
突然かかってくる「給湯器の無料点検」の電話、受けたことはありませんか?
「リンナイのメンテナンスです」「ノーリツから委託されています」なんて言われると、なんだか本当のような気がしてしまいますよね。
でも、ちょっと待ってください。その電話、もしかしたら悪質な業者からのものかもしれません。
実は2023年度、給湯器の点検商法に関する相談件数は前年度の約3倍にも急増しているんですね。
この記事では、給湯器点検を名乗る電話の実態と、私たちがどう対処すればいいのかを一緒に見ていきましょう。大切なご家族を守るために、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
給湯器点検の電話は断るべきです

結論から申し上げますと、突然かかってくる給湯器点検の電話には応じないことをおすすめします。
リンナイやノーリツといった大手給湯器メーカーは、お客様からの依頼なしに無料点検の電話や訪問を行うことは一切ありません。
これは各メーカーが公式に発表している事実なんですね。
もし「メーカーから委託された」「無料キャンペーン中」などと言われても、それは悪質業者によるなりすましの可能性が非常に高いんです。
2024年2月には国民生活センターが正式に注意喚起を発行しており、特に高齢者の方を中心にトラブルが多発していることが報告されています。
安心して毎日お風呂に入れるように、まずは「知らない業者からの電話には応じない」という姿勢が大切ですよね。
なぜ給湯器点検の電話が危険なのか

悪質な「点検商法」の実態
給湯器の点検を名乗る電話、これは「点検商法」と呼ばれる詐欺的な手口の一つなんですね。
どんな仕組みかというと、まず電話で「無料点検」を持ちかけて、お宅に上がり込むことが目的なんです。
家に入ってしまえば、簡単な確認をした後で「このままでは危険です」「すぐに壊れますよ」「火災の恐れがあります」と不安を煽ってくるんですね。
給湯器は毎日使うライフラインだからこそ、「壊れたら困る」という心理につけ込まれやすいんです。
そして、その場で高額な交換工事の契約を迫られる、というのが典型的な流れになっています。
急増する相談件数の背景
2023年度の給湯器点検商法に関する相談件数は1099件と、2022年度の約3倍にも急増しました。
なぜこんなに増えているのかというと、コロナ禍以降、在宅時間が増えたことで電話や訪問を受けやすくなったことも一因かもしれませんね。
また、特に70歳以上の高齢者の方がターゲットにされやすいという傾向があります。
一人暮らしの方や、日中ご自宅にいらっしゃることが多い方は、より注意が必要ですよね。
全国の自治体も警告を発信していますが、まだまだ被害は後を絶たない状況なんです。
メーカーが絶対に行わないこと
リンナイ、ノーリツ、パロマなどの大手給湯器メーカーには、共通したルールがあります。
それは、お客様からの依頼なしに電話や訪問による無料点検を行わないということなんですね。
メーカーには「あんしん点検」という有料の点検サービスがありますが、これも必ずお客様ご自身が事前に申し込む必要があります。
つまり、突然「メーカーです」と名乗る電話がかかってきた時点で、それは本物ではないということになりますよね。
「委託業者」と言われても同じです。正規の委託業者が突然連絡してくることはありません。
実際の被害事例から学ぶ

事例1:「火災の危険」と言われて交換を契約
Aさん(75歳)の元に「ノーリツのメンテナンス担当」と名乗る業者から電話がありました。
「お使いの給湯器の無料点検キャンペーン中です」と言われ、日頃から給湯器の調子が気になっていたAさんは点検をお願いすることにしたんですね。
業者が来て5分ほど見た後、「これは危険です。すぐに壊れますし、火災の恐れもあります」と深刻な顔で言われました。
不安になったAさんは、その場で50万円の給湯器交換契約を結んでしまいました。
後日、息子さんが「それはおかしい」と気づき、消費生活センターに相談。幸いクーリングオフ期間内だったため契約を解除できましたが、とても怖い思いをされたそうです。
事例2:「リンナイから委託された」と訪問
Bさん(68歳)の自宅に、「リンナイから委託されて点検に来ました」と業者が訪問してきました。
身なりもきちんとしていて、会社名入りの制服も着ていたため、疑わずに家に入れてしまったんですね。
点検後「部品が劣化しています。このままでは一酸化炭素中毒の危険があります」と言われ、即日交換を勧められました。
Bさんは一度断ったものの、「今日中なら特別価格」「明日以降は責任が持てません」と強く迫られ、40万円の契約をしてしまいました。
後からリンナイの公式サイトを確認したBさんは、そのような訪問を行っていないことを知り、すぐに消費者ホットライン188に連絡したそうです。
事例3:チラシを見て電話したつもりが
Cさん(72歳)の郵便受けに「給湯器点検・修理」というチラシが入っていました。
ちょうど給湯器の調子が悪かったCさんは、そのチラシの番号に電話をかけてしまったんですね。
翌日来た業者は「これは完全に寿命です。今すぐ交換しないと危険」と言い、見積もりは60万円。
高すぎると思ったCさんが、信頼できるガス会社に相談したところ、「まだ修理で十分使える」と言われ、修理費用は3万円で済みました。
知らない業者のチラシには要注意ですよね。
身を守るための具体的な対処法

