つかるはずですよ。

冬の冷たい水から解放されて、快適にお湯が使える暮らし、一緒に実現させましょうね。