電話がかかってきたら
給湯器の点検を名乗る電話がかかってきたら、どう対応すればいいでしょうか。
まず、安易に個人情報を伝えないことが大切です。
名前や住所、使っている給湯器のメーカーなど、何も答える必要はありませんよね。
「結構です」「必要ありません」とはっきり断って、電話を切ってしまって大丈夫です。
もし相手が会社名やメーカー名を名乗った場合は、その場で返事をせず、必ずメーカーや会社の公式窓口に自分で確認してください。
相手が教えた電話番号ではなく、自分でインターネットや電話帳で調べた公式の番号にかけることが重要なんですね。
訪問されてしまったら
突然、給湯器の点検を名乗る業者が訪問してきたらどうしましょう。
まず、インターホン越しに対応して、絶対にドアを開けないことをおすすめします。
「点検の予定はありません」「必要ありません」と伝えて、帰ってもらいましょう。
もし怖くて断れない場合は、「家族に相談します」「後で連絡します」と言って、その場では契約しないことが大切ですよね。
身分証明書を見せられても安心できません。偽造されている可能性もありますからね。
一人暮らしの方は特に、不安を感じたらすぐに家族や近所の方、警察に連絡することをためらわないでください。
万が一契約してしまったら
もし契約してしまっても、諦めないでくださいね。
訪問販売で契約した場合、契約書を受け取った日から8日以内であればクーリングオフができます。
クーリングオフは、理由を問わず無条件で契約を解除できる制度なんですね。
すぐに消費者ホットライン「188(いやや!)」に電話してください。
全国どこからでもかけられて、最寄りの消費生活センターにつながります。
専門の相談員さんが、具体的な手続き方法を教えてくれますから、一人で悩まずに相談してみてくださいね。
正しい点検の受け方
では、本当に給湯器の点検が必要なときは、どうすればいいのでしょうか。
まず、自分から信頼できる業者に連絡することが基本ですよね。
一番安心なのは、普段お世話になっているガス会社に相談することです。
都市ガスやプロパンガスの供給会社なら、給湯器のメンテナンスにも対応してくれることが多いんですね。
また、メーカーの公式サイトから「あんしん点検」を申し込む方法もあります。
複数の業者から見積もりを取って比較することも大切です。
急かされて即日契約する必要は全くありませんから、じっくり検討してくださいね。
まとめ:あなたと家族を守るために
給湯器の点検を名乗る電話や訪問は、多くの場合、悪質な点検商法の可能性が高いことをお伝えしてきました。
大切なポイントをもう一度おさらいしましょうね。
- メーカーや正規業者は、依頼なしに無料点検の電話や訪問をすることはありません
- 突然の電話や訪問には、きっぱりと断る勇気を持ちましょう
- 「火災の危険」「一酸化炭素中毒」などの言葉で不安を煽られても、冷静に対応することが大切です
- 万が一契約してしまっても、8日以内ならクーリングオフができます
- 困ったときは消費者ホットライン「188」にすぐ相談してください
2023年度には1099件もの相談が寄せられ、前年度の3倍にも増えているんですね。
特に高齢者の方が狙われやすい傾向にありますから、ご家族やご近所で情報を共有することも大切かもしれません。
本当に点検が必要なときは、自分から信頼できるガス会社やメーカー公式に連絡する、これを基本にしてくださいね。
一人で悩まないでください
もしかしたら、すでに不安な電話や訪問を受けている方もいらっしゃるかもしれませんね。
「断り切れなくて契約してしまった」「どうしたらいいか分からない」そんな不安を抱えていませんか?
大丈夫です。今からでも遅くありません。
消費者ホットライン「188」は、土日祝日も含めて相談を受け付けています。
専門の相談員さんが、あなたの状況に合わせた適切なアドバイスをしてくれますから、どうか一人で抱え込まないでくださいね。
また、周りの方々にもこの情報を共有していただけたら嬉しいです。
大切な家族や友人、ご近所の方が同じような被害に遭わないように、「突然の給湯器点検には応じない」ということを、ぜひ伝えてあげてください。
私たち一人ひとりが知識を持つことで、悪質な業者の被害を減らすことができるんですね。
安心して毎日の生活を送れるように、一緒に気をつけていきましょう。